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特集:東京レインボープライド2016

今年もGWに東京レインボープライドが開催されます。4月29日(金祝)〜5月8日(日)の「レインボーウィーク」期間中にはさまざまなイベントが催され、5月7日(土)8日(日)にフィナーレとして「パレード&フェスタ」が盛大に行われます。東京レインボープライド2016の見どころ・お楽しみどころをご紹介いたします。

特集:東京レインボープライド2016

今年もGWに東京レインボープライドが開催されます。4月29日(金祝)〜5月8日(日)の「レインボーウィーク」期間中にクラブパーティやアート展、演劇、トークショー、ワークショップなどさまざまなイベントが各地で催され、5月7日(土)8日(日)にフィナーレとして「パレード&フェスタ」が盛大に行われます(昨年まではGW前半の4月末でしたが、今年は日程が変わっています)。昨年5万人超の人出を記録したパレード&フェスタは、今年はさらに規模を拡大することが見込まれています。そんな東京レインボープライド2016の見どころ・お楽しみどころをご紹介いたします。(後藤純一)

 

東京レインボープライド2016 概要

 東京レインボープライドは、 LGBTをはじめとするセクシュアルマイノリティ(性的少数者)が、差別や偏見にさらされることなく、より自分らしく、前向きに生きていくことができる社会の実現を目指すイベントの総称です。その主なものとして、『パレード』『フェスタ』を主催し、『レインボーウィーク』キャンペーンを実施しています。これらのイベントを通して、LGBT当事者並びにその支援者(Ally)と共に、「“生”と“性”の多様性」を祝福する場を提供しています。(公式サイトより)

 東京レインボープライドの今年のテーマは、「Beyond the Rainbow 〜LGBTブームを超えて〜」。世の中で「LGBT」がブームになっているが、ブームであろうがなかろうが「LGBT」はここにいるし、「LGBT」という言葉以前に当たり前に生きている、ブームを超えて、これからも誇らしく生きていく。というメッセージが込められているそうです。

 東京のパレードは2012年からGWに行われてきた東京レインボープライド(パレード)と、2013年からGWの期間中さまざまなLGBTイベントを開催してきた東京レインボーウィーク。昨年から両者が合体してさらにパワーアップ、新生「東京レインボープライド」となり、のべ5万人超の人出を記録しました。今年はさらに、パレードのフロートの数が過去最多となったり、あの著名人が出演したりということもあって、昨年を上回る史上最高の動員が見込まれます。ぜひみなさん、ふるってご参加ください!

東京レインボープライド2016
フェスタ
日程:2016年5月7日(土)11:00-
パレード
日程:2016年5月8日(日)9:30-
会場:代々木公園イベント広場&野外ステージ
レインボーウィーク
日程:2016年4月29日(金祝)〜5月8日(日)
会場:東京都内を中心に全国各所

 

東京レインボープライド2016 フェスタ


昨年はフェスタで同性結婚式も行われ、
感動を呼びました。

広場にはブースもたくさんあります。
写真は昨年大人気だった野方ホープ。
 パレードの前日、代々木公園イベント広場&野外ステージで行われるイベントです。
「We are fabulous queers.」をテーマに、日本全国のLGBT及びアライのパフォーマーたちが代々木公園野外ステージに集結し、音楽やダンス等のパフォーマンスを繰り広げ、一日限りのレインボーな夢をお届けします。また、各国大使や著名人のスピーチも予定されています。司会は、あのエスムラルダさん、アロム奈美江さん、Gyuqoさん、そして2001年のパレードの実行委員長を務めた福島光生さんです。出演者も、シモーヌ深雪さん、バビ江ノビッチさん、ミッツ・マングローブさんら当代きっての豪華ドラァグクイーンによる「2016年ドリームガールズ」、人力車の俥夫によるユニットとして話題の「東京力車」、日本のダンス界を震撼させ、舞台やメディアにも進出しているダンスユニット「東京ゲゲゲイ」、全国各地のプライドイベントを盛り上げてきた「アポテケ」をはじめ、素晴らしくゴージャスなパフォーマーが多数!です。ぜひ日がな一日、ステージパフォーマンスをお楽しみください。
 また、イベント広場にて、LGBT関係団体、協賛企業、行政機関、各国大使館等のブースが出展されました。昨年は約90のブースが出展され、大賑わいでしたが、今年はそれを上回るのでしょうか(ブースの詳細はまだ発表されていません。わかり次第、更新いたします) 
 
