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映画『Coming Out Story』が都内で一般上映


Coming Out Story
2011/日本/60分/監督:梅沢圭
/「トリウッド」で1月4日より公開
 今年の東京国際レズビアン&ゲイ映画祭で上映された性同一性障害の高校教師の姿を追ったドキュメンタリー映画『Coming Out Story』が、一般公開されることになりました。

 毎日新聞によると、『Coming Out Story』は、「カメラが密着した対象人物の生きざまに撮影スタッフ自身が揺さぶられ、予期せぬ方向へと向かう異色の作品」。1月4日から東京都世田谷区の短編映画館「トリウッド」で公開されます。 
 “ストーリー”の中心人物は、京都府の公立高校で教壇に立つベテラン教師・土肥いつきさん。十数年前、トランスジェンダーという言葉に出会い、ずっと閉じ込めてきた自分本来の姿に気づき、ホルモン療法などで身体のトランスを進めてきました。
 撮影が始まって間もなく、土肥さんは外性器の手術を決断します。在日外国人や被差別部落の人権問題にも取り組むエネルギッシュな土肥さんですが、命を落とす不安まで口にしながら手術に臨む姿は痛々しく、身につまされるものがあります。
 ある日、撮影スタッフである男性が現場を離れるところから映画は別方向にも進んで行き、緊張感が高まります。スタッフから監督に届いたメールには、ずっと隠し続けてきた自身の性についてのある秘密が書かれていました…
 土肥さんだけでなく、たくさんのセクシュアルマイノリティの方が登場し、それぞれの思いや悩みが描かれます(ゲイの方も登場します)。しかし、人を惹きつけてやまない魅力をもった土肥さんの「人間力」が彼らを勇気づけ、観客に希望を感じさせます。こういう先生がもっとたくさんいたらいいのに…と思わせます。

 日本映画学校(現日本映画大学)の卒業製作として発表され、校内で最優秀監督賞の「今村昌平賞」を受賞した作品を、梅沢さん自らが再編集したのが、この『Coming Out Story』です。梅沢監督は「企画段階では思ってもいなかったところに行き着いた。登場人物の声が、見る人の魂の根っこに触れ、生き方を問い直すきっかけになってほしい」と語ります。

 「トリウッド」のホームページには、なんとあの橋口亮輔監督のコメントが寄せられています。とても素敵なのでこちらでご紹介させていただきます。
「生きてるとさ、色んなことがあってさ。男なのに男の子好きになったりさ、女の子になりたいって思ったりさ。
 自分でも何でそんなことになってんのか分かんなくて、誰にも相談出来なくてさ。
 毎日、気持ちはりつめて、自分を何度も否定しては肯定したりの繰り返しでさ。
 気づくと自分の中に色んな理由が一杯になって面倒くさくたまらなくてさ。
 そんな自分のありようをうまく伝えることができなくて途方に暮れてさ。
 ありのままに生きるって何だろうね? 自分らしく生きるってどういうことなんだろうね?
 あっちこっちぶつけて、すりむいて、ヒリヒリして、それでも生きていくんだろうな。
 だって、それしかできないもん。 」


境界を生きる:性別の違和感、映画で描く 密着取材から劇的展開見せる異色作 東京で来月公開(毎日jp)
http://mainichi.jp/enta/cinema/news/20111225ddm013100187000c.html

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