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ナイジェリアで同性愛者を根こそぎ投獄する法が制定されようとしています

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同性愛者を弾圧する政府への抗議として
キスのパフォーマンスをする
ナイジェリアのゲイの方たち
 昨年12月、アフリカ北部のナイジェリアで同性愛者やその支援者(権利擁護活動、結婚式への出席、同性愛者を知っていながら通報しないなど)を根こそぎ逮捕・投獄する法が成立しようとしているというニュースをお伝えしました(詳しくはこちら)。かつてないほど苛酷なこの反同性愛法は2011年11月に上院を通過していましたが、この5月30日、ついに下院で可決されたと報道されました。この後、グッドラック・ジョナサン大統領が署名すれば、法が成立することになります。
 この法案は、性行為の有無に関わらず、すべての同性愛者と、同性愛者の権利擁護団体を作る人が最大14年の禁固刑に処せられます。同性結婚式に参加したり、直接的または間接的に同性愛者であることを公表する人も10年の禁固刑、また、同性愛者を知っていながら当局に通報しない者も5年の禁固刑に処せられるという、まるでユダヤ人を迫害していたナチスのような、恐ろしい内容で、"Jail the Gays"(ゲイを投獄しろ)法と呼ばれています。
 アメリカ政府とイギリス政府は、法案が成立した場合、ナイジェリアへの援助を打ち切るとの声明を発表しています。また、これまで同様、AllOutが署名活動を展開していて、すでに10万人以上の署名が集まっています。
 ナイジェリアでは今年に入って、2人の牧師が同性と性行為を行ったかどで逮捕され(詳しくはこちら)、また、3人のゲイ男性が村人から暴行を受け、裸にされて引き回されるという痛ましい事件が起こっていました(詳しくはこちら
 
 アフリカ中部のウガンダでは、ゲイの活動家が撲殺されたり(詳しくはこちら)、同性愛者を死刑にできる法案が制定されそうになったり(詳しくはこちら)して、国際的な非難を浴びました。昨年6月には同性愛者の権利擁護を求める活動家の集会が警察の摘発を受けています。
 ウガンダの同性愛者が直面している事態については、こちらのドキュメンタリーをぜひご覧いただきたいと思います。

 ほかにも、アフリカ南部ザンビアで先月、同性愛行為を理由に21歳の男性2人が「自然の秩序」を乱したとして逮捕されました。2人は4月にも逮捕されており、釈放されて4日後に再び逮捕されたものです。2人の隣人から通報を受けた警察が同意なく局部などを調べ、同性愛行為の自供を強いたといいます。ザンビアのアムネスティ・インターナショナルの活動家は、警察の捜査方法は拷問などの非人間的な手段を禁止する国際法に抵触すると主張し、性的指向を理由とした逮捕は差別であり、良心や表現の自由、プライバシー保護の違反に当たるものだと述べました。
 中西部カメルーンでは昨年、男性への深い愛情をメールで告白した男性に対し禁錮3年の有罪判決が下されました(裁判で控訴されましたが、一審と同様でした)
 2009年には南部のマラウィで婚約パーティを開いたゲイカップルが逮捕されるという事件が起こりました(詳しくはこちら

 6月4日、アメリカの調査機関が世界39ヶ国、約3万8000人を対象に実施した同性愛についての調査結果を発表し、欧米では寛容の度合いが増している一方、アフリカや中東では反感が根強いことが明らかになりました。特にヨルダンやエジプト、インドネシア、パキスタンなどイスラム教徒が多数を占める国や、ナイジェリアやセネガルなどアフリカ諸国で、同性愛者は排除されるべきとの考えが圧倒的多数であることが示されました。報告書では「同性愛への支持は、宗教が生活の中心にない国で特に広がっている。対照的に、信仰心が高い水準にある貧しい国々では、同性愛を寛容すべきとの声は少数派だ」と指摘されています。

 

ナイジェリア 全同性愛者を投獄する法案可決(Web DICE)
http://www.webdice.jp/topics/detail/3892/

ザンビアで男性2人を同性愛で再逮捕、「自然の秩序」破壊で(CNN)
http://www.cnn.co.jp/world/35031934.html

同性愛への姿勢に世界で温度差、日本は年齢で隔たり=調査(ロイター)
http://jp.reuters.com/article/wtOddlyEnoughNews/idJPTYE95400Y20130605

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