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COLUMN

オーランドのゲイクラブ銃撃事件のこと

6月12日(日)未明にフロリダ州オーランドのゲイクラブ「パルス」で起こった史上最悪の銃撃事件について、追悼のコラムをお届けします。できるだけ多くの方が、ショックを和らげ、少しでも前向きな気持ちになれることを祈ります。

オーランドのゲイクラブ銃撃事件のこと

6月12日(日)未明にフロリダ州オーランドのゲイクラブ「パルス」で起こった史上最悪の銃撃事件について、追悼のコラムをお届けします。できるだけ多くの方が、ショックを和らげ、少しでも前向きな気持ちになれるようになることを祈っております。新しい情報が入り次第、度々更新していく予定です。(後藤純一)

 プライド月間のさなかである6月12日(日)未明、フロリダ州オーランドのゲイクラブ「パルス」で、信じられないくらいひどい、恐ろしい惨劇が起こりました。

 このニュースを知って言葉を失い、言いようのない悲しみやショックに打ちひしがれた方も多いと思います。14日(火)には二丁目で追悼イベントが行われ、「この悲しみを誰かと共有したいと思っていた」と語る方もいらっしゃいましたが、地方在住だったり、様々な事情でそういうことができず、まだ深い悲しみや恐怖から抜け出せずにいるような方もいらっしゃるかと思います(そういう方にはこちらの記事が役に立つかもしれません。ぜひ読んでみてください)

 生々しい記述によって再びショックが甦ってきたりすることを避けるため、ここではあえて、何が起こったかということの詳細は記さないでおきますが、これは、アメリカの銃乱射事件としても、LGBTをターゲットにしたヘイトクライム(憎悪犯罪)としても史上最悪の事件でした。

 正直、この未曾有の惨劇について、読者のみなさんを勇気付けられるようなどんな言葉も見つかりませんでした。しかし、悲しみを共有することから始め、少しでも希望が持てたり、よかったと思えたり、前向きな気持ちになれるようなニュースをお伝えしていきながら、できるだけ冷静に真実を、事の本質を見極めていきたいと思います。
 


 まず、犠牲になった方たちのことについてわかる範囲でお伝えします。当然のことながら、亡くなった方たち(その多くは若いヒスパニック系のゲイの方でした)には私たちと同じように恋人や友人や家族がいて、明るい未来を夢見ていた、あるいは、すでに社会で活躍している方たちでした。

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 ルイス・ヴィエルマさん(22歳)は、救急救命臨床技師を目指していた大学生で、オーランドのユニバーサルリゾートの「ハリー・ポッターと禁じられた旅」でバイトしていました。『ハリー・ポッター』シリーズの著者、J.K.ローリングは「彼はまだ22歳でした。涙が止まらない」と追悼のコメントを寄せています。友人のオルガ・グロンバさんは、「面白くて優しい、ちょっとオタクっぽい人で、いじわるなところがなにもなかった。ただ人をにっこりさせたいと、それだけだった」と語っています。

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 ホアン・ラモン・ゲレーロさん(22歳、右写真の左側)とクリストファー・アンドリュー・ライノネンさん(32歳)のカップルは、2人とも亡くなりました。2人は寄り添うように一緒に埋葬されるそうです。ゲレーロさんの父親は「息子はきっとそう願うはずだ。人がどう思おうと構うもんか」と語りました。ゲレーロさんの姉は「彼らは本当に愛しあっていた。葬式じゃなくて結婚式を挙げるはずだったのに…」と語りました。ゲレーロさんはフロリダの大学を出たばかりで、ファイナンシャルアドバイザーの仕事に就こうとしていたそうです。クリストファーさんは高校時代からLGBTの権利のために活動し、アンネ・フランク人道賞を得ていたそうです。

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 エドワード・ソトマイヨール・ジュニアさん(34歳)は、ゲイのための旅行会社のブランドマネージャーとして活躍していた方でした。社長のAl Ferguson氏は、彼の家族とともに病院にいて「空っぽな気持ち。人生で最も悲しい日だ」とコメントしました。

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 スタンリー・アルモドバル3世さん(23歳)。薬剤師として働いていた方で、友人のヘイゼル・ラミレスさんによると「優しくて、かっこいい気取り屋だった」そうです。「すごく自分に誇りを持っていた。ほかの誰よりもメイクが上手で。彼と一緒にいるとすごく楽で、自分らしくいられた」。彼と店内で一緒にいた若い女性は、アルモドバルさんに助けてもらったと語っています。

