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ゲイ用語の基礎知識

クマ系

 太め体型で毛深い人をクマ系(ベア)と言います。太ってなくて毛深い人はオオカミ系(ウルフ)です。

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 レザープライドと同様、アメリカのベア系ゲイたちは「ベアプライド」という旗まで作って運動しています。
 アメリカはマッチョ信仰の国です。肥満は自己管理ができてない証拠として、就職の際も厳しく減点されるそうです。ゲイの間でもごたぶんにもれず、シックスパック(腹筋が6つに割れてる)が断然人気で、クラブに行くと若くてお肌すべすべな(twinkと言われる)マッチョでごったがえしています。1980年代のサンフランシスコでは、盛り上がるゲイシーンの中で、年配だったり太っていたり毛深かったり(その多くは田舎で暮らす労働者階級)というメインストリームから外れて肩身の狭い思いをしている人たちに、なんとかスポットライトを当てよう、華やかな舞台を用意しようという気運が高まりました。そんな中、1987年に「Bear Magazine」が創刊され、毛むくじゃらで太っちょで田舎者なオヤジたちがアイドルとして脚光を浴びるようになりました。1990年代初頭には「Lone Star Saloon」というバーが、ベア系ゲイたちの聖地となり、田舎からたくさんのオヤジたちがそこをめざしてやってきました。そのうちベアクラブというしっかりした組織も創設されました。ベアクラブは年配だったり毛深かったり太っていたりするゲイたちのネットワーク作りを行い、ミスターベアコンテストや IBR(International Bear Rendezvous)など、独自のイベントを運営し、海外からもお客が来るような盛り上がりを見せました。そうしたイベントは、レインボー祭りが毎HIV団体に寄付を行っているように、地域のゲイコミュニティに貢献してきました。

 そういう中で、1996年、ベアコミュニティに最適なフラッグを作ろうと考えたクレイグ・バーンズによって、この「INTERNATIONAL BEAR BROTHERHOOD FLAG」が誕生したのです。世界中の熊が持つ色と熊の足跡によってデザインされたこの旗には「ベアコミュニティへの愛と感謝の気持ち」がこめられています。実はこれ以外にもいくつかフラッグのデザインが草案されましたが、最も広く使われるようになったのがこれだったのです。

 ひとことでBearと言っても、実はいろんなタイプがあります。関連用語を以下にまとめてみました。

Bear:がっちりしていて毛深くてヒゲを生やしてたりするタイプ。ブルーワーカーの男くさい兄貴、オヤジさんというイメージを伴います。(Koala bear:ブロンド Polar bear:白髪 Panda bear:アジア系)

Cub:Bearの若い子バージョン。ちょっと体が小さめだったりウケだったり…Bearの弟分みたいなイメージがあるようです。

Daddy:年配の方全般。Daddy Bearはすごく多いです。

Chub(Chubby):太っている人全般。Bearががっちり〜がちむちなのに対して、Chubはぽっちゃり〜でっぷり。毛深くない人も含みます。

Otter:カワウソという意味です。毛深いけどクマほど大きくなくて、基本細身だけどお腹がちょっと出てたりするタイプ。
 
Chaser:Bear やChubが好きな人で、自身は体が小さい人。自分も太くて太った人が好きな場合「chub4chub」と言います。ChaserにはBearやChub がイケるっていうことでゲイの中でもマイノリティというニュアンスが含まれます。なので、同じマイノリティとしての共感・リスペクトの意味でミスターベア コンテストなどでChaser部門が設けられたりしています。

 こうしたベアムーブメントは世界中に広まり、ベアプライドの旗の下、パレードでフロートを出したり、イベントを行ったり、一大ネットワークが形成されています。日本にもちゃんとベアクラブジャパンという団体があり、ベアプライドの精神を踏まえながら活動しています。

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