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レディ・ガガ、GLAADメディア賞でアーティスト賞を受賞

2012年04月02日

 3月24日、ニューヨークのタイムズスクエアにある「マリオット・マーキス」で第23回GLAADメディア賞授賞式が開催され、レディ・ガガがアウトスタンディング・ミュージック・アーティスト賞を受賞しました。
 レディ・ガガは、歌詞に「ゲイもバイもストレートもレズビアンもトランスジェンダーも、どんな人間であれ自分を信じ、受け入れて生きていこう」というメッセージを込めて人々を勇気づけたアルバム『Born This Way』が賞讃を浴び、同賞に輝きました。ガガは「GLAADメディア・アワードで『Born This Way』が受賞したのは、とっても光栄よ。このアルバムが平等と変化を表現する立役者になったと思ってもらえたことがうれしい。GLAADに感謝します」と喜びをツイートしました。

 このニューヨークでの授賞式では、『glee/グリー』に出演中のナヤ・リヴェラ(サンタナ役)とコーリー・モンテース(フィン役)がホストをつとめ、会場を盛り上げました。
 また、ジョニー・ウィアと恋人のヴィクトールさん、映画『ランナウェイズ』のダコタ・ファニングといったセレブも登場し、会場を華やかに彩りました。

 なお、昨年はリッキー・マーティンが受賞したヴィット・ルッソ賞(大賞にあたる最も栄誉ある賞で、LGBTの権利向上に貢献した当事者に贈られます)に輝いたのは、クレイグ・ゼイダン&ニール・メロン。『シカゴ』や『ヘアスプレー』に続き、現在全米で話題のTVドラマ『Smash』の製作総指揮をつとめています。『Smash』にも出演したバーナデット・ピーターズから賞を贈られたゼイダンは、「ゲイであることは自分の存在価値の一部。それは僕らの仕事にも影響している」とスピーチ。メロンも「ゼイダンとともにエンターテインメント産業のネガティブな偏見と戦い、人々を説得することに長年心血を注いできた」と語りました。
 他にもダンスをテーマにしたリアリティ番組『Dancing with the Stars』が、歌手シェールの子どもでトランスジェンダーのチャズ・ボノを起用したことでアウトスタンディング・リアリティ・プログラム賞を獲得しました。 

 そして、今回の授賞式の中盤、チャリティとしてコーリー・モンテースやナヤ・リヴェラと「キスできる権利」がオークションにかけられました。オークション終了後、壇上に招かれた落札者の一人がメーガン・ヒルティだと判明した途端、会場に歓声が沸きました。『glee』のフィンとの「キス権」を手に入れたのが『Smash』のアイビーだったからです。そしてこのキスオークションには、ひょんな成り行きからジョン・ステイモス(『glee』の歯科医カール役)も飛び入り参加し、なんと落札者の男性とキスすることになりました。この「キス権」の落札価格は5,000ドル(約41万円)で、収益の15,000ドルはGLAADの活動費にあてられます。

 GLAADメディア・アワードは今後、4月にロサンゼルスで、6月にサンフランシスコで開催されます。
 ロサンゼルスの授賞式には、ゲイフレンドリーなことで知られるベティ・ホワイト、エレン・デジェネレス、バイセクシュアルであることをカムアウトしたアンナ・パキン、『モダン・ファミリー』に出演するジェシー・タイラー・ファーガソンといったセレブたちがゲストとして登場するそうです。
 また、サンフランシスコの授賞式では、ディアナ・アグロン(『glee』のクイン役)がホストをつとめるそうです。



レディー・ガガ、GLAADメディア・アワードでアーティスト賞に(AFP)
http://www.afpbb.com/article/entertainment/news-entertainment/2868392/8710466

レディー・ガガ、アウトスタンディング・ミュージック・アーティスト賞を受賞(VOGUE)
http://www.vogue.co.jp/lifestyle/celebnews/2012-03/28/lady-gaga

レディー・ガガ、“平等な権利”を表現し音楽賞を受賞(MSN産経ニュース)
http://music.jp.msn.com/news/article.aspx?articleid=943264

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