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トロントプライドツアーで一生の思い出となるスペシャルな体験を!

昨年はワールドプライドが盛大に行われたカナダのトロント。今年も100万人以上が参加するパレードを体験し、現地のゲイと交流したりもできる素敵なツアーが企画されています。オンタリオ州観光局が協力していて、日本人スタッフも同行するツアーですので、安心してご参加いただけます。トロントプライドツアーの魅力をあますことなくご紹介いたします!

トロントプライドツアーで一生の思い出となるスペシャルな体験を!

(写真提供:オンタリオ州観光局)


昨年はワールドプライドということもあり、開会式にメリッサ・エスリッジとデボラ・コックスが花を添え、ゲイタウンで行われた3日間にわたるストリートフェアにはカナダが誇る歌姫カーリー・レイ・ジェプセンが登場、そしてハイライトとして豪華絢爛なパレードが行われ…と、本当にゴージャスな盛り上がりを見せたトロント。今年もオンタリオ州観光局の協力により※、ゲイツアーが企画されています。自由と多様性の街で、一生の思い出となるような体験を! トロントプライドツアーの魅力をあますことなくお伝えいたします。(後藤純一)


こちらにオンタリオ観光局の方のインタビューを掲載しております。あわせてお読みください。


ゲイプライドツアーの思い出は一生の宝物

 一般の海外パッケージツアーは、空港とホテルの間の送迎があったりはするかもしれないけど(帰りは妙に早く起こされて全然興味のないみやげ物屋巡りにつきあわされるはめに)、あとは基本的に何もなく(ほったらかし。何かあったら対応はしてくれるけど、事務的だったり)、まあこんなもんかな…と思うことが多いと思います。現地での過ごし方も、観光地を巡って、美味しいものを食べて、以上、おしまい。しかし、ゲイプライドツアーは全然違います。

 1990年代後半から2000年代前半にかけて、シドニーのマルディグラを体験するツアーが毎年開催されていました。世界一の華やさと謳われるパレードや、何万人ものゲイたちがダンスするパーティや、ゲイタウンの充実ぶりを体験した人たちは一様に「感動した。人生観が変わった」と言って、笑顔で帰国するのでした。何もないときに行ってもそれなりに楽しめるでしょうが、やはりパレードというスペシャルなお祭りを体験すると、感動もひとしおなのです。

 そして、昨年の台湾パレードツアーレポートでもお伝えしたように、ゲイのグループツアーの醍醐味は「出会い」です。いっしょに見知らぬ国に出かけ、ご飯を食べたり、素晴らしいパレードを体験し、いっしょにパーティで踊って…そんなパレードツアーで数日間を過ごした仲間とは、知らず知らずのうちに絆のようなものが生まれます(同じ釜の飯を食うという言葉がありますが、そんな感じです)。時にはそれが恋愛に発展することもあるでしょうし、そうでなくても、日本に帰ってからもまた会ってあの楽しかった旅のことを語りたいと思ったりするような、ちょっと特別な友達になるのです。ゲイの世界、実にさまざまな出会いがありますが(お互いに言葉すら交わさない行きずりの出会いとか、ゲイバーで知り合って仲良くなるような感じの出会いとか)、ゲイツアーでの出会いは、一生のつきあいになるような、思い入れの深いものになることでしょう。

 もちろん、現地の人との出会いも、旅の醍醐味です。バックパッカーみたいな行動力やタフネスをお持ちな方ならいくらでも出会いがあるでしょうが、そうじゃなければ、なかなか…。でも、運とか縁があって、友達ができ、今だったらFacebookでつながり、またあの国に行って彼に会いたいって思ったり、逆に向こうが東京に来てくれたり、そういうことも十分ありえます。今回のツアーは、現地のゲイの方との交流会(BBQパーティ)がセッティングされています。これってなかなかないことです(マルディグラツアーにもありませんでした)

 そういう意味で、今回ご紹介するトロントプライドツアーは、きっと一生の思い出になるツアーになるだろうと思います(ちょっと大袈裟に言うと、臨終の間際、あんなことがあった、こんなこともあった、いい人生だったなあって振り返る瞬間、きっとツアーの思い出もよみがえってくると思います)

 


