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スウェーデンの陸上選手、レインボーカラーのネイルでロシアの同性愛者を支援

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 モスクワで世界陸上が開催されていた8月15日、スウェーデンの女子走り高跳び代表のエマ・グリーン・トレガロ選手(写真右)は、ネイルをレインボーカラーに塗ることでロシアの同性愛者への支援を表明しました。
 トレガロ選手は抗議のために前もって用意していたわけではないとしながらも、「自分の考えを表す、簡単な方法だと思った」とコメント。また、同国の女子200メートルの選手もネイルを虹色に塗っていたと語りました。

 このトレガロ選手の会見の直後、女子棒高跳びで優勝したロシアのエレーナ・イシンバエワ選手は「私たちはさまざまな意見に寛容であり、同性愛を支持しようとしまいとそれは個人の自由だ。しかし、法が禁じている以上、同性愛を宣伝してはいけない。ここはロシアであり、欧米とは異なる」「私は異性愛こそがノーマルであると考えている。男は女とともに生き、女は男とともに生きる。それが人類が歩んだ歴史だ」と語りました。そして「陸上選手は意味のない装飾など施すべきではない」とも語り、暗にトレガロ選手を批判しました。
 イシンバエワ選手はソチ五輪をPRする「五輪大使」とソチ五輪の「選手村村長」に任命されており、プーチン政権の意向を強く反映していると見られています。
 イシンバエワ選手の会見での発言は、すぐさま波紋を呼びました。世界陸上男子800メートルで銀メダルを獲得したアメリカのニック・シモンズ選手は「優れたアスリートであり、教養もあるイシンバエワの発言とはとても思えない。信じられないし、ガッカリだ」と語り、メダルを同性愛の友人にささげると宣言、ロシアの反同性愛法への反対を表明した初の選手となりました。
 そしてイシンバエワ選手は、多くの批判を受けたため、翌日に「英語で答えたため、真意が伝わらなかった」と弁明しました。
 
 それから、17日には女子4×400メートルリレーで優勝したロシアチームのクセニヤ・リジョワ選手とユリア・グシチナ選手が表彰台でキスし、物議を醸しました。一部のメディアは、女性どうしのキスによって、ロシアの反同性愛法に対する抗議の意思を表示したものだと報じていましたが、20日になって、リジョワ選手は「(勝利の後)感情の嵐が押し寄せてきて、偶然キスをしたの」とコメントしました。グシチナ選手は、反同性愛法が問題になっていたことも「競技に集中していたので知らなかった」そうです。 

 世界陸上では幸い、逮捕者などは出なかったようです。しかし、トレガロ選手は結局、予選でレインボーのネイルのことを指摘され、決勝に進むため、ネイルを塗り直して試合に臨んだそうです。
 ソチオリンピックについて、国際社会でさまざま、議論が沸騰しています。IOC(国際オリンピック委員会)がロシア政府にどのような態度で接していくのか、注目されます。
 



スウェーデン人陸上選手、虹色ネイルで露同性愛団体を支持(ロイター)
http://jp.reuters.com/article/jpRussia/idJPTYE97F02E20130816

同性愛NO 「女王」発言波紋 イシンバエワ選手 ソチ五輪、露「禁止法」順守訴え(SANKEI BIZ)
http://www.sankeibiz.jp/express/news/130817/exd1308170004000-n1.htm

世界陸上の表彰台でロシア女性選手がキス 同性愛宣伝禁止法に抗議か?(ハフィントンポスト)
http://www.huffingtonpost.jp/2013/08/19/russia_anti_gay_n_3782220.html

表彰台でキス ロシアの女子リレー選手が「抗議目的」を否定(CNN)
http://www.cnn.co.jp/showbiz/35036226.html

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