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米人気パンク・ロッカーが性同一性障害をカミングアウト

 アメリカのパンク・バンド、アゲインスト・ミー(AGAINST ME!)のフロントマンであるトム・ゲイブルが、性同一性障害であることをカミングアウトし、今後は女性として生きていくと『ローリング・ストーン』誌で語りました。

 31歳になるトム・ゲイブルは、これまでずっと体と心の性別の違和に苦しんできたといい、今後は、ローラ・ジェーン・グレイスという名前で女性として生きていくことを希望、女性の体に近づくためのホルモン投与と治療を行い、ゆくゆくは性別適合手術を受けるつもりだそうです。
 トム・ゲイブルには妻ヘザーさんとの間に2歳になる娘がいますが、離婚もせず、今まで通り、家族として生活していくそうです。
「一番心配だったのは、妻がこの事実をどう受け止めるかということ。でも、彼女はすばらしい人間で、理解を示してくれている」
 トムは『ローリング・ストーン』誌でカミングアウトする前に、ごく親しい家族や友人に告白することを決めました。カミングアウトについて「きっと恥ずかしい思いもするだろうし、それは楽しくないよね。でも、こうやって話すことで人々が理解してくれて、まあまあ優しくしてくれることを願っているんだ」と語りました。

 今回のトム・ゲイブルの決断について、同性愛者団体・GLAADの代表は、「アメリカのより多くの人々に、性同一性障害について理解してもらうきっかけとなるだろう」と高く評価しています。

 インターネット上では、トム・ゲイブルに対する心ない中傷や批判の声が上がっているそうですが、パンク・バンドのガスライト・アンセムは「2012年にもなって、インターネット上ではまだ、他人の人生の選択について、侮辱したり、非難したりする人々がいる。トムのような人々が心の安らぎを得ることができずに自殺するしかないとしたら? ドラッグ中毒になって人生や家庭をだめにするしかないとしたら?」と、そうした中傷に反論しています。

 『ローリングストーン』誌によれば、メジャーなロックスターでトランスジェンダーであることをカミングアウトしたのは、トム・ゲイブルが初めてだそうです。が、ロックスター以外のセレブリティでは、シェールとソニー・ボノの子どもであるチャズ・ボノ(2008年~10年に女性から男性へトランス。TVでも活躍中)、それから映画『マトリックス』を手掛けたウォシャウスキー兄弟のラナ・ウォシャウスキー(もともとラリー・ウォシャウスキー。2004年頃に性別適合手術を受けたと報道されましたが、公式には発表されておらず、名前だけがラナに変更されています)などがいます。


アゲインスト・ミーのトムが性同一性障害を告白(MTV JAPAN)
http://www.mtvjapan.com/news/music/21059

人気パンク・ロッカーが性同一性障害を告白「今後は女性として生きていく」(TVGroove.com)
http://www.tvgroove.com/news/article/ctg/1/nid/7122.html

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