フェスタ スケジュール

11:00〜 オープニング
11:10〜 わた〜む
11:20〜 チゲ子☆アンドロイドNH
11:30〜 オウルマン×ブロッサム
11:40〜 ashB
12:00〜 真弓瞬×若林佑麻with天才劇団バカバッカ GUEST more
12:20〜 南浩平 a.k.a. сн∀ма
12:30〜 最先端ガールズ
12:40〜 榊原舞花(さかきばらまいか)&西澤芽衣(にしざわめい)
12:50〜 ハナメガネ
13:00〜 シンポジウム
14:00〜 ザ・ザンドラ・コーポラ・バンド+Chu-
14:20〜 西新宿パンティーズ
15:00〜 ちあきホイミ
15:10〜 Party Animal$
15:20〜 Naomi
15:30〜 アイハラミホ
15:40〜 パレードフロート紹介
16:10〜 IX
16:30〜 劇団ANDROGNY
16:50〜 タルタルギーニャス
17:10〜 おベガス!
17:40〜 アポテケ
17:55〜 東京ゲゲゲイ
18:10〜 東京力車
18:40〜 2016年ドリームガールズ
19:10〜 クロージング

 

東京レインボープライド2016 パレード


笑顔あふれるパレードは、
きっと元気をくれるはず。

ゴージャスなドラァグクィーン
やGOGO BOYに会えるかも!
 今年のパレードのテーマは「Step forward, Queers! Step forward Friends! 一歩ずつ、未来へ」。
 東京のパレードは、1994年から始まりましたが、予算も少なく、ボランティアでの運営には限界もあり、団体が変わったり、お休みをはさんだりして断続的に開催されてきました。そんな東京のパレードが、今年初めて5回連続開催を迎えます。「今後も着実な歩みを一歩ずつ続けることで、まだパレードに参加できていない当事者の方や、まだ性的少数者への理解が十分でない人たちと、将来共に歩いていきたいと願っています」「普段は違う場所で、違う活動をしている様々な背景の人々が、たった一日だけでも一体となり、当たり前のように虹が架かる未来を目指し、楽しくパレード行進する」「東京レインボープライドのパレードの日がそんな日となってくれたら主催者冥利に尽きます」(公式サイトより)

 そんな今年のパレードでは、過去最多の18ものフロートが出走します。初めての試みとして、隊列を三部制とし、それぞれの部にテーマが設定されています。以下、簡単にご紹介します。()内は出展団体です。(フロートの詳細はこちら

