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東京都の漫画規制条例が可決されました

 出版社や作家などから大きな反対運動が起こっていたにも関わらず、15日の都議会本会議で都の漫画規制条例(青少年健全育成条例改正案)は賛成多数で可決されました。来年7月から施行される予定だそうです。

 この条例により、同性愛を描いた漫画はどのような影響を受けるのでしょうか?
 毎日新聞の記事によると、古典文学だろうと同性愛作品だろうと、「刑罰法規に触れる性的行為の中でも特に反社会性が強い強姦、児童買春や、民法で婚姻が禁止されている近親者間の性交などを当然なことのように描いたり、全編のほぼ全てをこうしたシーンの描写に費やしたもの」を不健全図書とし、一般書棚ではなく成人コーナーでの販売が義務づけられるそうです。不健全図書を決めるのは、出版業界代表や都職員など、都が指定した20人から成る諮問機関「青少年健全育成審議会」です。
 また、以前から、条例を盾に(恣意的に適用されて)同性愛自体が「不健全」扱いされるのでは?との懸念もありました。12月2日付の毎日新聞の記事によると、都青少年課長の桜井美香氏も「拡大解釈され、不倫や同性愛なども含まれる可能性がある」と語っていました。そしてその後、石原都知事の発言によって、この懸念がかなり現実味を帯びてきており、予断を許さない状況にあると言えます。
 
 では、このような条例の拡大解釈(恣意的な適用、不当な規制)を防ぐ手だてはないのでしょうか?
 社会学者の宮台真司氏はTwitterでこう述べています。参考になるのではないでしょうか?
「今後の課題は二つ。第一:青少年健全育成審議会の完全公開化。現在は都官僚からの提案を追認するだけの形骸です。これを『完全公開化』する。不健全図書指定は簡単にできなくなります。第二:改正条例は来年7月施行ですから、第一で述べた健全審の健全化(笑)に合わせ、東京都の健全育成条例の健全化を知事選の争点にすることです。もちろん新知事には『青少年治安対策本部』という、青少年行政が警察庁出向官僚に牛耳られる異常組織の解体をさせることが前提です」
 


賛成多数で可決 都の漫画規制条例成立(TOKYO MX NEWS)
http://www.mxtv.co.jp/mxnews/news/201012156.html

都青少年条例:民主「世論」に配慮 出版業界、根強い反発(毎日jp)
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20101216k0000m040091000c.html?link_id=RAH05

都青少年健全育成条例改正案:都が再提出 規制対象拡大、あいまい文言に懸念(毎日jp)
http://mainichi.jp/enta/art/news/20101202dde018010006000c.html

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