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特集:World Aids Day 2016

今年も世界エイズデー前後に、Tokyo AIDS Weeksをはじめ、各地で啓発イベントや検査会が開催されます。そうした催しの情報と合わせて、Safer Sex関連のキャンペーンなど、HIV/AIDSに関連したさまざまな情報をお伝えいたします。

特集:World Aids Day 2016

12月1日は世界エイズデーということで、昨年からスタートしたTokyo AIDS Weeksをはじめ、各地で啓発イベントや検査イベントなどが開催されます。そうしたイベント関連の情報と合わせて、昨今のHIV感染の動向やSafer Sex関連のキャンペーンなど、HIV/AIDSに関連したさまざまな情報をお伝えする特集をお届けします。


昨年のHIV感染の動向

 まず、昨今のHIV感染の動向について、ざっとお伝えいたします。
 昨年1年間で新たにHIVへの感染が判明した方の数は1006名で、昨年に比べて85名減少(2年連続で減少)していますが、減少した主たる要因は、同性間性的接触によって感染した方が691名(全体の68.7%)で昨年から98名減少した(2007年以降では最も少なかった)ことだそうです。検査を受けずに発症して初めて感染が判明した方(新規エイズ患者)は428名で、うち同性間性的接触は250名(58.4%)でした(詳細はこちら。PDFです)
 新規感染は全体的に頭打ちの傾向ですが、2007年以降、年間1500名前後の新規感染が続くという高い水準で横ばいの状態です(それでも、新規感染数の増加に歯止めがかかっているのは、こちらの記事でお伝えしたようなコミュニティの予防啓発活動の効果と言えるのではないでしょうか)。日本のHIV陽性者数は累積で約26,000名となっています。
 
 

ALL JAPANキャンペーン

 2012年からaktaが行ってきた「Safer Sex Campaign」が「ヤる!プロジェクト」とコラボし、「ALL JAPAN キャンペーン」として全国で同時展開中!
 コミュニティセンターaktaをはじめ、全国のコミュニティセンターでキャンペーングッズを手に入れることができます。また、二丁目などでもポスターを貼っていたり、オリジナルコンドームを設置したりしています。二丁目だけじゃなく、仙台、横浜、名古屋、大阪、愛媛、沖縄などでも、コミュニティセンターやハッテン場、ゲイバー、ショップなどでポスターを目にしたり、オリジナルコンドームをGETしたりできますが、お近くにそれらがない場合も、キャンペーンサイトでポスターをダウンロードすることができます。あなたのお店や部屋に貼ってみませんか?

ALL JAPANキャンペーン
参加団体:やろっこ、akta、SHIP、Angel Life Nagoya、MASH大阪、HaaTえひめ、nankr-OKINAWA
協力:Badi
2016年度厚生労働省委託事業「同性愛者等のHIVに関する相談・支援事業」

 

 

行政・企業のキャンペーン


 今年もこの時期、厚労省や東京都などがHIV関連のキャンペーンを実施します。
 
 厚労省の今年のキャンペーンとしては、「知っていても、分かっていても AIDS IS NOT OVER」というテーマを掲げ、ポスターを掲示したり、イベントを開催したりします。

 東京都では今年も、11/16〜12/15の1ヶ月間を東京都エイズ予防月間として、啓発イベントや検査イベントを実施します。今年光っているのは『バディ』誌とのタイアップ。新宿二丁目で活躍する男の子たち(GOGO BOYなど)の声をビジュアライズした「VOICE」や、前田ポケットさんの漫画「南新宿検査・相談室への道!」などが楽しめる、素晴らしく『バディ』らしいコンテンツです。こちら(PDF)からご覧ください。

 それから、ザ・ボディショップが実施する「第23回HIV/エイズ レッドリボンキャンペーン」。ザ・ボディショップでは1997年から毎年店舗キャンペーンを行い、HIV予防啓発活動に取り組んでいます。「ENRICH NOT EXPLOIT(より良く、より豊かに。私たちが、変えてゆく。)」をコミットメントとして掲げ、HIV/エイズに対する偏見や差別をなくすための情報発信を続けています。12/25まで全国の店舗で展開中。詳しくはこちらをご覧ください。

 



