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台湾のチャリティイベント、前代未聞の規模に

2011年03月20日

 ジュディ・オングの呼びかけによって、東日本大震災の被災者を応援するチャリティ番組が台湾の10以上のチャンネルで放送され、7億8800万台湾ドル(約21億円)もの義援金が集まりました。

 18日夜、31のテレビ局と3つのラジオ局が一斉に「相信希望Fight&Smile(希望を信じてファイト&スマイル)」と題したチャリティ番組を放送しました。台湾で、これほどたくさんの放送局が参加してチャリティ番組を放送したのは過去に例がないということです。
 番組にはジュディ・オングのほか、伝説のアイドルグループF4(ヴィック・チョウをのぞく3人)、ビビアン・スー、台湾の歌姫アーメイ(張恵妹)ら、日本に縁の深いスターら約100組が参加。日本の月9ドラマにも出演したリン・チーリン(林志玲)、人気アーティストのジェイ・チョウ(周杰倫)やワン・リーホン(王力宏)もメッセージと義援金を寄せ、香港からも人気俳優アンディ・ラウ(劉徳華)が海を越えて参加しました。また、元サッカー日本代表の中田英寿もスタジオに登場。台湾でも大人気のSMAPからの感謝メッセージを読み上げ、直筆サイン入りのサッカーシューズ1足、ユニフォーム2着をチャリティに寄せました。
 そして、台湾の総統、馬英九(マー・インチウ)氏も夫人を伴って登場し、深刻な地震被害について「日本は台湾のよき友人。日本が困難に陥っている時、手を差し伸べるのは当然のことだと思う」「日本の国民は第二次世界大戦以来、最も深刻な痛手を受けている。しかし日本人は非常に強く、冷静沈着に対応している」と語り、政権幹部とともに、一般市民からの募金申込み電話を自ら受付けました。
 番組の中では、台湾の大手企業も次々に寄付金を発表。台湾トップ富豪の郭台銘(グオ・タイミン)氏が率いる鴻海集団は1億台湾ドル(約2億7000万円)、電子大手の奇美実業は200万米ドル(約1億6000万円)、さらに、ある実業家は福島原発の作業員50人とその家族に対して5000万台湾ドル(約1億4000万円)を寄付しました。
 4時間の放送の間に集まった義援金は、日本円に換算して約21億円にものぼりました。

 大統領をはじめ、人々が一丸となって支援してくれた隣国・台湾…その熱い思いを、僕らは忘れてはいけないと思います。(編)


チャリティイベントのために作られた応援ソング「Believe」のPV。冒頭で馬総統が「愛を信じ、希望を信じ、未来を信じ…」というセリフを吹き込んでいます。(※初めの1分間は無音です)

【地震】台湾でチャリティー番組 20億円以上集まる(テレ朝News)
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/210319031.html

台湾で義援金20億円 中田氏、ジュディ・オングさんら(47NEWS 共同通信)
http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011031801001145.html

地震チャリティー番組で寄付金21億円、中田ヒデやSMAPもメッセージ—台湾(レコードチャイナ)
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=50057&type=5

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