第一部「始まりはたのしく、にぎやかに」(第1〜第8フロート)
 パレードは最初が肝心。「前を歩く人が楽しんでないと始まらない!」ということで、第一部には装飾や音楽が特に華やかでたのしく盛り上がりそうな選りすぐりのフロートが集められています。「やっぱりパレードはわいわい盛り上がりながら歩きたい!」という方はこちらのグループがオススメです。
1、Beyond the rainbow号 (TOKYO RAINBOW PRIDE)
2、TGN-Tokyo Gay Night- &メンミクアプリフロート (TGN-Tokyo Gay Night)
3、JUERIAS FLOAT ~wedding march for LGBT~ (JUERIAS LGBT Wedding)
4、AIG Japan LGBT & Allies Rainbow ERG (AIG Japan LGBT & Allies Rainbow ERG)
5、We are Fabulous Queers!(TOKYO RAINBOW PRIDE)
6、Amaranth “THE CARNIVAL WAGON”(アマランスラウンジ)
7、レインボー旅一座~虹はどこにでも架かっている~(TOKYO RAINBOW PRIDE)
8、27GO!(ツナゴー)号 (27GO! PROJECT)
第二部「伝えたい、想いがあります」(第9〜第13フロート)
 にぎやかに盛り上がるだけではなく、日頃の想いをメッセージとして発信できるのもパレードの醍醐味です。第二部には、訴えかけるメッセージが特に強いフロートがセレクトされています。「せっかくのパレードの機会。どうしても伝えたいメッセージがある!」という方はこちらへどうぞ!
9、Let’s MAZEKOZE(一般社団法人Get in touch)
10、まい・まい・まーち~minority’s my march~ (にじいろ学校&虹色エンターテイメント)
11、Power of Education~自分らしくいられる未来をつくろう!~ (Revo∞Link)
12、LGBT ファイナンス (LGBT ファイナンス)
13、OUT IN JAPAN (OUT IN JAPAN)
第三部「いつもありがとう。これからもよろしくね」(第14〜第18フロート)
 5年間パレードを続けるにあたって、東京レインボープライドは多くのフロート出展者の方々に支えられてきました。そのことに感謝と敬意を示す意味で、長らく当団体を支えてくれた梯団に最後を飾っていただきます。「もはや定番となったあのフロートに参加したい!」という方はこのグループに参加しましょう!
14、Happy Birthday, Tobe! Step forward Tobe! (TOKYO RAINBOW PRIDE)
15、AIDS IS NOT OVER~エイズは、まだ終わっていない WE’RE ALREADY LIVING TOGETHER(MSM首都圏グループ)
16、TOKYO NO HATE (No Hate Festival)
17、Happy Rainbow, Spindle+! (Spindel+)
18、GRAMMY TOKYO (GRAMMY TOKYO)

 なお、フロートはそれぞれ定員が約250人となっているため(信号が青の間に渡りきらないといけないという交通上の問題です)、登録が必要になります。当日朝9時から登録が始まります(一部のフロートは前日の7日から受付が始まるそうです)ので、お早めにどうぞ。(パレードの参加方法の詳細はこちら
 行進ルートは、今のところ昨年とほぼ同様だそうです(渋谷区役所前→公園通り→神南1丁目交差点→明治通り→明治神宮前交差点左折→表参道→神宮前交差点左折→代々木公園原宿口の約3km)


「”みんな”で、ブラス!」には本当に
感動させられます。ぜひご覧ください!

今年のスペシャルゲストはcharaさん。
楽しみですね!
 パレードの前後には、ステージで「フェスタ」同様、さまざまなパフォーマンスが繰り広げられます。
 司会はオナン・スペルマーメイドさんと、AiSOTOPE LOUNGEの小原たかきさん。出演するのは、昨年客席をガンガン盛り上げてくれたFTMユニット「SECRET GUYZ」や「ニコル組(papyrus)」「新宿エイサー 新虹(アラヌージ)」「虹組ファイツ」ら多数。もちろん、いつも感動をくれる「”みんな”で、ブラス!」も行われます。そして今年は、ゲストとしてあのcharaさんが出演します!(詳細はこちら) ぜひ、パレードとともにステージイベントも楽しんでください!
 
ステージ スケジュール

9:30〜 オープニング
9:50〜 ”みんな”で、ブラス!
10:30〜 新宿エイサー新虹(アラヌージ)
10:50〜 パレード フロート告知、注意事項、案内
12:00〜 パレードスタート
(15:30までパレード)

15:30〜 東京レインボープライド 共同委員長挨拶
15:40〜 SECRET GUYZ
16:10〜 明日佳
16:30〜 英国大使館 和太鼓演奏
16:30〜 タルラ・ボネット
17:20〜 虹組ファイツ
17:30〜 ニコル組(papyrus)
18:30〜 chara
19:10〜 クロージング

 

