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レポート:Save the Pride(1)

8月11日(土)に緊急開催された「Save the Pride」。東京プライドパレードが中止となり、「そんなのさびしい!」「お祭りをなくしちゃいけない」という気持ちで手を挙げた若いスタッフの方たちに共感し、大勢の方たちが協力して、晴れやかで楽しいパレードになりました。最後まで雨が降らなかったのも奇跡!でした。

レポート:Save the Pride(1)

¥8月11日(土)に緊急開催された「Save the Pride」。東京プライドパレードが中止となり、「そんなのさびしい!」「お祭りをなくしちゃいけない」という気持ちで手を挙げた若いスタッフの方たちに共感し、大勢の方たちが協力して、セクシュアルマイノリティを祝福するような明るく楽しいイベントになりました。最後まで雨が降らなかったのも奇跡!でした。そんなお祭りの模様を前後編に分けてレポートいたします。前半は、パレード前のステージを中心にお届けします。(後藤純一)




暑い中、午前中から女装してくれた
バブリーナさんと、牧村朝子さん。
本当におつかれさまでした!
 8月11日土曜日午前11時。午後から雨が降るという予報にドキドキしながら、代々木公園イベント広場に到着。ちょっと曇ってるけど、かんかん照りよりは過ごしやすい、なかなかのパレード日和です。

 オープニングイベントが今まさに始まろうとしているところでした。今回のパレードのMCには、なんと、あの(TVでも活躍中の)バブリーナさん、そして日本初のレズビアン・タレント、牧村朝子さんが登場! そしてスタッフの男の子が5人、Tシャツを脱いで後ろを向くと「は・じ・ま・る・よ」の文字が…という、若さあふれる爽やかな演出にほっこりさせられました。続いて上川あやさんほか議員さんの挨拶があり、CRUSH BEAT(FTMのメンバーを中心としたサークル)による和太鼓演奏が始まりました。
 

今回、ゲイカンパニーでは唯一
となったBIG GYMのブース。
店員さんがみんなカワイイ♡
 広場を見渡すと、十数店のパビリオン(ブース)が並んでいました。RENTGoogleアルファロメオ(ゴージャスに車も展示)、Interbank LGBT Exchange(証券会社LGBTネットワーク連合。今回は野村証券、Goldman Sachs、UBS、Bank of America Merrill Lynch、Morgan Stanleyが協賛)などの大手企業をはじめ、BIG GYMLOVE PIECE CLUBCandy PRIDEL&G TimpaniなどのLGBTカンパニー、それから、東京国際L&G映画祭、学生パーティ+ピアフレンズ大学生ナイトにじいろかぞくなどのコミュニティ系ブースも出展され、パレードらしく、カラフルで楽しい広場になっていました。


いつもコスプレで楽しませて
くれるSEXYボーイズ☆
 会場でひさしぶりに会うお友達もたくさんいました。パレードとあれば地方から必ず駆けつけるツワモノな方(レインボーマーチ札幌で皆勤賞で表彰された方)、尾辻さんの選挙のときにいっしょに頑張った仲間たち、「Tokyo graffiti」やドリカムの広告にも登場したカップル、ドラァグクイーンとして活躍してる方(素顔)、毎年「gaku-GAY-kai」に出演してる方、いつも「プレリュード」に出演しているゲイの合唱団や吹奏楽団のメンバーの方たち…。なによりうれしかったのは、エイズを発症して一時はどうなることかと思われた友達が、とても元気になっていたことでした(笑顔でパレードを歩いていました)。ひさしぶりに会えた喜び…近況報告しながら、「雨降らなきゃいいんだけどね」「きっとゲイパワーで何とかなるよ」とか話しながら、そこここで再会を喜びあう、そういうポジティブなオーラが会場に満ちあふれていたと思います。

 気がつくと、ステージには、ハロプロ公認ゲイアイドルユニット「二丁ハロ」が登場。モー娘。の50th記念シングル「One・Two・Three」(7月発売)を早速カバーしつつ、「スッペシャル」なメドレーを披露。こなれたMCも二丁ハロらしく、お客さんを存分に楽しませていました。さすがです!

 続いての演目は、HIV予防啓発講座「めざすわよ!女装♡甲子園」。パンフレットを見ただけでは「?」という感じでしたが、ドラァグクイーンのサーシャBサバンナさんがピッチャーになり、3人のGOGOの子たちが入れ替わり立ち替わりバッターボックスに立ち、生でヤッちゃうと「アウト」という設定で、「サーシャ、バッターボックスにいるのは彼氏だ。恋人どうしでもコンドームを使えるのか?」みたいな、「見事な守りを見せました」「ホームランです」「甲子園めざして頑張るぞ!」みたいなノリの寸劇(?)でした。非常に斬新な、楽しい予防啓発プログラムでした。

  「そうでない人・ユキジ」さん(女装して完コピしたり、Perfumeのコンサートに出かけ、本人に声をかけられたりしていることで有名な方)のショーがスタート。ダンサーをしたがえ、「レーザービーム」「ねぇ」「チョコレイト・ディスコ」と、一般のお客さんにも配慮したわかりやすい選曲で、会場でいっしょに踊りながら楽しむ人もいました。

「新虹」の方たちが汗だくで勇壮なエイサーの演舞を披露したあとは、たくさんの水鉄砲が配られ、パフォーマーの方もお客さんも入り乱れての「水かけ祭り」。若さあふれるパレードならではの、夏らしく、楽しい演出でした。

 世界中で愛されているTVドラマ「glee」のファンたちが結成したウォーブラーズⅡのステージは、チアリーダーたちも加わって大盛り上がり! ルーザーハンドを手にはめたファンの方たちが最前列に陣取るくらい、大人気でした。

 それから、アメリカ大使館に最近赴任した女性の方がご挨拶(今回の「Save the Pride」はアメリカ大使館が後援についています)。彼女は女性とともに現れたのですが、「日本のLGBTのみなさん、今日はパレードにお招きいただき、本当にうれしいです。今日は私のパートナーを連れてきました」と英語と日本語で挨拶し、拍手を浴びていました。
 
「LGBTと子育て」トークショーの後は、COL KID GAGAさん+ダンサーによる「SUPER DANCE LIVE respect Lady GAGA!」ショー。「Born This Way」の後、ビヨンセ役のサーシャBサバンナさんも登場し、「Telephone」を披露し、盛り上げました。
 続いて「ガガをパレードに呼ぶためにみんなでメッセージビデオを送ろう」というコーナー。去年から成田で出待ちして…というスタッフの方の熱意に賛同したお客さんたちが、「Born This Way」をいっしょに踊って「ガガ、日本のLGBTはあなたを待っています!」というコールをしました。Youtubeにアップする映像ということで、柵内のベンチのエリア(アリーナ)にいる人は顔が映ってしまうかもしれませんというアナウンスをしたのですが、ほとんどの人がそのまま残っていっしょに踊ってくれました。そのことに司会の牧村さんが感激して「本当にありがとうございます」と泣きながら感謝の言葉を述べていたのが印象的でした。

 そうして楽しいステージが一段落し、参加者の方たちは15時からのパレードに向けて整列をはじめました。
(後編につづく)


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