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2014秋の映画祭特集

2014年・秋。今年も西日本の各地でレインボーな映画祭が開催されます。芸術の秋、行楽の秋にぜひ、お友達や彼氏さんといっしょにお出かけください。

2014秋の映画祭特集

東京国際レズビアン&ゲイ映画祭や青森LGBT映画祭は7月開催ですが、大阪や香川では秋に映画祭が開催されています。今年も西日本各地でレインボーな映画祭が開催されますので、ご紹介いたします。芸術の秋、行楽の秋にぜひ、お友達や彼氏さんといっしょにお出かけください。

 

なら国際映画祭「話そう、LGBT」

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 2010年から2年ごとに開催されている「なら国際映画祭」(河瀬直美監督が理事をつとめています)。12日のオープニングには、審査員を務める夏木マリさんや女優の松田美由紀さんらがレッドカーペットに登場したことがニュースになっています(こちら
「なら国際映画祭」では、多数のプログラムが用意されていますが、その中の1つとして今年、「話そう、LGBT」という企画が盛り込まれることになりました。
東京国際レズビアン&ゲイ映画祭でも大きな感動を呼んだ「アゲンスト8」が上映されるほか、オランダの同性婚合法化の立役者、HRWのボリス・ディトリッヒ氏、NPOグッド・エイジング・エールズ代表の松中権氏、人の集まる場をつくる活動家の家入一真氏、NGO/NPOエンジェル兼投資家の谷家衛氏、そして、帝塚山大学文学部文化創造学科教授の西山厚氏をパネリストとして迎え、LGBTがおかれる現状や未来について語るトークショーが行われます。なお、この企画は「カラフルならプロジェクト」というクラウドファンディングとして呼びかけられ、実現したものです(イマドキで素敵ですね!)

話そう、LGBT
開催予定日時:2014年9月15日(祝)15:30 - 18:30
開催予定場所:奈良女子大学講堂(「近鉄奈良駅」から徒歩5分)
入場料:前売1,000円、当日1,300円
チケット情報:なら国際映画祭HP

アゲンスト8
監督:ベン・コトナー、ライアン・ホワイト
2013 / アメリカ / 112 min / Ben Cotner & Ryan White

 


関西クィア映画祭 2014

 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭に次ぐ歴史を誇る関西の映画祭(詳しくはこちら)。2005年、関西クィア映画祭として開催されてからは今回で第9回を数えます。
 関西クィア映画祭は、「クィア」をキーワードに、「性」とそれに関わる「暮らし・生き方」をテーマにした 映像作品を集めて上映しています。メジャーからマイナーまで、幅広く様々な傾向のプログラムを用意しているのが特徴です。また、同性愛をテーマにした作品に留まらず、トランスジェンダーやバイセクシュアル、 性分化疾患(インターセックス)などを扱った映画を日本で最も多く上映してきた映画祭でもあります。
 今年は「枠をこわしてワクワクする秋」をキャッチコピーとして、社会が個人に押しつける枠(個人を生きづらくさせる「らしさ」など)だけでなく、私たち自身の中にある凝り固まった枠にも注目し、自らの枠をこわしてみませんか?と提案します。これまで大事に築き上げてきた、仕方なくできあがってしまった、私たち自身がつくりだしてきた「制限」「抑圧」「あたりまえ」…。恋愛や性欲の「好き」だけでない、私たちにはたくさんの「好き」があります。枠をこわしてワクワクし、誰もが幸せに「好き」を味わえる挑戦をしてみませんか? 日々の人間関係の中で、お互いのありのままを受け止め「それがあなただよ、そしてこれが私だよ」といえる自由を手に入れるために!

関西クィア映画祭 2014
期間:2014年10月17日(金)〜18日(土)
会場:とよなか男女共同参画推進センターすてっぷ(阪急電車宝塚線豊中駅下車南口徒歩1分 エトレ豊中5階)
チケット:1回券 前売1,300円 当日1,600円、3回券 前売3,500円 当日4,000円、フリーパス 前売10,000円 当日12,000円

 上映作品も多彩です。以下、いくつかピックアップしてご紹介します。

3(スリー) Program6 18日(土)18:50

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『ラン・ローラ・ラン』『パフューム ある人殺しの物語』『クラウド アトラス』の鬼才トム・ティクヴァ監督が贈る、新しい愛の形。
生、老い、病気、再生、生殖、死、そして死後。人間の終わりはどこなのか、人間の始まりはどこなのか。生まれてから死ぬまで、死んだ後の人生のベクトルは一方通行か、それとも科学による逆回しは可能なのだろうか。性愛関係は二者間だけに限られているものなのか? 人はひとりしか愛せないって本当? 気づかずに前提としていたものが揺らぐ瞬間、あなたの世界が広がる。最後の最後まで、とびきりに美しい、第一級の作品。
3(スリー)
Tom Tykwer / 120分 / 2010 / ドイツ

明日私に恋をして 〜Will You Still Love Me Tomorrow?〜 Program3 18日(土)11:30

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 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭でも上映された極上のエンタメ作品『ウィル・ユー・スティル・ラブ・ミー・トゥモロー?』が新訳で登場! 美しい妻とかわいい子どもがいて幸せなはずのウェイツォン。なぜかさえない気持ちで日々を過ごしていたある日、イケメンに一目惚れし、忘れようとしていた気持ちが沸き上がってしまう…。妹の婚約騒動や台湾のゲイライフなど、サイドストーリーも味わい深い群像ラブコメディです。(レビューはこちら
明日私に恋をして 〜Will You Still Love Me Tomorrow?〜
Arvin Chen / 104分 / 2013 / 台湾

 