Tokyo AIDS Weeks 2016


 昨年、東京でのエイズ学会の開催に合わせてスタートしたキャンペーン「TOKYO AIDS WEEKS 2015」。国立国際医療センターでゲイの合唱団によるミニコンサートが行われて感動を呼んだり、二丁目で素敵なクラブパーティが開催されたりしました(レポートはこちら
 今年も、昨年同様、国立国際医療研究センターで「Gay Menʼs Chorus for Tokyo AIDS Weeks 2016 ミニコンサート」が、AiSOTOPE LOUNGEでWORLD AIDS DAY PARTY「RED awareness vol.2」が開催されます。ぜひお出かけください!(詳細はこちら

WORLD AIDS DAY PARTY「RED awareness vol.2」

 今年も12/1に二丁目でイベントが開催されます。今回はなんと、7月のレインボーリール東京(第25回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭)で上映され、「18分間の衝撃のセックスシーン」として話題になった作品『パリ 05:59』が再上映されます(今後なかなか上映されないと思います…この機会にぜひご覧ください!)。また、この映画に登場するような世界の最先端のHIV予防方法についても知ることができるトークショーも行われます。司会は人気ドラァグクィーンのエスムラルダさん、グランドホステスはジャンジさん、そしてDJはM★NARUSEさんです。入場無料ですので、お気軽にお越しください!

WORLD AIDS DAY PARTY「RED awareness vol.2」〜映画『パリ 05:59』特別上映会+トークイベント〜
日時:2016年12月1日(木) 開場18:30 上映19:00
会場:AiSOTOPE LOUNGE
入場無料(カウンターでドリンクをオーダーしてください)
MC:エスムラルダ
トークゲスト:山元泰之(東京医科大学 医師)、高久陽介(NPO法人 日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラス 代表理事)、岩橋恒太(NPO法人 akta 代表理事)
グランドホステス:マダム ボンジュール・ジャンジ
ラウンジDJ:M★NARUSE
主催:NPO法人 akta
共催:NPO法人 レインボー・リール東京
協力:東京都福祉保健局、AiSOTOPE LOUNGE、TOKYO AIDS WEEKS 2016実行委員会

Gay Menʼs Chorus for Tokyo AIDS Weeks 2016 ミニコンサート」

 昨年とても大きな反響を呼んだ、ゲイ男性(トランス男性含む)の有志メンバーによる合唱ミニコンサートが、今年も開催されます。会場となる国立国際医療研究センターのエイズ治療・研究開発センターは、日本のエイズ治療の中心的な存在であり、約2000人のHIV陽性者が通院しています。週末、病院の外来ロビーでコンサートをすることで、入院中の患者さん、周囲の人、家族も含めて、医療従事者など、多様な人たちが、日本のゲイによる合唱に耳を傾けることになります。当日は、HIV陽性者などによる手記朗読も予定されています。ぜひ、足を運んでみてください。

Gay Menʼs Chorus for Tokyo AIDS Weeks 2016 ミニコンサート
日時:2016年12月10日(土) 16:00-17:00(予定)
会場:国立国際医療研究センター 中央棟(アトリウム) 地下1Fステージ(新宿区戸山1-21-1)
入場無料・事前申し込み不要
指揮:なおき
Piano:ぶっち


 

全国のイベント


 Tokyo AIDS Weeks 2016以外にも、AAARED RIBBON LIVEなどのメジャーなイベントをはじめ、全国で様々なイベントが開催されます。その中で、ゲイコミュニティの方たちが出演するようなイベントを厳選してご紹介いたします。(日付順)

11/20- 仙台 SUV exhibition INSHOKU+ in SENDAI

 大阪、沖縄、福岡で好評を博したSUV個展「INSHOKU」が仙台上陸! しかも、「仙台HIVネット」で公開されるオリジナル作品のネームも展示する仙台限定の「INSHOKU+」としてパワーアップ開催です。期間中の11/26(土)にはSUVトーク&サイン会も開催。community center ZELへGO! なお、仙台では12/3に世界エイズデーに合わせて即日検査会も行われます(詳しくはこちら

SUV exhibition INSHOKU+ in SENDAI 
会期:2016年11月20日(日)-12月3日(土)
会場:community center ZEL  
入場無料

11/23 東京 池袋エイズフェス'16 

 豊島区立中池袋公園で行われる若い方が集まるイベント。ブースがいろいろあったり、ステージではライブやショーが繰り広げられ、なんとパレードも行われるそうです。
 今年もParty Animal$やドラァグクィーンの方たちが出演するほか、LGBT系の若者の居場所作りを月1回行っている「にじーず」がレインボーアクセサリー作りのブースを出展するそうです。
 
