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10代のゲイの自殺をめぐる裁判が始まりました

 2010年9月、ニュージャージー州の大学1年生だったタイラー・クレメンティくん(当時18歳)が、ルームメイトに同性の恋人との性行為の盗撮映像をインターネット上で公開されたことを苦に自殺しましたが、この事件をめぐる裁判が2月24日から始まりました。

 タイラーくんは、家族にもカムアウトしていませんでしたが、同性の恋人との性行為を2度にわたってルームメイトのダーラム・ラビ被告らに盗撮され、その映像がネット上で生中継されたほか、ビデオチャット「iChat」でも流されたそうです。その3日後、彼は橋から投身自殺しました。この事件は、同性愛者への偏見から来る憎悪犯罪に加え、10代の間で深刻な問題になっている「ネットいじめ」の可能性もあるとして、全米で大きな物議を醸しました。

 ラビ被告は自殺に関係する罪には問われていませんが、プライバシーの侵害や偽証、憎悪犯罪など、15の罪に問われており、最も重い憎悪犯罪で有罪になった場合、それだけで禁固10年の可能性があるそうです。一方、ラビ被告の代理人は、ラビ被告には同性愛者に対する偏見は一切なく、いじめもなかったと主張しており、一貫して無実を主張しているそうです。ラビ被告は、禁固刑にはしないという司法取引にも応じなかったということです。

 アメリカでは、これ以前から同性愛者へのいじめなどで10代の自殺が多発していましたが、このタイラー・クレメンティ事件がきっかけで、「It Gets Better」をはじめとする支援活動が広がり、オバマ大統領ら大勢の著名人もLGBTのユースを支援するコメントを寄せました。この裁判は、ゲイいじめの問題が今後どう展開していくかの1つの指標になると見られ、大きな注目を集めています。



同性愛学生自殺の裁判始まる(FCI)
http://www.fujisankei.com/video_library/world-eye/tyler-clementi-trial-begins.html

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