レインボーウィーク

 今年も4月29日(金祝)から5月8日(日)までの10日間、毎日都内のどこかでLGBT関連のクラブパーティやアート展、演劇、トークショー、ワークショップなどさまざまな催しが行われます。今年のレインボーウィークのテーマは「We are all queers and we are everywhere! わたしたちはどこにでもいる」です。
 本当にたくさんの催しがあるのですが、ここではパーティやアート(写真展、演劇など)を中心にピックアップしてご紹介します。なお、今年は熊本で「『ジェンダー・マリアージュ』上映会―愛する人を愛せる熊本に―」の開催も予定されていたのですが、震災の影響により、未だ可否が不明だそうです…無事に開催されることをお祈りします。(レインボーウィークのイベント一覧はこちら) 

 

◎東京レインボープライド2016オープニングレセプション

「東京レインボープライド2016」の開催に先立ち、スタートを宣言するオープニングレセプションが初開催されます。当日は「東京レインボープライド2016」の最新情報に加え、LGBTの”今”をトピックにまとめ、ご紹介するほか、LGBTフレンドリーなゲストによるトークショーやパフォーマンスも予定されています。都庁45階の展望台レストランで東京の夜景を眺めながら、食事やドリンクもお楽しみいただけます。

東京レインボープライド2016オープニングレセプション
日時:4月30日(土)開場18:30、19:00スタート
会場:TOKYO Cafe 202(東京都庁第一本庁舎南展望室45F)
入場料:5000円 ※事前申し込みが必要です
ナビゲーター:阿部知代(フジテレビ報道局シニアコメンテーター)
トークショーゲスト:尾木直樹(教育評論家)、長谷部健(渋谷区長)、保坂展人(世田谷区長)
パフォーマンスゲスト:SECRET GUYZ、オナン・スペルマーメードほか

 

◎Happy Pride Tea Dance(入場無料 Free Admission!)

 プライドパレードの後にパーティーが無いなんて…というところから、だったら自分たちで企画するべ!と一念発起した方により、プライドをお祝いするティーダンス(ティータイムからスタートするパーティ)が開催されることになりました。エントランス完全無料! そして、ARC TOKYOの絶大なご協力により、このイベント時のバー売上の10%を、東京レインボープライドに寄付するというチャリティパーティーとなっているそうです。この趣旨に賛同し、二丁目が誇る豪華DJ、豪華GOGO BOYSの方たちが続々と参加表明してくださっています。パレードの後は、ARCにGO!
 
Happy Pride Tea Dance(入場無料 Free Admission!) 
日時:5月8日(日)16:00-22:00
会場:ARC TOKYO
入場料:なし
主催:レインボーイベンツ    
DJs: Tomo Asahina, DJ JURI (太鼓DUB/BAR阿吽), MASATO, HIDEO, TOMO, RACCOON DOGS, OSH, MOSHIN, GO, hirohiro, KURI and more!
GoGo Boys: NAOKI, 孔明 and more!

 

◎TOKYO RAINBOW COMIC SHOWCASE VOL.1「わたしたちの表現~セックスと恋愛のあとにくるもの」

 性的指向をめぐるマイノリティを取り巻く環境は大きく変わりつつある。その大きな波は専門誌にとどまらず、一般誌へも押し寄せている。第一部は男性同性愛、女性同性愛の表現がどのようなものだったのか、専門家から豊富な(懐かしい?)画像とともに繰り広げられる貴重なレクチャー! 第二部は大きな波の象徴的な存在といえる田亀源五郎さん、中村キヨ(中村珍)さん両氏から一般誌に描くきっかけ、 恋愛やセックスだけではない同性愛を描く理由、最近刊の名シーンのこぼればなしなど、盛りだくさんのトークセッション。司会進行はわれらがブルボンヌ!
 