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 KJ・モリスさん(37歳)は「パルス」のセキュリティでした。以前、ドラァグクィーンとして活躍していたこともあるそうです。母と祖母の介護のため、ハワイからフロリダに引っ越したばかりだったといいます。みんなが口を揃えて「いつも明るい笑顔だった」「明るい太陽のような人だった」と語っています。友人のひとりはホ「ものすごく愛情豊かな人だった。誰かを悪く言ったことなどなかった。何か嫌なことがあった日でも、会えば気持ちが明るくなった」と語っています。

 ほかにも、49人の中でも最も若い犠牲者の一人、ルイス・オマール・オカシオ=カポさん(20歳)、大勢の人が列を作った献血センターに勤務していたアヤラ=アヤラさん(33歳)、「自分らしくいられる場所だったから」と言ってゲイクラブによく行っていた女性、アマンダ・アルビアさん(25歳)、そのお友達の女性、メルセデス・マリソル・フローレスさん(26歳)、リロイ・バレンティン・フェルナンデスさん(25歳)とザビエル・エマニュエル・セラーノ・ロサドさん(35歳)のカップル、プエルトリコ出身のアンヘル・L・カンデラリオ=パドロさん(28歳)、アフリカ系アメリカ人のテビン・ユージーン・クロスビーさん(25歳)、最近同性婚したばかりだというエリック・アイヴァン・オルティス=リヴェラさん(36歳)らが写真とともに紹介されています。ピーター・O・ゴンザレス=クルズさん(22歳)の母親は、Facebookに寄せられたたくさんの追悼コメントを寄せてくれた友人たちに対して「私もみなさんと同じように、深い、計り知れない痛みを感じています」「息子のためにこんなに愛を伝えてくれるなんてありがとう。心から感謝しています」とコメントしたそうです。
(詳しくはこちらこちらをご参照ください)

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 その後、地元の「Orlando Sentinel」紙が49名の犠牲者全員についての詳細な記事を出しました。1人1人の名前や年齢だけでなく、どんな人生を送ってきたか、どんな人だったか、どんな夢を持っていたか…というストーリーが語られ、家族や友人が故人を偲んで語っている動画も見ることができます。(2016.6.16)



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「パルス」の店内はこんな感じでした

 すでに多くの方が紹介していますが、事件が起こった「Pulse(パルス)」のことをお伝えします。
「パルス」の共同経営者であるバーバラ・ポーマさんは、この店を、エイズで亡くなった弟のジョンさんへの思いを込めて、LGBTQコミュニティの礎となるような場所にしました。日替わりでいろんな音楽を楽しめるクラブでありつつ、毎月LGBT関連の教育イベントも行われています。ジョンさんが喜ぶようにと、ゲイテイストな内装にして、2004年にオープンしました。
 Pomaさんの一家は、厳格で伝統を重んじるイタリア系の一家でした。しかし、ジョンさんが家族や友人にカミングアウトすると、一家は受容と愛情にあふれた家族に変わったのだそうです。
 Pulse(鼓動)という店名には、ジョンさんの鼓動が聞こえるようにという意味が込められています。
「パルス」で何度もパフォーマンスをしているジア・ガンさんは「パルスは人々がやってきて、自分自身になれるような、安全な環境を作っていた」と語っています。
 オーランドの老舗LGBTQクラブ「Parliament House」のマネージャー、ダン・シュワブさんは「単なるクラブじゃなかった。そこは足を運んで、コミュニティの助けを、必要な援助を受ける場所だった」と語っています。
 事件があった土曜の夜は、トランスジェンダーの方が企画したラテンナイトが開催されていたそうです。
(詳しくはこちらこちらをご参照ください)

 

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 事件直後、多くの人たちが献血するために血液センターの外にできた列に何時間も並びました。しかし、アメリカでは、男性と性交渉を持った男性は、最後の性交渉から1年が経過していない限り献血が認められておらず、多くのゲイの方が献血することができません。男性のパートナーと結婚し、安定した性生活を送っているLGBTコミュニティセンター勤務のロブ・ドメニコさんは「仲間を救うため、私が最も必要とされているときに、何もできない。本当に悔しいです」と語りました。一方、大勢のストレートの方たちが献血に訪れていることに感謝していました。(詳しくはこちら


