FEATURES
World Aids Day 2013
12月1日の世界エイズデーが近づいてきました。今年も厚労省や東京都によるキャンペーン、各地のゲイ・バイセクシュアル男性向け予防啓発団体によるイベントがさまざま催されます。
2ヵ月ほど前、今年の4〜6月の新規エイズ患者報告数が過去最多(新規HIV感染も過去2位)となったというニュースがありました。ゲイ・バイセクシュアル男性の間でのHIV感染も依然として減っていないようです。そんななか、世界エイズデーを前に、今年も厚労省や東京都(をはじめとする自治体)、そして各地のコミュニティによるHIV予防のキャンペーンやイベントが企画されています。
2013年のキャンペーン
まず、東京都は、11月16日から12月15日までを東京都エイズ予防月間として、ダイノジさんらが出演する「WORDS OF LOVE~LET’S TALK ABOUT HIV/AIDS~」という公開収録イベントを開催したり、都内各地で検査イベントを実施したりします。(公式サイトに「HIVマップ」のバナーが出ているのも素敵です)厚労省は「恋愛の数だけHIVを語ろう」というテーマでキャンペーンをスタート。このテーマは、二丁目の「akta」などで開かれたフォーラムで参加者の方たちから寄せられた声をもとに決められたものだそうです。
関連イベントとして、GLAYのTERUさんや元ちとせさん、MayJ.さんらが出演する「RED RIBBON LIVE 2013」や、相川七瀬さんらが出演する「RED RIBBON LIVE 2013 in OSAKA」が開催されます(詳しくはこちら)。世間では、桑田佳祐さんによる5年ぶりの「ひとり紅白歌合戦」や、有名なアニソンアーティストたちによるライブが話題を呼んでいるAct Against AIDSが話題だと思いますが、あわせてご覧になってはいかがでしょうか。
また、「HIV陽性者が安心して社会生活を維持していくための条件を整え、その支援を新たなHIV感染の予防につなげる枠組みを整えていく」ことを目標に立ち上げられたCommunity Action(JaNP+の長谷川博史さんや「akta」の荒木順子さんらが実行委員をつとめます)は、同じ「恋愛の数だけHIVを語ろう」というテーマで今年も全国的なイベント開催のサポートを行います。
全国のコミュニティ・イベント
新宿二丁目の「akta」をはじめ全国でLiving Togetherなイベントが開催されます。ぜひお近くのイベントに足を運んでみてください。
[東京]akta TAG TOUR vol.7 慶應義塾大学三田祭×Living Together
akta TAG TOUR vol.7 慶應義塾大学三田祭×Living Together
日時:11月22日(金)15:10~15:45
会場:慶應義塾大学三田キャンパス正門前特設ステージ
入場無料
主催:akta
協力:東京都福祉保健局、みなと保健所
スペシャルゲスト:Rachel D'Amour(ドラァグクィーン)
司会:入野田智也(慶應義塾大学/Kolours.)、マダム ボンジュール・ジャンジ
朗読出演:のん(慶應義塾大学/Kolours.)、外山雄太(慶應義塾大学/オールセクシュアリティのブライダルプランニングLetibee代表)
HIVのFACTコーナー:岩橋恒太(慶應義塾大学/akta)
HIV検査情報コーナー:みなと保健所
[愛媛]Living Together展 ~VOICE~ 中四国地方在住のHIV陽性者とその周囲の人たちの手記パネル展
(以下にお伝えする「Living Together Cafe in Ehime vol.8」とあわせてご覧ください)
Living Together展 ~VOICE~
中四国地方在住のHIV陽性者とその周囲の人たちの手記パネル展
日時:11月23日(土)~12月8日(日)9:00~19:00
会場:久保豊第一ビルフリースペース(大街道 無印良品のビルの1F通路スペース、松山市大街道2丁目5-9)
入場無料
主催:HAATえひめ、松山HIV/AIDS予防啓発コミュニティ協議会
協力:Living Together計画
※この事業は赤い羽根共同募金の配分金を受けて開催するものです
[東京]『UNITED IN ANGER -ACT UPの歴史-』上映会
ACT UPの活動を記録した映像から米国のHIV/AIDS運動の歴史をたどる。HIV/AIDSの時代を生き抜くために、人種や階級、ジェンダーの枠を超えて力を合わせ社会の変革に挑んだ人々。ACT UPの非暴力抵抗運動は、AIDS/HIV危機にある米国政府やマスメディアを動かした。このドキュメンタリーは、大切な人を失う哀しみを育み、人とのつながりの中で生きる力を持ち、セクシーでエネルギッシュなACT UPの姿を映し出す。(日本語字幕製作:連連影展FAV、この映画の日本語字幕はザ・ボディショプニッポン基金の助成を受けて作成されました)
上映後、トークショーも行われます。
『UNITED IN ANGER -ACT UPの歴史-』上映会
日時:11月30日(土)17:00~20:00(開場16:30)
会場:コミュニティセンターakta(東京都新宿区新宿2-15-13 第二中江ビル301)
入場無料
主催:コミュニティセンターakta、連連影展FAV(フェミニスト・アクティブドキュメンタリー・ビデオフェスタ)
[仙台]Living Together in SENDAI for MEN
力強い太鼓の演奏と、HIVが感染していることがわかった人やその周りの人が書いた手記の朗読をお届けします。「太鼓〜Tribal」など数多くのイベントに出演してきた打勇太鼓が、再び仙台に!
