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レポート:第13回東京レインボー祭り

8月12日(日)、新宿二丁目で第13回東京レインボー祭りが開催され、今年も大勢の方たちが二丁目に集い、真夏の1日を楽しみ、笑顔で交流を深めあいました。

レポート:第13回東京レインボー祭り

8月12日(日)、今年で13回目を数える毎年恒例の東京レインボー祭りが新宿二丁目で開催されました。今年も、地方から来られた方なども含めて数千人の方たちが二丁目に集まり、お酒を飲みながら笑顔で交流を深めあい、神輿やエイサーを楽しみ、あらためて二丁目の素晴らしさを分かちあえるような真夏の(お盆の)1日を過ごしました。レポートをお届けします。(後藤純一)


 第1回のレインボー祭りが2000年の8月27日に開催されたときは、二丁目の仲通りが初めて歩行者天国になって縁日のようなお祭りが行われたというだけでもスゴイのですが、ドラァグクイーンやゲイインディーズミュージシャンのパフォーマンスもあり、ダンスタイムで盛り上がり、最後にまさかの花火が上がり、感動で号泣する人が続出…。記念碑的な夜でした。
 初代会長の川口昭美さんが亡くなったあと、2001年のパレードの実行委員長を務めた福島光生さんが新宿二丁目振興会を受け継ぎ(現在は「Base」のToshiさんが実行委員長を務めています)、振興会加盟店のみなさんと協力しあいながら、毎年毎年レインボー祭りを続けてきました。警察や消防局の指導もあって花火もドラァグクイーンのステージもなくなりましたが、二丁目コミュニティのために、何があっても灯を絶やさないようにという気持ちで、もうかれこれ13年も続けられてきました(本当に頭が下がります)
 


日出郎さん(Kukuna Mahalo)

小原さんとともちかさん
(ArcH、AiSOTOPE)

angenさん(ZETA TOKYO)
とDJ OSHさん







Toshiさん(Base)
 今年も、二丁目振興会加盟店のみなさんは昼過ぎから(ほとんど寝ずに)集合し、暑い暑いお盆の昼下がり、屋台を設営したり、お祭りの準備に奔走していたそうです。
 15時、すでに二丁目には大勢の人が集まっていましたが、実行委員長のToshiさんの挨拶でレインボー祭りがスタート。DJ OSHさんが軽快なナツウタBGMで会場を心地よく盛り上げます。
 ブース(屋台)でなじみのお店のマスターに会ってご挨拶しつつ、ビールとかチューハイで乾杯。飲みながら通りかかるイケメンを見てるだけで相当楽しいです。浴衣や甚平を着た方、タンクトップ+ハーパンな方も多く、あそこにもイケメンが、やだ、あそこにも!みたいな(笑)。目移りしちゃって大変!でした。
 それから、タレントとしても有名なあの日出郎さんがボードを持って案内していた、二丁目スタンプラリーの抽選会場もにぎやかでした(お店に飲みに行くとスタンプがもらえ、3つ集めると抽選で特典がもらえるしくみ。レインボー祭り当日に買ったお酒もカウントされていたようです)。「akta」のボランティアの方たちが、レインボーの風船を売りながら歩いていたのも素敵でした(売上げはHIV予防啓発活動に寄付されます)。また、ArcH向かいのLAWSONの店員さんが一生懸命ゴミを集めて回っていたのも感心しました(昨今、二丁目の路上にLAWSONで買った物のゴミがばらまかれることが問題になっていました)
 そうこうしているうちに、恒例の野郎神輿がやって来ました。いなせな法被・六尺姿の野郎たち(二丁目のバーのスタッフの方やお客さんたち)が、二丁目の神様・酒樽を担ぎ、ワッショイワッショイ練り歩きます。屋台のそばを通るたびに水をバシャバシャかけられ、気持ちよさそうでした(法被と六尺、透ける透ける)。神輿の担ぎ手のなかには、あの有名なGOGO&モデルの義男さんもいて、ファンにはたまらない絵面でした。(でも、野郎神輿なのにBGMが聖子だったりモー娘。だったりしたのが二丁目らしくてウケました)
 二度目の神輿は、女性の方(ビアンバーのママさん?)も参加していましたが、鯉口を粋に着こなして威勢よく担ぐ姿は、野郎たちも顔負けなカッコよさでした。花園通り(仲通りと交差する通り)に出て引き返す辺りで、なんと初音ミクのコスプレをした方(とても目立っていて、写真を撮る方も多数)も神輿に加わり、「初音ミクと神輿、まさかのコラボ!」と話題になっていました(笑)
 17時半、恒例の「新虹(あらぬーじ)」による勇壮なエイサーの演舞がスタート。合間合間でレインボーな風船をたくさんつけた道化(チョンダラー)の方が二人、走り回ったり、銀色の紙吹雪のクラッカーをパンっ!と放ったりして盛り上げました。エイサーはもともと沖縄の盆踊りですが、50人近い「新虹」のメンバー(関西や沖縄からも来られていたようです)が、心をこめて数曲の演舞を披露したあと、恒例のカチャーシー…かと思いきや、今回は違う曲でしたが、振付け講座も行われ、お客さんもいっしょになって踊り、2012年の夏を送りました。
 最後、カウントダウンとともに一斉に風船を空に放ち、レインボー祭りが終了。実行委員長のToshiさんも語っていましたが、二丁目振興会のマスターたちの尽力のおかげで今年もお祭りを楽しめたことに感謝!です。本当にありがとうございました&おつかれさまでした!
 
 パレードもそうですが、レインボー祭りの楽しみのひとつは、年に一度、ひさしぶりのお友達と会えることです。ゲイバーでいっしょに飲んで楽しい時間を過ごした友達、イベントで知り合った友達、ハッテン場で熱い夜を共にしたことがある友達などなど。なかには昔ちょっとゴタゴタあったりした人もいるかもしれませんが、こうして二丁目のお祭りで会うと、不思議と笑顔で、元気そうでよかったとか、また飲もうねとか素直に言えたりするのです(お祭りマジック?)
 それもこれも、二丁目があって、お店があって、お祭りがあるおかげです。二丁目という街が無くなったら、みんなで集まるってことも無くなっちゃう…だから、これからもみんなで二丁目を盛り上げ、支えていこう、そう思えるお祭りでした。
 また来年の(たぶん)8月、二丁目のレインボー祭りで、笑顔でお会いしましょう!


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