 この痛ましい事件について、オバマ大統領はホワイトハウスで会見し、次のように語りました。
「LGBTの友人たちやアメリカ国民にとって、こんなにつらい日はありません。犯人はみんなが友達を探したり、踊ったり、歌ったり、生きることを享受するナイトクラブを標的に選びました」
「今回の犠牲者のみなさんが襲撃されたこの場所は、ただのナイトクラブ以上のところであって、ここで(LGBTの)みなさんは連帯感を強め、お互いに励まし合い、みんなで集っては問題意識を高め、自分の意見をつまびらかにしてみては自分たちの公民権の実現を訴えていくような場所でもあったのです」
「ですから、今回の事件は人種、民族性、信仰、性的指向などどは無関係に、どんなアメリカ人への襲撃も我々アメリカ人全員への襲撃に等しいということをはっきりと気づかせるもので、さらにアメリカという国を成り立たせている、人はみな平等であって尊いという基本的な価値観への攻撃であることも気づかせるものなのです。どのような憎しみからの行為やテロ行為も我々をアメリカ人たらしめている価値観を変えることなど決してありえないのです」
「これがテロ行為であること、ヘイト(憎悪)による行為であったと言えることはわかっています。アメリカ人として我々は全員が嘆きと怒りを感じていますし、国民を守ることを決意しています」 
(詳しくはこちら


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司会のジェームズ・コーデン。
胸にシルバーのリボンをつけています

 12日夜開催の第70回トニー賞授賞式の運営団体は「昨夜オーランドで起こった想像を絶する悲劇に心が痛みます。われわれの思いは被害を受けた家族や友人と共にあります。トニー賞は今夜の式典を彼らにささげます」と声明を発表し、授賞式の参加者は、犠牲者を悼むために作成された銀色のリボン「Tonys Ribbon」を身に着けて式に臨みました。 
 司会を務めたジェームズ・コーデンは、式が始まると「あなた方の悲劇は私たちにとっても悲劇です。劇場という場所においては、人種も宗教も性別もジェンダーも全て等しく、受け入れられ、愛されるものです。悪意が勝つことは絶対にないのです。われわれは共にそのことを確認する必要があります。今宵のトニー賞はその原則のもとで行われます」とあいさつしました。
 今回13部門で16ノミネートの新記録を作った作品『ハミルトン』の作者、リン=マヌエル・ミランダさんも受賞のスピーチで犠牲者に捧げる詩を朗読し、「愛は、愛は、愛は、愛は、愛は、愛は、愛は、愛は、殺されることも片づけられることもありません」と強い言葉で哀悼しました。
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 また、12日夜にベルギーのアントワープでコンサートを行っていたアデルは、コンサートの初めに「このコンサートをオーランドのナイトクラブのみんなに捧げます」と語り、観客の拍手を浴びました。そして涙ながらに「LGBTQAコミュニティは、私が幼かった頃から私を支えてくれる同志のような存在だったから、感情的になってしまいました。だから私はこの事件にとても動揺しています」と語りました。
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 12日夜にワイト島フェスティバルのヘッドライナーを務めたクイーン+アダム・ランバート。オープンリー・ゲイのアダムは、事件を受けて「この曲は、昨晩フロリダ州オーランドで命を失った人々と、意味のない暴力や憎悪の犠牲になってきた人々に捧げます」と語り、「Who Wants to Live Forever」を熱唱しました。(詳しくはこちら


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左からワン・ワールド・トレード・センター、エッフェル塔、UEL会場

 ゲイクラブ銃撃事件の犠牲者を悼み、世界中の街で、例えばニューヨークではワン・ワールド・トレード・センターや市庁舎などが、パリではエッフェル塔が、ベルギーのブリュッセルでは世界遺産にも登録されている広場グランプラスの建物が、アムステルダムでは王宮がレインボーカラーにライトアップされました。また、パリで開催中のUEFAサッカー欧州選手権(UEL)の会場では、大型スクリーンにレインボーフラッグが映し出されました。