自由と多様性の国・カナダの懐の深さを感じましょう

 欧米に旅行に行くと、日本人(アジア人)ゆえの差別を感じる場面もあると思います。たとえばレストランやカフェに行っても窓際のいい席には決して案内されないとか、わからないだろうと思って英語で悪口を言われるとか。世界中からゲイが集まるような、海外のお客様ウェルカムなシーズンのシドニーとかですら、そうなのです(たとえゲイに優しいとしても、有色人種には厳しい。それが欧米の現実です)。でも、トロントは違います。もともとカナダは移民大国で、中でもトロントは多民族の文化があふれる街。ニューヨークが「人種のるつぼ」なら、トロントは「人種のモザイク」と言われるくらい、いろんなコミュニティが共存しているのです。なので、いやな思いはしないと思います。

 カナダはいち早く(世界で3番目に)同性婚を認めた国。そして今回、オンタリオ州観光局がこのツアーをバックアップしてくれているわけですから、ゲイフレンドリーさはトップクラス(折り紙付き)。大船に乗ったつもりで、参加していただけます。

 もう1つ、カナダが魅力的な大きな理由があります。カナダは、国外のゲイカップルに対しても、結婚証明書を発行してくれるのです(おそらくカナダだけです)。事前の手配が必要になると思いますが、ツアーの期間中に結婚式を挙げて結婚証明書をもらうことも可能です(実際にカナダで式を挙げたゲイカップルのお話がこちらに載っていますので、読んでみてください)。そして、今までは「結婚証明書をもらったとしても日本では法的効力がないから…」と思う方も多かったと思いますが、渋谷区でパートナーシップが認められ、法整備も視野に入ってきた今、それは決してただの紙切れではなく、大きな意味を持つものになるはずです。

 なお、カナダといえば、英語もフランス語も使われる国というイメージもあると思いますが、トロントで使われるのはほとんど英語なので、フランス語が話せなくても大丈夫です。ちなみに(グアムとかを除けば)英語をしゃべらずに海外旅行するってほぼ不可能ですが、今回のツアーは日本人スタッフが同行するので、英語が苦手な方でも安心!です。

 

トロントプライドツアーの魅力

 それでは、トロントプライドツアーの詳細をお伝えしましょう。

 まずは大まかなスケジュールを。ここでは3泊5日のモデルプランをご紹介いたします。

6月26日(金)午後、東京発(羽田発予定)直行便でトロントへ。到着後 ガイドのお出迎えでホテルへ(ホテルはパレード会場に近いゲイフレンドリーなホテルになります)。チェックイン後、フリータイムです。

6月27日(土)10:00、ガイドのお出迎えで「トロント市民の台所」と言われるセント・ローレンスマーケットへ(ファーマーズ・マーケットも開催中)。その後、セント・ローレンスホール、セント・ジェイムス大聖堂まで徒歩観光。マーケット近くのカジュアルレストラン「LOADED PIERIGI」にて人気のポテト&オニオン餃子とカナダ産ウォッカをご賞味いただき、現地解散。13:30、ホテルロビーで待ち合わせ、現地のゲイの方を交えたBBQパーティへ。お肉やサラダ、デザートとお飲物をご用意。現地のLGBTスポット情報など国際交流をお楽しみください。夕方以降、フリータイムです。

6月28日(日)お昼頃、トロントプライドのクライマックスであるパレードがスタート! さまざまな団体、企業、学校、警察官や消防士、政治家(オンタリオ州知事も)による100以上のチームが、カラフルなフロートやド派手な衣装で練り歩きます。特典であるVIPパス(各所に設定されたVIPエリアに入れます)を駆使し、特別な場所でパレードを観覧しましょう! 夜はフリータイムなので、ぜひクラブパーティに出かけましょう!

