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メリーランド州が同性婚を認める8番目の州になりました

2012年03月03日

 2月23日、アメリカのメリーランド州の上院は、同性婚法案を25対22で可決しました。下院では17日に71対67で採択されていました。そして3月1日、マーティン・オマリー州知事(民主党)が、同性婚法案に署名し、正式に法律が成立しました。来年1月に発効(施行)となる見込みです。
 メリーランド州は、マサチューセッツ州、コネチカット州、アイオワ州、ニューハンプシャー州、バーモント州、ニューヨーク州ワシントン州(それと、州には属さない連邦政府直轄のワシントンD.C.)に続き、全米で8番目の同性婚できる州となりました。

 メリーランド州は2011年にも同性婚の法制化にチャレンジしましたが、失敗に終わりました。今回も、同じ民主党の議員の中にも同性婚を認めない人もいて、上院での採択が危ぶまれていましたが、幸い、共和党の中でも賛成に回ってくれる人がいたそうです。
 同性婚法案に署名したオマリー州知事は、「前進することを許してくれたこの州は本当に尊厳——すべての家庭、職業の尊厳、すべての個人の尊厳——に満ちている」と語りました。

 一方、州内にはキリスト教右派をはじめとする根強い反対勢力もいて、合法化の是非を問う住民投票を11月に実施するべく、住民投票実施に必要な56,000人の署名を集めはじめているそうです(そのため、同性婚法案の施行が来年の1月までペンディングになっています)
 オマリー州知事は、「社会問題に関わる人たちの中にも、時計を元に戻そうとするような人もいる。進歩的なリーダーはいつも、すべての人たちの平等の権利が尊重されるよう闘うそうしたムーブメントの最前線に立つものだ」と語りました。
 また、カトリックの天国だったイギリス植民地からの独立の拠点だったというメリーランドの起源に触れ、「宗教の自由こそはこの州の創建の理由であり、そして宗教の自由の中心には個人の良心の自由がある」とも語りました。
「メリーランド州の有権者は法律を守ると信じている」

 

メリーランド州も合法化へ 同性婚(MSN産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120224/amr12022414240005-n1.htm

Maryland governor: Gay marriage fight about 'dignity'(Los Angels Times)
http://www.latimes.com/news/politics/la-pn-maryland-governor-gay-marriage-20120301,0,2064981.story?track=rss&utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed%3A+latimes%2Fnews%2Fpolitics+%28L.A.+Times+-+Politics%29

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