 セレブたちは続々と追悼のコメントを発表しました。本当にたくさんの方たちがTwitterなどで悲しみや怒りの気持ちを綴っているのですが、ここではごく一部をご紹介します。
マドンナ
「オーランドであったことは悲劇よ。私の心は銃撃で犠牲になった人々とその家族と共に。憎しみから起きる犯罪はやめて!!!」
レディー・ガガ
「犠牲者の家族のために祈っています。伝染病のように銃の乱射が起こっている世の中だけど。痛みと同じくらい、世界のみんなから慈悲とサポートが届きますように」
「多くの人にとって今回の事件は絶対に忘れられない、本当に心が傷むものだったと思います。このような現状を変えていくために、私たちには何ができるのか、を世界中の人に考えてほしいと思います」
「誇りをもって立ち上がりましょう。みんなが持っているもの。憎しみの反対は愛。この2日間、苦しんでいるLGBTQコミュニティのために心から追悼します」
アリアナ・グランデ
「たくさんの暴力。私の心は痛いわ。私が届けられるだけの人に光と愛を送ります」
「どうしてこんなに1人の人が憎しみを持つことができるの??? 私の心は……本当に壊れてしまった。オーランドの犠牲者の家族に祈りを捧げます。本当に残念です」
クイーン・ラティファ
「何者かになるために誰かを殺す必要なんてない! オーランドのLGBTQコミュニティのことを思うと胸が張り裂けそう。私たちは一つよ。アメリカよ立ち上がれ!」
グロリア・エステファン
「私がホームと思っているオーランドで、こんな惨劇が起きたことを、本当に痛ましく感じています。こんな時だからこそお互いを愛し、何とか状況をよくしていけるという希望を失わないことが大切。愛こそが闇から抜け出し、光へと向かわせてくれる。犠牲者のご冥福を祈ります」
エレン・ペイジ
「私の心は犠牲者と家族と共にあります。私たちのコミュニティはこの大きな損失に苦しんでいます。今まで以上に闘わなくては」
エルトン・ジョン
「(「闇は闇を消し去ることができない。光だけができる。憎しみは憎しみを消し去ることができない。愛だけができる」というキング牧師の言葉を添えて)私の心は犠牲者と家族と共にある」
ジャスティン・ティンバーレイク
「残酷だ。アメリカが支持していることと反している。僕は人々に喜びを与えるために、ダンスしてもらうために、感じてもらうために、愛してもらうために音楽を作ろうとしている。だって、その行動以上にピュアで美しいものはない。アメリカ史上最も大きな銃撃事件になってしまって心が痛いです。僕は昔そこに住んでいたんだ。僕たちの目が覚めて、僕たちはみんな同じだってことに気づくことを願っているよ。ただの人間なんだ。1つの生き物だよ。ただ愛されたいんだ」 
シンディ・ローパー
「オーランドの銃乱射事件を受けて打ちひしがれているわ。わたしの心は犠牲者の遺族と共にあります。セミ・オートマティックの銃をなんでこんなに簡単に入手できるの?」
アダム・ランバート
「オーランドでの恐ろしい悲劇は、テロリズムの問題であり、銃規制の問題でもある。そして、鳥肌の立つようなヘイトクライムでもある。この事件を分類したり、政治問題化しようと議論してる論評を僕のフィードで見ると、うんざりするんだ。これは民主党や共和党の問題じゃない。LGBTQの問題だけでもない。これは人類の問題なんだよ。50人の命が亡くなったんだ。何よりも先に、僕らはあるべき敬意を払えるか、考えてみようよ。犠牲者の遺族にできることをしてください。僕らは哀悼し、向き合わなくちゃいけないんだ」
テイラー・スウィフト
「今週、愛した人々を埋葬するときには、考えが及ばないほどの凄まじいこの悲劇に直面し、私たち何百人もが、あなたたちへ愛と心からのお悔やみを寄せていることを、どうか知っておいてください」(犠牲者49名の名前を手書きで綴った写真とともに)
ファレル・ウィリアムス
「人が憎む理由を理解することはないだろう。オーランドの悲劇についてどれだけ悲しんでいるか、表現する言葉がないよ」


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 世界中で追悼集会も開かれています。
 オーランドでは13日夜、数千人が参加して犠牲者を追悼する集会が開かれました。オーランドのダイヤ-市長が「私たちは悲しみと怒りの中にあるが、必ず乗り越える」と呼びかけ、「パルス」の店員がステージに立つと大きな拍手が沸き起こりました。続いて犠牲になった49人のうちこれまでに身元が明らかになった48人の名前が読み上げられ、人々はキャンドルに火を灯して黙祷を捧げました。
 同日、全米100ヶ所以上で性的マイノリティ団体による集会が開かれました。このうちニューヨークのダウンタウンでは、数千人が道路を埋め尽くし、犠牲者への追悼と連帯の意思を示しました。集まった市民からは「犠牲者や被害者との連帯を示すために参加した」「フロリダだけでなく全米で性的マイノリティの安全が守らなければならない」といった声が聞かれました。
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 13日のロサンゼルスの追悼式には、レディー・ガガが姿を現して人々を驚かせました。市庁舎前に集まって立っていた何千人もの人々に向けてガガは、感情を込めたスピーチを行いました。
「アメリカ史上最大の銃乱射事件を目撃して、私はこうした偏見に満ちた犯罪に大きな嫌悪感を感じざるを得ません。これは人間性そのものに対する攻撃なのです」
「これはあらゆる人に対する攻撃なのです」
「今夜、私はみなさんと一緒に厳粛な気持ちで、一人の人間としてここに来ました。平和と誠意、ひたむきさと連帯感をもって、本当に、罪もなく美しい人々の悲劇的な死を悼みましょう」
こう語った後、ガガは涙を流しながら、銃乱射の被害者となった49人の名前と年齢を読み上げました。 
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2016.6.15