池袋エイズフェス'16 
日時:2016年11月23日(水祝)11:00~16:00
会場:豊島区立中池袋公園(JR池袋駅より徒歩5分)
問合せ:HIV/AIDS情報ラウンジ「ふぉー・てぃー」

11/25 福岡 ゲイ・バイ限定検査

 福岡市中央区健康福祉センターでゲイ・バイセクシャル男性限定のエイズ検査。検査を受けた方には、ジェクス・コンドームのグラマラス・バタフライと、アナルセックスに特化したゼリー8986をもれなくプレゼント! 予約なしで行けるので、この機会に検査へGO!ということで、「エイズ検査へGO」特設サイトができているのですが、検査のケンちゃんというキャラクターがとってもカワイイです♪ ぜひご覧ください。

ゲイ・バイ限定検査 
日時:2016年11月25日(金)18:00~20:00
会場:福岡市中央区健康福祉センター
予約不要

11/30 大阪 世界エイズデー アート・チャリティー・マーケット2016

 今回で4回目となる「アート・チャリティー・マーケット」(略して”チャリマ”)は、アートを通じて世界エイズデーのことをいろんな方々に知っていただきたいという思いから企画されたイベントです。アート作品を2週にわたって展示する展覧会イベント「ギャラリーウィーク」と、ステッカーやポストカードなどのグッズへのカンパによる1DAYフリマイベント「マーケットデー」の2つのスタイルで開催。また今年は、「ギャラリーウィーク」期間中、会場のdistaに来られた方々にもアートに参加していただける参加型アート・スペースもご用意。「マーケットデー」アートバザーでは、オリジナルグッズへのカンパから、それぞれの設定金額の50%がMASH大阪へ寄付されます。
 
世界エイズデー アート・チャリティー・マーケット2016 
ギャラリー・ウイーク
2016年11月30日(水)-12月12日(月)
マーケット・デー
2016年12月4日(日)
会場:community center dista  
 
12/4 青森 講演会『LIVING TOGETHER HIV/AIDSへの差別/偏見/スティグマ:生きづらさを生む社会の課題』

 1994年から東京を拠点にHIV/AIDSに関する陽性者支援、そして社会啓発に関する活動を展開してこられたNPO法人ぷれいす東京で代表を務めていらっしゃる生島嗣氏、そして青森県健康福祉部保健衛生課総括主幹の渋谷憲司氏をお呼びし、国・県内の現状を踏まえ、HIV/AIDSについての学びを深め、HIV+であるかそうでないかに限らず、私たちの暮らすこの街が、差別や偏見を誰かに植え付けることの無い生きやすい社会になるよう一緒に考えましょう。

第4回北東北性教育研修セミナー2016秋『LIVING TOGETHER HIV/AIDSへの差別/偏見/スティグマ:生きづらさを生む社会の課題』 
日時:2016年12月4日(日)15:30-18:00
会場:青森市男女共同参画プラザ カダール 研修室(JR青森駅より徒歩1分、アウガ5F)
申込み:名前、連絡先、ある場合は所属を記載し、メール( rc-net@goo.jp )もしくは郵送(青森市安方 1-3-24-2F)で。
参加費:500円(資料代)
主催:東北性教育研修セミナー実行委員会

12/14 東京 東京都エイズ予防月間講演会「HIV/エイズ ともに働くとき知っておきたいこと」

 東京都エイズ予防月間の関連イベントとして、HIV陽性者の就労環境の向上を目的とした講演会「HIV/エイズ ともに働くとき知っておきたいこと」が開催されます。NPO法人ぷれいす東京代表の生島嗣氏、NPO法人日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラス代表理事の高久陽介 氏、永野・山下法律事務所の山下敏雅弁護士らを迎えたパネルディスカッションも行われ、最新の医療についても学ぶことができます。

東京都エイズ予防月間講演会「HIV/エイズ ともに働くとき知っておきたいこと」
日時:2016年12月14日(水)19:00-21:00
場所:コンファレンススクエア エムプラス(千代田区丸の内2-5-2、三菱ビル10F)
参加費:無料
定員:100名
申込み締切:2016年12月7日(当日必着)。申込み方法はこちら