2010/08/12
Queer Music Exprience
すでにメジャーデビューシングル「The Climb」(マイリー・サイラスのカバー曲)が発売されており、イギリスではかなりの人気を博しています。
そんなポップスター(おばちゃんたちのアイドル)のカミングアウトは、まるで『アメリカンアイドル』出身のオープンリー・ゲイのスター、アダム・ランバートに続く「イギリス版アダム」といった印象を受けそうですが、実は順序が逆なのです。
『アメリカンアイドル』はもともとイギリスの『ポップアイドル』(2001~)というオーディション番組を下敷きにしています。その『ポップアイドル』の初代優勝者がウィル・ヤングです。ウィルのデビュー・シングル「Anything Is Possible/Evergreen」は、バンド・エイドの「Do They Know It's Christmas?」の記録を更新し、イギリス音楽史上、最も短期間で最高の枚数を売り上げたシングルとなりました。そして、デビュー・シングルの発売から数週間後、ウィル・ヤングはタブロイド紙上で、ゲイであることをカミングアウトしました。そして、カミングアウト後も発売したシングルはすべてトップ5入りを果たし(内3曲がNo.1ヒット)、デビュー・アルバムも2ndアルバムも全英アルバム・チャートの首位に輝いています。つまり、ゲイであることは彼の人気に影響を及ぼさなかったのです。ウィル・ヤングこそは、人気オーディション番組出身のオープンリー・ゲイのポップスターのさきがけだったのです(参照:Queer Music Exprience )
ちなみに『ポップアイドル』に続き、25歳以上でもグループでも参加できるという新オーディション番組『Xファクター』が2004年からスタートし、ここからレオナ・ルイスやジョー・マケルダリーのようなスターが誕生しました。
2007年からは『アメリカズ・ゴット・タレント』をまねた『ブリテンズ・ゴット・タレント』も始まり、ポール・ボッツやスーザン・ボイルを輩出しました。
また、『Xファクター』は2011年から米国に上陸することが決まっています(レディ・ガガが審査員を希望したそうです)
オーディション番組出身のアイドル、あるいはリッキー・マーティンのようにすでに大御所となったスターたちのカミングアウトが相次いでいるわけですが、日本にもそろそろそんな波が来るのでは?と期待したいところです。(後藤純一)
ツイッターのハッキングが生んだカミング・アウト。(Queer Music Exprience)
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