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セクシュアルマイノリティにフォーカスした自殺予防対策を考えるシンポジウムが開催

2011年10月11日

 毎年3万人を超える人々が自殺に追いこまれ、先進国で最も自殺率が高い国となっている日本(世界でも6位。詳しくはこちら)。その中には多くのセクシュアルマイノリティも含まれていると思われますが、はっきりした統計もなく、セクシュアルマイノリティ向けの自殺予防対策はなかなか講じられてきませんでした(「REACH Online」が10年以上も調査を続け、ゲイの間での自殺未遂率などの実態を明らかにしたほか、政府にそうした声が届いたという意味で「セクシュアルマイノリティを理解する週間」も画期になったと思います)

 こうした状況に鑑み、今年7月、「いのち リスペクト。ホワイトリボン・キャンペーン」というプロジェクトが立ち上がり、自殺支援対策センター「ライフリンク」の勉強会での講演や、議員への陳情などを行い、セクシュアルマイノリティにフォーカスした自殺予防の必要性を訴えてきました。
 そしてこの10月、ライフリンクの代表である清水康之さん、オープンリー・ゲイの臨床心理士・精神科医であり、AGPなどでセクシュアルマイノリティのサポートにあたってきた平田俊明さん、レズビアンとバイセクシュアル女性のためのセンター「LOUD」の代表である大江千束さんをパネリストに迎え、シンポジウムを開催するそうです。
 興味のある方はぜひ、参加してみてください。
 
 
公開シンポジウム2011
「語られなかった“生“を見つめて ~セクシュアルマイノリティの自殺予防を考える」

日時:2011年10月22日(土)14時~16時半(開場13時30分)
会場:文京シビックセンター 区民会議室5階C
入場料: 500円(資料代)
参加方法:事前申込み制。詳しくはこちら
パネリスト:清水康之氏(ライフリンク代表)、平田俊明氏(臨床心理士・精神科医)、大江千束氏(LOUD代表) ※自殺予防問題に取り組む国会議員からの挨拶も予定(諸事情により変更あり)  
主催:「いのち リスペクト。ホワイトリボン・キャンペーン」事務局
後援・協力:NPO法人自殺対策支援センター「ライフリンク」、チャイルドライン支援センター他

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