TOKYO RAINBOW COMIC SHOWCASE VOL.1「わたしたちの表現~セックスと恋愛のあとにくるもの」
日時:5月3日(火祝)13:00-16:00
会場:AiSOTOPE LOUNGE 
入場料:1,500円(1ドリンク付き)
出演:田亀源五郎、中村キヨ(中村珍)、エリカ・フリードマン(百合振興団体Yuricon代表)
主催:NPO法人東京レインボープライド

 

◎東京レインボートークショー

 さまざまな専門家のゲストをお呼びし、LGBTに関する問題の解決策を、その専門性を活かしてゲストから提案してもらうトークイベントです。「どうしたら、より良い未来になっていくか」について、ポジティブで具体的なお話に力を入れていただきます。
 
東京レインボートークショー
日時:5月7日(土)開場17:30、18:00-21:00
会場:九州男 
入場料:前売り2000円、当日2500円(ともに1ドリンク付き) ※予約必要
出演:アメリカ在住ジャーナリストの北丸雄二さん、同性婚に関する人権救済申立弁護団メンバーの齋藤信子さん、弁護士夫夫“の南和行さん&吉田昌史さん、タレントの一ノ瀬文香さん(司会)
主催: NATURAL

 

◎Cross Border Café vol.04

 Cross Border Cafeは、ダイバーシティの理念を共有し、あらゆるボーダーを超えていこうとする人たちに贈るSocial Partyです。今回は日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラスと、東京レインボープライドの共催で新宿二丁目で初開催! テーマは「光/影」。映像に関わるお仕事のお二人をゲストに、映画の話から始まってコミュニティ、さらには世の中の光と影の話まで…。今回のトークはスリリングな展開になりそう。ショータイム 歌ありおしゃべりあり、さらにドラァグクィーンのパフォーマンスありの60分×2ステージ(第1回 14:00-、第2回16:00-)

Cross Border Café vol.04 
日時:5月1日(日)13:30-17:00
会場:AiSOTOPE LOUNGE
入場料:2000円(1ドリンク付)
ホスト:HASEGAWA & YO-CO
トークゲスト:よしひろまさみち、東ちづる(出演予定)

 

◎LGBT×住まい〜LGBTが中野に住む。

 LGBTの人口密度が最も高いといわれている東京都・中野区。アンケートから見えてくるLGBTの住宅事情、当事者や不動産業者・行政担当者の本音トークや耳寄り情報など、LGBTたちが中野から住まいを語り合うシンポジウムを開催します!
 
LGBT×住まい〜LGBTが中野に住む。
開催日時:5月4日(水祝)18:30-20:30
会場:なかのZERO・西館学習室1 
入場料:あり
主催:中野LGBTネットワークにじいろ(中野にじねっと) 
出演:河津レナ、田辺貴久(リクルート住まいカンパニー)、エスムラルダ、山縣真矢、浅沼智也

 

◎台湾映画『GF*BF』上映会

 美宝(メイバオ)は忠良(チョンリャン)が好き。心仁(シンレン)は美宝に片想い。そして、忠良が好きなのは――。1985年から2012年までの激動の台湾社会を背景に、3人の男女の切ない愛と友情を描いた感動の青春映画。自由ではないものの情熱に満ちていた時代、その後民主化された台湾で、それぞれの関係に傷つき悩みながら年齢を重ねていく彼らが選択した幸せとは?(こちらにレビューを書いておりますが、本当に名作です。まだご覧になっていない方はぜひ!)

台湾映画『GF*BF』上映会
日時:5月4日(水祝)13:00-15:00/15:00-17:00
会場:AiSOTOPE LOUNGE     
入場料:1000円(1ドリンク制)
主催:ポリゴンマジック株式会社(POLYGON MAGIC,INC.) 

