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レディ・ガガ、MTVアワードで男装パフォーマンス

8月28日(日)の夜に開催されたMTVビデオ・ミュージック・アワードで、「どんな衣装で何をするのか?」と注目されていたレディ・ガガですが、なんとそのパフォーマンスは「男装」でした。

レディ・ガガ、MTVアワードで男装パフォーマンス

ロサンゼルス時間8月28日(日)の夜(日本では29日の10時)に開催されたMTVビデオ・ミュージック・アワードですが、Twitterで「ガガは何を着るか?」(#WhatWillGagaWear)というハッシュタグができるほど注目を集めていたレディ・ガガのオープニング・パフォーマンスは「男装」でした。そんなガガの挙動を中心に、今年のMTVアワードのゲイ的名場面をお伝えいたします。(後藤純一)

 グラミー賞と並び、アメリカ最大規模の音楽祭として人気のMTVビデオ・ミュージック・アワード。レディ・ガガは、2009年には顔中真っ赤なレースで覆ったいでたちで「神とゲイに感謝します」という名言を放ち、2010年には除隊されたゲイやレズビアンの兵士とともにカーペット入りし、『Bad Romance』の受賞スピーチでは「このビデオを何度もリミックスしてくれたすべてのゲイにも感謝するわ」と述べるなど、ゲイ的に見逃せない数々の名場面を残してくれました。(MTVの寛容さのおかげでもあると思います)

 そして今年のMTVアワードでは、ガガがオープニング・パフォーマンスをつとめることが発表され、一昨年の『Paparazzi』の衝撃に迫るステージになるに違いないと、期待を集めていました。
 注目のイベントがスタートし、スモークの向こうから現れたのは、髪をリーゼントで固め、白い無地のTシャツと黒いパンツという、これまでのステージとはあまりにも好対照なスタイルのジョー・カルデローネ(ガガの男性としての分身キャラクター)でした。ジョー(ガガ)は、タバコをふかし、チンピラのような表情で、放送禁止用語混じりに「俺はレディ・ガガってやつにフラれたんだ。あいつはバスルームから出てきてもヒールをはいてるんだぜ。クレイジーさ。最初はセクシーだったが今は混乱してるんだ」などとしゃべりはじめました。そして「やつは言う。『ジョー、私はリアルじゃないの。シアターなのよ。あなたと私(You and I)はただのリハーサルなの」と言ってピアノに向かい、『You and I』の弾き語りを始めました。途中、同じ格好のダンサーたちが大勢登場し、ジョー(ガガ)とともにダンスを披露。やがて、あの(ガガの名前の由来にもなった)クイーンのブライアン・メイが登場して華麗なギターを披露し、夢の共演が実現しました。ジョー(ガガ)はビールを客席にぶちまけたり、ピアノの上に飛び乗って踊ったりもしていましたが(本当に男になりきっていました)、ピアノから転落するシーンもあり、一瞬ひやっとさせましたが、無事に歌を終えました。

 また、恒例のステージの合間に流れる映像(昨年はリンジー・ローハンが自虐的なネタを披露)では、リポーターと裏方がガガの楽屋をのぞいたところ巨大な卵があってビックリ(笑)という小ネタが盛り込まれていました。


ブリトニー&ガガ
 ジョー(ガガ)は、ブリトニー・トリビュートの際のプレゼンターもつとめ、ブリトニーが「マイケル・ジャクソン・ビデオ・ヴァンガード賞」(功労賞にあたる賞)を贈られたことを発表しました。壇上に上がったブリトニーにジョーは軽く(挨拶としての)キスをしましたが、スピーチ後、再度ジョーがキスを迫ると、ブリトニーは「マドンナともうしたわよ」と言ってかわしていました。


ケイティ・ペリー
 肝心の賞のほうはというと、まず、プレ・ショー(授賞式直前のレッドカーペットでのイベント)で今回初めて、最もメッセージ性のあるビデオに贈られる「最優秀メッセージビデオ賞」が発表され、ガガの『Born This Way』がその栄誉に輝きました(残念ながら本人はオープニング・パフォーマンスを控えており、トロフィーを受け取ることはできませんでした)。そして、『Born This Way』は最優秀女性アーティスト・ビデオ賞にも輝きました。壇上に上がったジョー・カルデローネ(以前は一晩で七変化とも言うべき衣装替えを行っていたガガですが、今回はずっと男になりきっていました)は、「たとえ君がゲイだろうとストレートだろうとバイセクシュアルだろうとレズビアンだろうとトランスジェンダーだろうと、そんなことは関係ない。だってそういうふうに生まれたんだから(You were born this way)』」と熱く語り、今回もセクシュアルマイノリティへのエールを送ってくれました。
 ほかには、ブリトニーの『Till the World Ends』が最優秀ポップ・ビデオ賞を、そしてケイティ・ペリーの『Firework』が、大賞(ビデオ・オブ・ザ・イヤー)を受賞しました。『Firework』のPVは、昨年、10代のゲイの自殺が相次いだことに対する応援メッセージの意味も込めて制作され、ほんの短い間ですが、男性どうしのキスも映っています。
 トータルでは、ケイティとアデルが3冠、ガガとブリトニーが2冠を獲得し、女性陣の優位を見せつける結果となりました。
 

ニッキー・ミナージュ
 ちなみに、ケイティが頭に大きな黄色い箱を載せた奇抜な衣装を着ていたり、ニッキー・ミナージュも全身をカラフルに盛ったイメージで、ガガ化を感じさせました。逆に、中盤でパフォーマンスを披露したビヨンセは初めてタキシード姿(男装)で登場し、偶然にもガガと同様の趣向となりました。


 MTVJAPANでは、このアワードの模様を生中継していましたが、本日以降もたびたび再放送されますので、視聴できる方はぜひ、ご覧ください。
8/30 [火] 15:00 - 18:00
9/1 [木] 15:00 - 17:00
9/4 [日] 22:00 - 24:00
9/18 [日] 20:00 - 22:00