6月29日(月)出発までフリー。ガイドのご案内で空港へ。13:40~14:00頃の飛行機で帰国(機中泊)

6月30日(火)東京着(15:35~15:50頃羽田着予定)

 トロントのプライドパレードは、世界最大級のパレードのひとつで、約120万人で盛り上がります。チャーチストリートとブロアストリートの交差点から出発し、ヤングストリートを下り、ヤング=ダンダス・スクエアまでを行進します。
 ここでトロントプライドのヒストリーを簡単にご紹介。トロントでは1972年から、ゲイデーのピクニックという形でのプライドイベントが行われていました。1981年、警察がいろいろなバスハウス(ゲイサウナ)を摘発し、これが、大きなデモの組織化を促しました。そして、1984年に今のようなチャーチストリートを通行止めにしてのパレードが確立しました。(70年代にはまだまだゲイバッシングがひどかったそうですが、1987年には人権コードに性的指向が加えられ、法的に保護されるようになりました)
 キラキラでカラフルでクリエイティブで、ゴージャスな楽しいフロートがいっぱいなトロントのパレードですが、1つ特徴があって、沿道の人たちとパレード参加者が水鉄砲で水をかけあうのが恒例になっているのです。消防士フロートの消防車が放水したり、なかにはパレードを警備しているおまわりさんと水のかけあいをするツワモノもいたり、ちょっとした「ソンクラン」状態で楽しめそう。水鉄砲持参で行くと楽しさ倍増!かもしれません。(カナダって涼しいんでしょ?と思われる方も多いことでしょうが、この時期のトロントは、晴れていればジリジリと暑く、水をかけあうくらいがちょうどいいのです。また、熱中症予防の意味で飲み水も必須です)
 これは余談になりますが、トロントのパレードにはTNT MENというヌーディストの団体も参加していて、生まれたまんまな姿で笑顔でパレードを歩いています。パレードの際の特例のようですが、自由と多様性を重んじるカナダならではの光景だと思います。トロントプライドはもしかしたら世界一自由なパレードなのかもしれません。
 
 それから、プライド期間中の26日(金)~28日(日)には、トロントのゲイタウン「チャーチ=ウェルズリー・ビレッジ」で昼間からストリートフェアが開催されます。チャーチ・ストリートが歩行者天国となり、ご飯を食べたり、いろんなブースを見たり、お買い物をしたり、アートを楽しんだりできます(二丁目のレインボー祭りの豪華版みたいな感じ?)。どなたも入場無無料で参加できますので、ぜひお出かけしてみましょう。 
「チャーチ=ウェルズリー・ビレッジ」はトロントのゲイコミュニティ発祥の地。「ゲイ・ビレッジ」とか「ザ・ビレッジ」と呼ばれ、チャーチ・ストリートとウェルズリー・ストリートの交差点を中心として、700mほどの一帯にレインボーフラッグが翻り、ゲイが集うレストラン、カフェ、バー(クラブ)、雑貨屋、洋服屋、ゲイの本屋、バラエティショップなどがひしめきます。コミュニティセンターやLGBT資料館などもあり、サンフランシスコのカストロなどと並ぶ、世界的に有名なゲイタウンとなっています。
 ザ・ビレッジのほかにも、近年若い人たちに人気なのが「クィアー・ウエスト・ビレッジ」です。市の東部寄り、クィーン・ストリート・ウエスト界隈で、おしゃれなカフェやアートショッ、ゲイクラブなどが増えているそうです。
 当然のことながら、プライド期間中はこうしたゲイタウンにあるゲイバー(クラブ)でさまざまなパーティが催されます。海外から有名DJが来て行われるサーキットパーティ、ドラァグクイーンのショーが楽しめるオールラウンドな(いろんなタイプの人が楽しめる)パーティ、ベア系のパーティ、セクシーな雰囲気のパーティなどなど。クラブパーティだけでなく、オンタリオ湖畔でのビーチパーティが開催されたりもするようです。ナイトスポットもマッサージ店やバスハウス、ストリップクラブなど、よりどりみどり。詳しくは、同行するスタッフに聞いてみてください。
 自由と多様性の街・トロントで、思いっきり自分らしさを解放して、心も体もオープンにして楽しんでみてはいかがでしょうか?  
  
 なお、トロントから意外に近いナイアガラの滝(バスで約1時間半)などのオプションツアーもいろいろあるそうですので、観光もあわせて楽しみたいという方はぜひ、ご利用ください。はっちゃけたい方も健全に過ごしたい方も楽しみ方は自由自在、いろんなニーズにお応えいたします。


トロントプライドツアー
6月26日(金)~6月30日(火) 3泊5日
航空券付きパッケージのほか、ホテルパッケージ、オプショナルツアー、航空券のみの手配もできますので、長期滞在したい方などもぜひ、ご利用ください