  

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 ポール・マッカートニーは、6月14日にベルリンで行ったコンサートで、レインボーのフラッグを持ってステージに登場し、観客に向かって「僕らはオーランドと共に団結するんだ」と語りました。(詳しくはこちら

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 エルトン・ジョンは、6月14日にリヴァプールで行ったコンサートで、事件後に偏見と闘うために世界を一つに団結させる「レインボーカラーの愛の波」という希望を見つけることができたと語りました。
「ここ数ヶ月、レディー・ガガと一緒に『ラヴ&ブレイヴリー(愛と勇気)』という僕の基金に取り組んでいたんだ。この基金はどんな人であっても全員を受け入れる愛を持つことについてのものなんだ。特に、あなたと違う人であっても、それを示す勇気を持とうというね」
「今回のオーランドでの大虐殺みたいな恐ろしいことが起きると、世界中で津波のような激しい感情が衝突し合うんだ。それから、深い悲しみも。被害者と嘆き悲しむ家族のことを考えると、僕たちはショックを受けて、怒りを抱いて、悲しみで打ちのめされてしまう」
「深い悲しみのすぐ後にやってきた波に、僕は驚かされ、力と希望をもらいました。イスタンブールからテルアビブへ、シドニーのオペラハウスからエッフェル塔、エンパイア・ステート・ビル、ホワイトハウスへと押し寄せた、レインボーカラーの愛の波。今日僕は、LGBTコミュニティがオーランドで失ったもの、憎しみ、恥、教義に苦しんできたみんなが失ったものを悼み、称えたいんだ。今夜ここで、僕たちが偏見との闘いにおいて優位に立っていると言いたい。世界中のレインボーが、そういう人達相手に、僕たちが勝てること、そして勝つことになることを教えてくれているんだ」
 こう語った後、エルトン・ジョンは「Don’t Let the Sun Go Down On Me」を演奏し、感動を与えました。
(詳しくはこちら

 ジャネット・ジャクソンは14日、「あなた達が忘れられることはない #WeAreOrlando #Unbreakable」とのコメントとともに、最新アルバム『Unbreakable』の収録曲「Shoulda Known Better」をバックに被害者の名前や写真をフィーチャーするLyric Videoを公開しました。映像には、被害者の家族のコメントや銃規制を訴えるオバマ大統領のスピーチも含まれています(こちらでご覧いただけます)

 また、クリスティーナ・アギレラは17日、メッセージソング「Change」を緊急リリースしました(動画はこちら

 他にも、多くのアーティストが『ローリングストーン』誌にその悲痛な気持ちを語っています。
 オープンリー・ゲイのシンガーソングライ ター、ルーファス・ウェインライトは「オーランドでの痛ましい殺人事件は、近年LGBTコミュニティがより受け入れられるようになったことを気付かせてく れた。(そうではあるけれど)世界の多くの国で同性愛者だと打ち明けることは、生死に関わる問題だってことは明らか。そしてこういう恐ろしい事件が悲しい ことに、その赤裸々な事実を浮き彫りにしてる」
 レズビアンであることをカミングアウトしているメリッサ・エスリッジもまた、曲作りをすることで 今回の事件を消化していると語っています。「伝えなきゃいけないという使命感を感じたの。ミュージシャンの役目を果たさなきゃって。ミュージシャンは何百 年もの間、情報源となってきた。私たちは社会の鏡なの。私たちは事件を理解しようとして、人々を癒したいと思ってる。私たちは意味や目的を生み出そうとし てるの。そして、今回の事件を歴史に永遠に記録しておきたいとも思ってる。私はそうやって耐えてるのよ」

2016.6.19



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