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メジャーリーグ・チームの元経営者がカミングアウト

 ピッツバーグ・パイレーツは、アメリカMLB(メジャーリーグ)に所属するチーム。かつて桑田真澄選手も在籍していたことで知られていると思います。1996年から2007年の12年間、パイレーツのオーナー(投資した会社グループのリーダー)をつとめたケヴィン・マクラッチ氏が、9月22日、『ニューヨーク・タイムズ』紙のフランク・ブルーニ(オープンリー・ゲイの記者)によるインタビューで、ゲイであることをカムアウトしました。

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ケヴィン・マクラッチ氏(右)と
パートナーのジャック・バジロン(左)
 以下に、『ニューヨーク・タイムズ』の記事をご紹介します。

——経営に回る前はスポーツをやってた?

スポーツで育ったよ。スポーツこそ我が人生。フットボールもバスケットもテニスも野球もやった。

——これまでカミングアウトを妨げていたものは何? 

もしネガティブなリアクションがあったらと思うと…これは賭けだった。しかし、人間とは、できるだけ周囲からの支援を得ようとしながらもギリギリのところに立っている生き物。自分のことを考えたとき、目の前にあるのは…恐れだった。

——他のチームのオーナーに「なぜ結婚しないのか」と聞かれなかった?

たくさんあったよ。「忙しすぎるんだ」と答えていた。野球に関わる人間は9to5では働けないってこと、みんな知ってるからね。

——パイレーツの人は疑わなかった?

ほとんどなかったと思う。誰も尋ねなかった。メディアもね。

——たとえば、ピッツバーグのゲイバーに入るのは安全だと思ってた?

危険だね。行かなかったよ。ロンドンにいた時は行ってた。 

——どうしてカミングアウトを決意した?

誰にでも「自分は今、正しいことをしてるんだ」と感じる時がある。私にとっては、今がそうだ。まだ壁が高いとはいえ、若い子たちにプロスポーツに参加してほしいと思う。もっと重要なことは、明らかにゲイがいるのに、今まで一切そのことに触れようとしなかったメジャーリーグや他のプロスポーツ界と、対話を始めることだ。物事はよくなっている。だけどまだ改良が必要だ。だから、声を上げた。今頃カムアウトしたことを批判する人もいるだろう。野球界にいる間にしたほうがよかったとは思うよ。だけど、野球界でカムアウトすることの恐怖がどんなものかということを君たちは知らないだろう?

——ゲイだと公表したことで、パートナーのジャックとの人生が変わると思う?

ピッツバーグのレストランに行って「僕の彼氏のジャックだよ」と言えたらどんなに素敵だろう。うん、たぶんそうすると思うよ。オープンにできるのは、素敵なことだよ。ジャックもたぶん、この記事を喜ぶと思う。

——4大スポーツの選手がカムアウトするのは、どのくらい大変? ストレートの同僚はいっしょに着替えたりシャワーを浴びることに文句を言うだろうか?

他の職場と同様だよ。警察や消防士、軍隊で可能なことが、どうしてスポーツマンにできないんだい? 過敏だと思う。努力すべきだよ。大したことじゃない。

——4大スポーツの現役選手が現れたら、苦労すると思う?

才能があって、勝利に貢献するようなら、きっと人々は彼を理解し、認めるはずだよ。

 


パイレーツ元オーナーが衝撃告白「アイ・アム・ゲイ」(スポニチ)
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2012/09/24/kiji/K20120924004180420.html

Coming Out in the World of Sports(The New York Times)
http://bruni.blogs.nytimes.com/2012/09/22/coming-out-in-the-world-of-sports/

 

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