2010/08/29
秒刊SUNDAY
日本テレビ系で28日から29日にかけて放送された毎年恒例の『24時間テレビ』。今年は人気タレントのはるな愛さんがチャリティ耐久マラソンを走ることが世間の注目を集めていました(ゲイシーンでも、『24時間テレビ』自体はそれほどでもないですが、はるな愛さんが走ることは話題になっていたと思います)
猛暑の中、はるな愛さんは様々なドラマを繰り広げた末に見事、感動のゴールインを果たし、35.7%もの視聴率をとりました。そんなニュースにまじって、彼女の(あるいはセクシュアルマイノリティについての)扱いに関してTwitterやBlogなどで怒りのコメントが噴出した、というニュースもありました。
『秒刊SUNDAY』によると、トランスジェンダーであるはるな愛さんが懸命に走っている最中に、スタジオではTOKIOの山口さんが出演していた93年のゲイ・ドラマ『同窓会』(日本テレビ系)が「恐怖映像」「危険な○○」といったテロップとともに流れメンバーが爆笑していたそうです。
これに対し、マサキさんというトランスジェンダーのブロガーの方が日テレに怒りのメールを送りました。マサキさんは「こんな同性愛嫌悪を流す24時間テレビは、絶対に許さない。一生許さない」と激しい憤りを覚え、番組に対して意見メールを寄せました。(詳しくはこちら)
Togetter(いろんな人のつぶやきを組み合わせて保存してみんなで共有するサービス)では、「はるな愛の扱いについて」というテーマで様々な「つぶやき」が集められていました。
blog「フツーのGAYの日常」で知られるakaboshiさんは、こう書いています。
24時間テレビ、はるな愛さんのスタート場面が、ほろ苦かった。スタート直前にサプライズで父親と弟が応援に出てきて、父親は背中に大きく「賢示」と書いた野球のユニフォームを差し出し「これを着て走って」と言った。しかし、はるな愛は拒否。そりゃそうだろう。父の思いの一方的な押し付けだ。
24時間テレビ、はるな愛さんのスタート場面で父親が「いい男になった」と言ったのだが、はるな愛さんは真顔で「女やで」と言い返した。そして「女になってから関係が疎遠になってたけど、こうして来てくれて嬉しい」と、チクリ。家族のほろ苦い関係性がそのまま生放送された意義は大きい。
トランスジェンダー当事者と家族。その間にある一筋縄ではいかない関係性を、視聴者のどの程度の人が読み取れるのかはわからない。ただ、少なくとも当事者とその家族には伝わり、なんらかの「力」を与えるだろう。全国放送の高視聴率番組で今、はるな愛さんは生涯をかけた「勝負」をしている。
この「つぶやき」に対し、トランスジェンダーの世田谷区議、上川あやさんがコメントを返し、このように語っています。
「性同一性障害」と「ニューハーフ」…。一方では同情を煽り、一方では散々な言葉でこき下ろし嗤いを誘う。トランスの根はそう違わないはずなのに都合よく使い分けて平気顔…私が子どもの頃、両親とテレビを観ていたたまれない気持ちになった状況は今もさして変わりません…
これ以外にも、この問題に対してたくさんの「つぶやき」がありました。
そして、このTogetterのテーマ(つぶやかれた声)に対し、「これは考えさせられる」「侮辱されたのははるな愛さんだけじゃない」「マイノリティも居なくなることはないし差別心も無くならない。だったら、それらにふたをするより、差別をする構造そのものをネタにした方がよい。『Glee』みたいに」などなど、実に様々なコメントが寄せられていました。
『24時間テレビ』に同性愛者からブログやTwitter上で怒りのコメント続出(秒刊SUNDAY)
http://www.yukawanet.com/archives/2943920.html