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レポート:gaku-GAY-kai 2013

2013年12月29日・30日、新宿の「SPACE 雑遊」で「gaku-GAY-kai 2013」が開催されました。ゲイの劇団フライングステージとその愉快な仲間たちがお送りする年末恒例のお楽しみイベント、今回もたっぷり楽しめました。

レポート:gaku-GAY-kai 2013

 ゲイの劇団フライングステージとその愉快な仲間たちがお送りする年末恒例のお楽しみイベント「gaku-GAY-kai」。時代とともに出演者もお客さんも少しずつ変わってきましたが、かれこれ17年も続いているのは本当にスゴいこと。ゲイシーンでは貴重な老舗イベントとなっています。
 2013年12月29日・30日、今回も新宿3丁目の「SPACE 雑遊」で開催され、たっぷり3時間近く楽しむことができました。千秋楽の模様をお伝えいたします。

 開場時間の18時、例によって入場待ちの行列ができていました。ゲイだと思われる方、女性の方、親子連れ、いろんなお客さんが来られ、会場はほどなく満員に。

 第一部はフライングステージ&フレンズによるお芝居「贋作・かぐや姫の物語」。ナツ(エスムラルダさん)がある日、海の中で光るウニを見つけ、その中からなんと子どもが。女の子…にしか見えない男の子・アキ(アルピーナさん)は、成長しても「じぇじぇじぇ」としか言えませんでしたが(笑)、がんばって海女になり。紆余曲折を経て東京でアイドルをやることになったアキは、最後には大手芸能事務所「ムーンライト」御一行に連れ去られそうになり…。「かぐや姫の物語」と「あ○ちゃん」をミックスするとこうなるのか!という感じで。ちゃんとユイ(モイラさん)も春子もタネイチも大吉っつぁんも弥生さんも忠兵衛さんも勉さんも水口も太巻も鈴鹿ひろ美も出てきて、「あ○ちゃん」ファンにはたまらないお芝居でした(翌日の紅白と合わせて観た方は至福だったことでしょう)。歌あり、踊り(「暦の上では〜」「恋チュン」など)あり、笑いあり涙あり(?)で、本当に楽しかったです。今年ならではの名作でした。


 休憩時間をはさみ、フライングステージ代表の関根さんのMCで第二部がスタート。
 トップバッターは「アイハラミホ。の驚愕!ダイナマイトパワフル歌謡パフォーマンスしょー」。「かもめが翔んだ日」など、なつかしの歌謡曲に合わせて激しくダンス(巨体が揺れる揺れる)、そして1曲終わるとちょっとずつ脱いでいくというパフォーマンスで会場を大いに盛り上げました。
 続いては水月モニカさんによる「ビアチカコラボ官能小説朗読」。レズビアン官能小説を情感たっぷりに、あえぎ声も生々しくリーディングし、ひときわアダルトな時間となっていました(お子さんもいたけど、たぶん大丈夫でしょう)
 そして関根信一さんの「女優リーディング」。今回は江國香織の「デューク」という短篇。クリスマス時期のお話で、ちょっとジーンとくる「ラブストーリー」がステキでした。
 今回初出演の佐藤達(とおる)さんによる「佐藤達のかみしばい〜僕の話をきいてください〜」。プロの芸人さんなのかな?と思うくらいソツなく、完成度の高い「かみしばい」でした。今後TVとかにも出るんじゃないかな?と思いました。
 そして「中森夏奈子のスパンコール・チャイナイト vol.6」。「潮騒のメモリー」の「I miss you」のところを「I missde the shock」と替えたり、お客さんからリクエストをつのって「もののけ姫」を歌ったり、「今年も何もお知らせできなくてごめんなさい」といったベシャリも健在で(新年早々、結婚が発表されたので、今年の年末は喜びのコメントが聞けると思います)、なりきり感と(ある意味ゲイテイストな)アレンジが素晴らしく、腹を抱えて笑わせていただきました。
 もはやgaku-GAY-kaiの名物となりつつあるモイラ・ボルデリさんの「sayokoなりきりショウ リヴァイタル -ハナツバキ-」。今回はどこか明菜の「DESIRE」を彷彿させる(というか「DESIRE」の方がこれをモデルにしている)衣装で、やはり山口小夜子になりきって、気高く、美しく魅せました。
「ジオマンのアローンアゲイン」。gaku-GAY-kaiが始まった当初から出演しつづけている看板娘「ジオラマ マンボ ガールズ」は、今年も見た目のおめでたさとは裏腹な哀しい歌でパフォーマンス(そこがいいんです)。でも、途中で男の子が入ってきたり、いつもと違った演出もありました。今年の年末は、もしかしたら当初の3人体制でのジオマンが見れるかもしれないそうです。楽しみです。
 トリをつとめたのはエスムラルダさん。「今年もアタシ、第二部で何かやろうかねえ」ということで、当日まで内容は不明だったのですが、得意のホラーネタから18禁ネタまで披露し、お客さん(とりわけ女性の方)をキャーキャー言わせていました。そしてオリジナルソング「エスムラルダ・デ・マンボ」の生歌で、出演者が全員登場し、華やかなフィナーレを飾りました。
 
 こうして2013年の「gaku-GAY-kai」も本当に盛りだくさんな内容で、心から楽しませていただき、元気をもらえました。「gaku-GAY-kai」を見なきゃ年越しした気がしない(もはや紅白並み)という方も少なくないハズ。帰省などの都合で行けない方もいらっしゃるかとは思いますが、もしまだ未体験の方は、今年の年末、ぜひご覧になってみてください。
 さて、この「gaku-GAY-kai」、1年後もすでに開催が決まっていて、同じ会場・同じ日程になるそうです。また、フライングステージの次回公演は「新・こころ」(再演)。7月16日(水)〜21日(月祝)に下北沢OFFOFFシアターでの上演だそうです。楽しみですね。

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