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「コーランを燃やす」と宣言した牧師の住むフロリダ州ゲインズビル市の市長はオープンリー・ゲイの方だそうです

 2001年の9.11(同時多発テロ)から今日でまる9年が経ちます。
 ニューヨークでは10日から、犠牲者を追悼し、平和を祈念する様々な集会が開かれています。

 現在、同時多発テロで崩壊した世界貿易センタービルの跡地「グラウンド・ゼロ」の近くにイスラムセンターの建設が計画されていますが、米国内ではこの建設計画をめぐって世論が二分される大論争が巻き起こっています。

 この建設計画に強硬に反対するフロリダ州のテリー・ジョーンズ牧師は、9月11日にイスラム教の聖典コーランを焼くと宣言し、物議を醸してきました。
 毎日新聞の記事によると、ジョーンズ牧師は1980年代からドイツのケルンに住み、約30年間、福音派教会「ケルン・クリスチャン・コミュニティ」の牧師として活動し、自らを「神に指名された者」と称し、「暴君ネロの母に建設された地獄の都市」ケルンの救済を説きました。「悪霊」が存在するとの独自の論を展開し、異論を唱える者を「神の敵」と攻撃し、同性愛者やイスラム教徒を糾弾し、子どもを棒で打つ体罰も説いてきたそうです。
 教会資金を不正使用した疑いが強まり、ジョーンズ牧師は2007年末に教会を追われ、フロリダ州のゲインズビル市で「ダブ・ワールド・アウトリーチ・センター」という教会を設立しました。約50人の信者には、カンザス州で同性愛者やユダヤ教に抗議する原理主義活動で知られる別の教会の会員もいるそうです。また、昨年夏、胸に「イスラム教は悪魔だ」と赤字で記したTシャツを着た子どもの信者7人を市内の学校に登校させ、子どもたちは登校禁止処分を受けました。同性愛者である同市市長への抗議運動も展開しました。再び教会の不正経理も発覚したようです(地元紙に追及されました)
 地元の別の教会関係者は「ジョーンズ牧師は、報道されればされるほど元気づく。関心を引くため何度も騒ぎを起こす。店先でアメを欲しがるだだっ子のようだ」と語りました。

 

 この記事で言及されている(この記事のおかげでニュースになった)フロリダ州ゲインズビルのオープンリー・ゲイの市長のことを少しお伝えしたいと思います。
 フロリダ州アラチュア郡の郡都であるゲインズビル市は、アメリカ最大のフロリダ大学やサンタフェ大学も擁する学都です。
 市長クレイグ・ロウ氏は、2010年4月の市長選挙で当選を果たし、この市で初めてのオープンリー・ゲイの市長となった方です。彼は2003年からゲインズビル市の委員に選ばれ、市長に選ばれるまでその職を務めていました。また、同市の機会平等委員会の委員長を務めたほか、地域公益事業の会員、コミュニティ発展委員会、全国ビジョン&プランニング委員会、コミュニティ再開発代理店、アラチュア運輸計画機構、アラチュア図書館運営会議など多くの機関で活躍してきました。 
 この狂信的なジョーンズ牧師のクレイグ・ロウ市長への抗議運動は、幸い大したことはなかったようですが(人々もメディアも取り合わないことでしょう)、今後また市長に矛先が向かったり被害を被ったりすることがないように…と祈ります。

 

 9月11日…今日この日だけは、宗教、国籍、人種、民族、出自、性別、性的指向、性自認などに関わらず、すべての人たちが共に生きていることを感じ合い(ある意味、Living Togetherですよね)、平穏に過ごせる1日になることを…と願うものです。(後藤純一)

 

 

知りたい!:コーラン焼却騒動の牧師 悪霊唱え体罰、独追われ米へ(毎日jp
http://mainichi.jp/select/world/news/20100911dde001030024000c.html

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