 

◎演劇「毛皮人間~吊られ者たちの童話~」

 魔女の呪いにより全身毛むくじゃらで生まれてきたメルフォーゼ。人目を避けて森の奥で暮らしていたが、呪いを解くために魔女を探す旅に出る。旅先で出会う個性豊かな人々に影響され自分の生き方を見つけていく…。セクシャルマイノリティの劇団「演劇集団LGBTI東京」による、セクシャルマイノリティを比喩的に表現したファンタジー作品です。

演劇「毛皮人間~吊られ者たちの童話~」
日程:4月29日(金祝)〜5月4日(水祝)
会場:SPACE梟門(新宿区新宿3-8−8 新宿O・Tビル)
入場料:当日3500円、前売り・予約3000円、学生割引2000円、当日レインボー割引3000円、平日昼割引2000円    
出演:Cohen、小住優利子(演劇集団LGBTI東京)、桜井まゆ(演劇集団LGBTI東京)、櫻庭ゆか(合同会社GAIA art entertainment)、篠田知巳、中冨瑛巳(ウォークスオペラ)ほか

 

◎ラブ・イズ・カラフル写真展

 ラブ・イズ・カラフル(Love is Colorful)はセクシャルマイノリティとその周辺を映し出す写真展です。この写真展は、さまざまなセクシュアリティやジェンダーアイデンティティを持つ当事者たちの「愛のカタチ」を可視化することで、セクシュアルマイノリティが「どこか遠く」にいるわけではなく、「すぐ近く」で生きていることを伝えます。生き方も性のあり方も多様性が受け止められるような社会の実現を願って…

ラブ・イズ・カラフル写真展 
日程:5月1日(日)9:00~5月22日(日)(会期中24時間展示)
会場:中野駅ガード下ギャラリー「夢通り」 
主催:ラブ・イズ・カラフル(Love is Colorful) 

 

◎横山純写真展&Tokyo No Hate presents After Party ”Blend is Beautiful(仮)”

 映画『パレードへようこそ』の主人公であるLesbians and Gays Support the Miners(LGSM)のオリジナルメンバーやその支援者たちが、映画に出演した俳優たちと一緒にロンドンの街を歩いた、昨年のロンドンプライドパレードの様子を紹介する写真展です。そこには、俳優とメンバーの連帯だけではなく、弾圧にさらされ開催の危機にあったソウルクイアパレードを支援するために東京で作成されたプラカードを、ロンドンの街の中で掲げながら誇らしく歩く、国境を超えた連帯を見つけることもできます。

横山純写真展&Tokyo No Hate presents After Party ”Blend is Beautiful(仮)”
日程:5月1日(日)〜8日(日)12:00-21:00 ※3日(火祝)のみ18:00まで
会場:Galaxy銀河系(渋谷区神宮前5丁目27−7)
入場料:あり
主催:TOKYO NO HATE
※関連イベント(予定)Tokyo No Hate presents After Party ”Blend is Beautiful(仮)” 5月8日(日)17:00-24:00

 

◎藤元敬二写真展:Forget-me-not

 悲しみの根が深い人は、簡単に泣いたりはしない。慣れているからだ。ただ虚ろな目をするのである。それは世の中に対する諦めであり、限界を感じた自身のふがいなさに対する諦めでもある。東アフリカに暮らすセクシュアルマイノリティ達を撮影していた僕は、幾度となくこの目を見た。ある者は包丁を持った父親に斬りつけられ、またある者は投獄されていた。今年で30歳になるゲイ男娼のフェリックス。この5年で父を亡くし、ボーイフレンドに捨てられ、HIV陽性になった。そして我を捨てて仕事に向かう為のウィスキーが大切な友人となった。「一度街を離れて考えたい」そう言い残した彼が消息を絶ったのは、去年の暮れのことだった。国家によって、その存在を脅かされ続ける東アフリカのセクシュアルマイノリティ達。生き甲斐を見いだせない日常が交差したところにあるものこそが、現代の彼らの姿なのではないだろうか。

藤元敬二写真展:Forget-me-not 
日程:4月29日(金祝)〜5月8日(日)16:00-22:00 ※5月3日(火)・4日(水)を除く
会場:akta 
主催:藤元敬二
※トークイベントあり 4月30日(土)18:00-19:00

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