アロハの心をうたい継ぐ者 Program4 18日(土)14:00

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 ハワイでは、トランスジェンダー(ハワイ語で“マフ mahu”)は女性と男性の間/両方、両性の強さをもつ存在として古くから尊敬を集めていた。“マフ”であるヒナ先生(Kumu Hina)は、ハワイの歌と踊を若い世代に伝えているハワイ原住民。年末に催される、生徒たちの踊りの発表会準備で大忙しだ。“マフ”であることからくる悩み、白人世界との共生の難しさ、夫と離れて暮らす寂しさ。胸に色んな思いを抱えながら生徒たちの指導にあたる。生徒のひとり、ホナニも“マフ”だ。ホナニは言う。「“マフ”だから自分がすごいとか特別視されるべきとは思わない。ただそれが自分にとって自然なだけ」。見終わったとき残るのはハワイの真髄と人間の温もり。「性的マイノリティかつエスニックマイノリティ」というダブルマイノリティを生きる者の力強さを感じられるドキュメンタリー作品。
アロハの心をうたい継ぐ者 
Dean Hamer & Joe Wilson / 77分 / 2014 / ハワイ 米国
 

(A)セクシュアル Program1 17日(金)16:10

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 Asexual(アセクシュアル)ってなんだろう? ただセックスをしない人のこと? 性欲がないの? 恋はするの? オナニーもしないの? 「セックスをする、性欲がある」が前提とされる社会で、他者に性的欲求を抱かない「アセクシュアル」の人たちは、レズビアン・ゲイ・バイセクシュアルとは違い、情報や研究も少なく、誤解や偏見にさらされることも多い。そんな中、アセクシュアルは自身のアイデンティティとどう向き合うのだろうか。本作は Asexuality.orgの創立者であるデイビッド・ジェイを中心に、複数のアセクシュアル当事者の生活を追う。
(A)セクシュアル 
Angela Tucker / 75分 / 2011 / 米国

 

香川レインボー映画祭2014

 東京や大阪に続き、2005年からスタートした「香川レインボー映画祭」も今年で第10回の記念すべき年を迎えます。
多様な性を多様な映像表現で伝える映画祭です。1日限りの上映ではありますが、プログラムも充実しており、また、県や一般企業からの後援・協賛も多数で、地方都市でもこんなにスゴいことができる!というお手本のようなイベントになっています。

香川レインボー映画祭
日時:10月12日(日)
会場:情報通信交流館e-とぴあ・かがわ(高松シンボルタワー タワー棟4・5階)
香川県高松市サンポート2-1  TEL : 087-822-0111

 今年も性とライフスタイルの多様性をテーマに、厳選の7作品をお届け! 以下、少しだけご紹介。

青、そして少しだけピンク  Aプログラム 10:30〜

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 男性パートナーと同棲中のディエゴはゲイのカメラマン。何年も離れて暮らした十代の息子を引き取るが最初はうまくはいかない。ホモフォビアと暴力に直面しながらも友人や家族に支えられ、父は深い悲しみから立ち直り、息子は大人の男に成長していく。現代ラテンアメリカの雰囲気が伝わるドラマ。
青、そして少しだけピンク  
2013年 / ベネズエラ、スペイン / 110分 / 監督:ミゲル・フェラーリ

 

カミングアウト

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 ゲイの大学生の陽は親友の昇に片思いをしている。以前に比べれば、ゲイも少しずつ行きやすい時代になってきた。しかし仲間たちとの友情や恋愛の他にも、就職や将来への不安も尽きない。家族や友人へのカミングアウトを想像しては日々悶々とする陽が葛藤の末に取った行動とは・・・。上映後に、出演している歌川たいじさんのスペシャルトークイベントも開催!
カミングアウト
2014年 / 日本 / 98分 / 監督:犬童一利 / 出演:高橋直人、岡村優、夏緒、高山侑子

 

中国×クィア×映画祭

 中国の性的マイノリティ(クィア)活動家で、映画監督・作家でもある崔子恩(Cui Zi'En)の来日を受け、崔氏が運営に携わる北京クィア映画祭協賛による「中国×クィア×映画祭」が東京都内で開催されます。当日は、第7回北京クィア映画祭(2014)上映作品の中からジェンダーやセクシュアリティをテーマにした中国の映画作品を長短編合わせて7本上映するほか、崔氏によるトークイベントも予定されています。
 上映作品は以下の通りです。
○崔子恩『夜景』(NIGHT SCENE) 73分
○範坡坡『ヴァギナ×チャイナ~まんこ語っちゃいな~(仮)』(VaChina Monologue) 30分
○甄晨 『中国同性愛社会から本日のニュースをお届けします』(Breaking News from a Homosexual China) 4分
○Stephanie『バイセクシュアルについて語るときに我々の語ること(仮)』(What Do We Talk about When We Talk About Bisexuality?) 7分
○小羽『胸について』(About Boobs) 3分
○Bitty『わたし♡オカマのタチ』(She's a Queenie Top) 4分 他1編


中国×クィア×映画祭
日時:10月28日(火)19:00-22:30(開場18:30)
会場:Art Live Space「新井薬師スペシャルカラーズ」
入場料:1ドリンク500円+カンパ(500円〜)
※本企画は非営利運営のため、頂戴したカンパは会場費用等に充てます。
協賛:北京クィア映画祭(Beijing Queer Film Festival / 北京酷児影展)
問合せEmail:cnqff@googlegroups.com

 

愛媛LGBT映画祭2014

 今年も松山で第4回愛媛LGBT映画祭2014が開催されます。まだ上映作品などの詳細は発表されていませんが、「どうしても触れたくない」「カミングアウト」の2本は決定しているそうです。

第4回愛媛LGBT映画祭2014
期間:2014年12月13日(土)~19日(金)
場所:シネマルナティック
主催:レインボープライド愛媛


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