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東京都の人権冊子で東京プライドパレードが特集されていました

 814日に行われ、沿道の方なども含めて約5000人が参加した東京プライドパレード(組織動員のないデモンストレーションとしては最大規模だそうです)。当日はNHK、ロイター、TBSラジオ、週刊実話のほか、多くのゲイメディアやフリーライターの方などが取材に駆けつけましたが、(海外のパレードのように)TVのニュースで流れたり新聞で大々的に報道されたり、ということはなかったようです。

 

 そんな中、東京都人権啓発センターが発行する冊子『TOKYO人権』47号(98日発行)で東京プライドパレードが特集されていました。
 「歩く人と見物する人みんなを元気づける、性的少数者のパレード」と題された特集では、代表の砂川秀樹さんがインタビューに答え、パレードの歴史、セクシュアルマイノリティがどこにでも一定数存在すること(そして、カミングアウトのしづらさや社会的保障を受けられないこと、健康面の問題など)、「ゆるやかなつながり」を得られるパレードの楽しさ(意義)について、語っていました。
「性的少数者というと不幸なイメージを思い浮かべるかもしれませんが、けっしてそうではない、と。確かに差別があって大変ではあるのだけど、その一方で、人生を楽しんでもいるんだよ!ということを伝えたいんです」という言葉が印象的でした。

 

 今回はパレード特集でしたが、この前の号では「当事者自身が発信する――HIV陽性者スピーカー派遣プログラム」という特集で、日本HIV陽性者ネットワーク「JaNP+(ジャンププラス)」の高久陽介さんのインタビューが紹介されていました。
 また、39号(20089月発行)ではろう者で性同一性障害者でもある緒方れんさん32号(200611月発行)ではコミュニティセンター「akta」の張由紀夫さん、同じ号の特集「人はHIVウィルスより強いんです。」ではぷれいす東京の池上千寿子さんといった方たちも登場しています。

 

 TOKYO人権』は都と区市町村(窓口など)、都内公共図書館などに配布されているほか、バックナンバーも含めてPDFで全文を読むことができます。
 わずか8ページの冊子ですので、手に取った人は必ずどの記事も目にするような形です。
 都民の方たちへの一定の浸透力はあるのでは?と思います。
 そうした冊子にセクシュアルマイノリティのことやHIVに関することなどが掲載され、コミュニティの側から当事者のリアリティや課題について語られているのはとても意義のあることだと感じました。(後藤純一)

 


『TOKYO
人権』47
発行:財団法人 東京人権啓発センター

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