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TVなどのメディアがセクシュアルマイノリティの自殺対策を特集

2012年10月15日

 今年8月、政府の自殺総合対策大綱が見直され、性的マイノリティの自殺対策のことが初めて盛り込まれるようになりました(詳しくはこちら
 これを受けて、TV局でもその重要性を認識しはじめ、セクシュアルマイノリティの自殺対策についての特集を放送しました。
 
 9月13日には、TBS「ニュース23クロス」の中で『特集クロスボーダー 荻上チキと考える自殺対策 性的マイノリティも』という特集が放送されました。国会議員向けの院内集会を開くなど、自殺総合対策大綱の見直しに貢献した「ホワイトリボン・キャンペーン」の明智カイトさん、長年セクシュアルマイノリティの相談に乗ってきた平田俊明さん、豊島区議の石川大我さん、参議院議員の松浦大悟さんらのインタビューが流れました。特に、明智さんの、学校でいじめを受け、理解してくれる人もなく、19歳のときにビルの屋上から飛び降りたという自身の体験談は、身につまされるような、視聴者の胸を打つようなものでした。(詳しくはこちら
 
 10月5日には、フジテレビ「FNNスピーク」で、「セクシャルマイノリティーの自殺予防の取り組み」という特集が放送されました。NHK教育『ハートをつなごう』などでもおなじみの杉山文野さん(女性から男性へトランスした方)や明智カイトさんのインタビュー映像が流れたほか、北里大学の柘植道子准教授らが登場しています。(詳しくはこちら

 11月にはNHKでも取り上げられるようです。

 また、こちらは新聞ですが、10月12日(金)、毎日新聞に「死なせない:自殺防止最前線/4止 性的マイノリティー自ら活動」という記事が掲載され、「ホワイトリボン・キャンペーン」の活動や「ハートをつなごう学校」のことが紹介されました。「ホワイトリボン・キャンペーンの共同代表を務める遠藤さんは、仲間とともに、政治家や中央官庁の自殺対策担当者らに直接働きかけてきた。時には「好きでそういう生き方をしているんじゃないか」という無理解な言葉も浴びた。それでも、誤解や偏見にさらされ、社会の中で孤立する実情を、精いっぱい訴えてきた」というくだりに、改めて遠藤さんらの活動に頭が下がる思いがしました。
 

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