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ベトナムで初のパレード、政府は同性婚も検討しはじめました

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 ベトナムでは8月5日、初のプライドマーチが首都ハノイで行われました。面白いのは、歩いたのではなく、レインボーフラッグを掲げたり、ハデに飾り付けをしたバイクや自転車に乗って市内を走ったというところです。約100名の一団は、ナショナルスタジアムを出発し、約6マイルを走ってダウンタウンの公園まで走りました。当局の許可はありませんでしたが、事実上容認され、問題なくスムーズに行われました。(同じ日に開催された反中国デモなどは、警察の介入を受けたそうです)
 パレードの参加者はLGBTだけではありませんでした。19歳のKyle Tranさんは家族のために来たと語っています。「セクシュアリティの違いで差別する時代は終わるべきだ。僕はストレートだけど、いとこがレズビアンなんだ」
 主催者のTam Nguyenさんは、ベトナムにおけるLGBTのビジビリティを高めるためにパレードを行ったと語りました。「いちばん大事なことは、ゲイコミュニティが存在しているということが広く知られること。なぜなら、ベトナムを含む多くの国で、ゲイコミュニティはないことになっているから。クローゼットな人たちもコミュニティを見つけ、独りじゃないことを知ることができる」
 ちなみに、ベトナムだけでなく、5月にミャンマーで、6月にラオスでもパレードが行われたそうです(詳しくはこちら
 
 また、ベトナムでは、同性結婚式も相次いでいます。5月末にはゲイカップルが結婚式を挙げましたが、先月末にはレズビアンカップルも結婚式を挙げました。
 東南部ビンズオン省トゥーザウモット市ホアフ―地区のレストランで7月28日、女性どうしのカップルが結婚式を挙げ、地元住民の注目を集めました。式を挙げたお二人は、同地区にある工場で働くレ・ティ・フオンさんとキム・フオンさん。式にはお二人の親族や友人など100人以上が出席しました。(詳しくはこちら
 ほかにも、ある女子大生が(ストレートの方だそうです)同性愛者の権利拡充を求め、自転車によるベトナム縦断に乗り出しているという感動的なニュースもあります。(詳しくはこちら

 こうした動きの中で、ベトナム政府は「婚姻家族法」の改正を含め、同性婚の是非を検討しはじめました。
 社会主義国(共産党一党独裁)のベトナムでは、最近までLGBTは「悪」として扱われてきたそうです。ところが、この数年、経済発展や社会改革が進み、2010年には国営メディアが初めて同性婚について報じ、「同性愛は正常なことだ」と認識を改めました。(政府が同性婚を認めることで政治犯問題などに対する欧米からの批判を避けようとしているという見方もあるようです)
 ハー・フン・クオン法相は「現実を直視するときだ。同性愛者の数は数十万人にのぼる。この国は、同性パートナーの法的な権利を擁護しなければならない」と発言し、関係者を驚かせました。
「この問題は文化、法、習慣、倫理といった問題に照らし合わせ、徹底的に多角的に考えられるべきだ。多くの社会的・法的な側面——たとえば個人の自由、ベトナムの家族のありようとの両立可能性、社会への影響などについて、信用できる機関の評価を待たなければならない」
 政府は4月から検討をはじめており、法務省は最高裁などに諮問済みだそう。来年春には国会で同性婚を含む婚姻家族法の改正について議論される見通しです。
 
 にわかに動きが活発になってきたベトナム。もしかしたらアジアでいちばん先に同性婚を認める国は、ベトナムになるかもしれませんね。


ハノイ:同性愛者パレードに200人が参加(VIET-JO)
http://www.viet-jo.com/newszoom/social/120807014101.html

Hanoi Pride a success despite lack of state approval(GAYSTARNEWS)
http://www.gaystarnews.com/article/hanoi-pride-success-despite-lack-state-approval050812

【アジアの目】同性婚認めるベトナムの波紋(SankeiBiz)
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/120802/cpd1208020504003-n1.htm

東南アジア ベトナムなどで同性婚タブー視に変化(MSN産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120806/asi12080621150001-n1.htm

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