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アルゼンチンの国会が同性婚法案を可決

アルゼンチン上院は14日水曜日、同性婚法を可決しました。同性婚法案はすでに下院で可決されています。
 この法案はゲイカップルに対し、男女と平等の結婚の権利を与えるもので、養子をとることも認められます。

 政治陣営「勝利戦線」の代表であるミゲル・アンヘル・ピチェット上院議員は、こう語りました。
「私たちは現実に即し、差別を止めなければならない」
「教会が実権を握っているいくつかの州で、同性婚法を通すなという圧力がかかった。これが民主主義だ」


 一方、カトリック教会や福音教会が集めた何千もの人々が、国会議事堂の前で抗議デモを行いました。
 福音教会の代表、Justo Carbajales氏はこう語りました。
「このデモは何もネガティブな色合いは帯びていない。ただ、我々が理解しているように、結婚を男女間のものだと奨励し、そうなるように提案しているのだ」

それとは別のところで、同性婚を支持するグループも市の別の場所で集会を開き、声を上げました。
 採決の前夜には、上院仮議長のJosé Pampuro氏が「喜んで同性婚に投票するよ」と語りました。

 

 昨年11月、ブエノスアイレスの裁判官は、結婚の権利を申し立てたゲイカップルに対し、「同性婚を禁止することは違法だ」として、同性婚への道を開きました。アレクス・フレイレさんとホセ・マリヤ・ディ・ベッロさん(写真右)は、「ラテンアメリカで婚姻の権利を得た初のゲイカップルになれる」と喜びを語りました。が、別の裁判官から差し止め命令が下され、ブエノスアイレスで結婚式を挙げることはできなくなりました。
 彼等は結局、同性婚を支持する知事がいるアルゼンチン南部の州で結婚式を挙げ、ラテンアメリカで最初の同性婚となりました。
 今や、地域に関わらず、国全体として同性婚が認められようとしています。 

 しかし、関門はもう1つあります。上院議会が同性婚関連法案を承認した後、アルゼンチン大統領が法案に署名する必要があるのです。クリスティーナ・フェルナンデス・デ・キルチネル大統領が法案に署名するか、拒否権を発動するか、その動向が注目されます。
 GEIRO.orgによると、クリスティーナ・フェルナンデス・デ・キルチネル大統領は同性婚に反対の立場で、拒否権を発動する見込みだそうですが、「アンデスからはじめよう」というblogによると、逆に「アルゼンチン政府は地域行政とともにマイノリティの権利を守っていく」と語り、制度化に前向きな姿勢だと伝えられています。

 ラテンアメリカでは現在、メキシコシティが同性婚を合法化していますが、国としてはアルゼンチンが初めて同性婚を認めることになるのでは?と期待されます。
(後藤純一)



Argentinian lawmakers voting on gay marriage(CNN)
http://edition.cnn.com/2010/WORLD/americas/07/14/argentina.gay.marriage/?fbid=p_bQ1rrtQCF

アルゼンチン上院主要委員会、同性婚関連法案を否認するよう勧告(GEIRO.org)
http://geiro.org/2010/07/07/argentinacommitteerecommendation/

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