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ゲイのためのグルーポン「Gaypon」が誕生

2011年09月16日

 グルーポンやポンパレ、くまポンといった期間限定、共同購入型のクーポンサイトが隆盛しています。 もともとはアメリカのGROUPONがはしりだといわれていますが、そんなGROUPONのゲイ版「Gaypon」が誕生したというニュースをお伝えいたします。

 アメリカでスタートしたLBGTコミュニティ向け日替りクーポンサイト「Gaypon」は、登録メンバーに対し、地域のゲイフレンドリーな店の日替りクーポンサービスを提供するものです。
 企業がGayponに参入するためには、顧客や従業員がLGBTの顧客に対していやな態度を取ったことがないか、雇用においてLGBTを差別していないかといったことが調査され、合格しなければいけないそうdす。Gayponによると、米国の職場におけるLGBTに対する平等性を評価するための「企業平等指数」(HRC=ヒューマン・ライツ・キャンペーンが作成)などのツールを使用しているそうです。

 また、Gayponは、収益の一部をThe Trevor Project(LGBTの若者を危機や自殺から救うことに重点的に取り組んでいる団体)、Affirmations(米国最大のLGBTコミュニティセンター)といった支援団体に寄付することを計画しています。

 Gayponを紹介している「TechCrunch」の記事では、これを「大義のためのクーポンだ」と評価しています。「Gayponは、あらゆる商行為において差別をしないという意思を表明する地域企業に対して新規顧客を紹介することで支援活動の基盤を作ろうという、健全な試みである」

 Gayponでは、ユーザーのプライバシーを守るため、個人情報が店舗に提出、売却されることはなく、また、クレジットカードの明細には「クーポン購入」とだけ表示されます。「最後の点だけを見ても、この国が他人を受け入れ許容する社会にはまだ遠いことを証明していると言えるだろう。そもそも、ゲイに優しい会社を支援していることをどうして隠す必要があるのだろうか」

 なお、Gayponを活用できる人はLGBTに限定されていません。 趣旨に賛同し、ゲイフレンドリーな企業を支援したい人すべてが対象です。

 Gayponは、元Clear Channel Radio(アメリカ最大のラジオネットワーク)のRobert GrahamおよびJason Busztaによって設立されました。本拠地はミシガン州West Bloomfieldで、現在はクーポンの大半がこの地域のものですが、今後は、ニューヨーク、アトランタ、サンフランシスコ、シカゴ、サンディエゴ、フェニックスなどでもクーポンを提供していくそうです。 

 Gayponの公式PVでは「LGBTコミュニティをサポートしながらお金を貯めよう」と呼びかけられています。

 


ゲイポンは、ゲイのためのグルーポン(TechCrunch)
http://jp.techcrunch.com/archives/20110830gaypon-is-the-gay-groupon/

Save and Donate Money with Gaypon(Advocate)
http://www.advocate.com/News/Daily_News/2011/08/31/Save_and_Donate_Money_with_Gaypon/

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