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レポート:第14回東京レインボー祭り

8月11日(日)、新宿二丁目で第14回東京レインボー祭りが開催されました。少し雨が降ったもののちょうど過ごしやすい感じになり、お祭りは昨年以上の盛り上がりを見せました。

レポート:第14回東京レインボー祭り

 今年いちばんの猛暑となっていた8月第2週。10日は都内でも37度超えだったため、11日は熱中症に充分気をつけてくださいと呼びかけられていました。が、レインボー祭りの開始後、ポツポツ雨が降ってきました。幸い、豪雨にはならず、しばらくして雨は止み、お祭りも無事に続けられました。

 そういうわけで予定より少し遅れたものの、小雨の降るなか、お待ちかねの野郎神輿がやって来ました。二丁目の野郎系バーのマスター、スタッフ、お客さんらが参加する毎年恒例の御神輿(担いでるのは二丁目の神様「酒樽」)ですが、雨に濡れていい具合に色気も増して(水もしたたるイイ男)、いつも以上にセクシーさを増していましたよ。
 
 それから、本部テント近くの一角では、第1回レインボー祭り以来となる伝説の企画「パイ投げコーナー」も復活! 「ArcH」「AiSOTOPE」「and」をはじめ人気店のマスターらが顔面にパイをぶつけられ(あるいはぶつけ)、始終歓声が上がり、盛り上がりを見せていました。
 

 16時半頃には、今年初の企画、二丁目のバーのマスターたちによるパフォーマンスがスタートしました。初めに「Kukuna Mahalo」の日出郎さんが登場し、カバーシングルの『シンデレラ・ハネムーン』を歌ってくれました(小さいお子さんも近くで見てて、ほほえましかったです)。それから、BaseのToshiさん、九州男のかつきさんら6人の野郎系マスターたちがダンスを披露(曲は永遠のゲイアンセム『君の瞳に恋してる』)。どこからも見えるようにという工夫でちょっと複雑なフォーメーションが組まれていたのですが、ちょっとかわいらしい振付けで、ハッピー感にあふれたパフォーマンスでした。
 
 ハッピー感といえば、お祭りエリアに流れていたBGMが素敵でした(DJはKAZZさん)。夏らしいJ-popが満載で、もちろんMAXの『Takata'』もかかりましたし、個人的にはTEMPURA KIDZの『はっぴぃ夏祭り』がアガりました。

 やがて、第2弾の御神輿がやって来ました。今度は女性(レズビアンバーの方たち)もいっしょに担ぐミックス神輿です。屋台の前を通りかかると、ママさんたちがドリンクを冷やしてるどぶづけ(アイスボックス)から水をバシャバシャかけていて(中にはウォーターガンでピューっとやる方も)、かけられた方もとても楽しそうでした。


 いよいよ大トリのエイサー演舞です。「新虹」のみなさんは今回、神輿と同じようにお練り歩きからスタートし、パフォーマンスエリアへとやって来ました。「あの衣装のまま犯されたい」とかいう声がささやかれるなか(笑)、数曲が披露され、カチャーシーも終了。あれ、いつものようにみんなで踊るんじゃないんだ?と思っていたら、東京音頭がスタート(新しい試み!)。お客さんもいっしょに盆踊りを楽しんでいました。

 そして祭りはフィナーレを迎えました。実行委員長のToshiさんのかけ声でカウントダウンが行われ、レインボーの風船が一斉に空に上がっていきました。

 一時はどうなることかと思いましたが、ふたを開けてみれば、去年より人出も多かった気がしますし(イケメンさんも多数)、いい感じに盛り上がりました。そして雨のおかげで「かんかん照りよりはいいよね」という感じの適度な涼しさとなり、熱中症で倒れる人も出なかったのは幸いでした。

 二丁目振興会のみなさんの尽力に心から感謝申し上げます。本当におつかれさまでした。ありがとうございました!(振興会だけでなく、たとえばArcH向かいのローソンの店員さんがお祭りの間、ゴミ拾いをしている姿に感銘を受けました。いろんな方たちが協力してお祭りを支えているんですね)

 なお、二丁目振興会では、来年1月13日に初の「冬のレインボー祭り」を企画しているそうです。お楽しみに!


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