Living Together in SENDAI for MEN
日時:11月30日(土)19:30~21:00
会場:仙台市市民活動サポートセンター市民活動シアター(青葉区一番町4-1-3、地下鉄広瀬通駅西5出口すぐ)
主催:東北HIVコミュニケーションズ(公益財団法人エイズ予防財団ポジティブ・アクション助成事業)
入場無料(Gay Men Only)
和太鼓 Live:打勇太鼓
Reading:シュウ、ヒロ
[東京]Living Togetherのど自慢 vol.30
Living Togetherのど自慢 vol.30
日時:12月1日(日)17:00-20:00
会場:九州男
料金:500円(1ドリンク代)
司会:マダム ボンジュール•ジャンジ
DJ:YUME
出演者:アロム奈美江、kenp、しゃおじぇん、にのみや、智彦
コメンテーター:TOMO、ゆっこママ、吉田智子
[愛媛]Living Together Cafe in Ehime vol.8(Gay & bian MIX)
「薄紅のコスモスが、秋の日の何気ない日溜まりに揺れている季節♪
やってまいりましたLiving Togetherカフェ!
今回は県外から出演者を迎えてお送りします!
いつもと変わらず、いえ、いつもとはちょっと違ったLiving Togetherカフェで、皆さんで過ごしてみませんか?
沢山の参加者をお待ちしております。届け、この想い~。」
Living Together Cafe in Ehime vol.8(Gay & bian MIX)
日時:12月1日(日)16:00~19:00
会場:FLOCK CAFE(松山市二番町2-6-5石川ビル3F)
入場無料(カウンターでワンドリンク、オーダーしてください)
主催:HaaTえひめ、松山HIV/AIDS予防啓発コミュニティ協議会
協力:L.T.計画、ぷれいす東京、NPO法人akta、日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラス、FLOCK CAFE
(平成25年度松山市エイズ予防普及啓発委託事業)
music:DJ024
LIVE:Ally(GlrlsOnlyRvent FaceCardオーガナイザー)、えひめ☆カンタービレ(フロック音楽サークル)
Reading:トッポ、ゆうい、仁
INDEX
- レポート:犯罪被害者給付金同性パートナー支給訴訟最高裁判決
- レポート:国会議員に同性婚の法制化を訴える院内集会「第6回マリフォー国会」
- 「結婚の自由をすべての人に」札幌高裁判決の詳細と意義
- 「結婚の自由をすべての人に」東京二次訴訟・東京地裁判決の詳細と意義
- 特集:2024年春のクィア・アート展
- レポート:岸和田レインボーパレード2024
- 特集:2024年3月の映画・ドラマ
- レポート:あったかゼンタイイベント「SK!N」
- レポート:GO 20’ Next!〜aktaのこれまで、これから展
- レポート:BUFF Fetish Fighters
- レポート:Midsumma Pride March @Melbourne
- 特集:レインボーイベント2024(上半期)
- 特集:2024年2月の映画・ドラマ
- 特集:2024年初春のクィア・アート展
- 2024年新春のオススメ演劇作品:『インヘリタンス-継承-』『こころ、心、ココロ』など
- レポート:年忘れお楽しみイベント「gaku-GAY-kai 2023」
- 特集:2024年1月の映画・ドラマ
- レポート:よつんばいナイト7歩目 2周年だよ!全員集合!
- レポート:台湾同志遊行&トランスマーチ2023
- 特集:クリスマス&年越しイベント 2023→2024
SCHEDULE
記事はありません。