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モスクワでプーチン政権の人権問題への対応に抗議するデモが行われました

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 2月2日、ロシアの首都モスクワで、政府の許可の下、プーチン政権の人権問題への対応に抗議するデモが行われました。
 デモには主催者発表でおよそ6000人(政府発表でおよそ2000人)が参加し、氷点下10度を下回る寒さの中、政治犯の解放や同性愛者の権利などを求めて市内中心部を行進しました。

 プーチン政権の人権問題への対応をめぐっては、欧米諸国から批判が高まっており、アメリカやフランス、ドイツなどの首脳はオリンピックの開会式に出席しないことを表明しています。
 これに対しプーチン大統領は、ソチで全面禁止する予定だった集会やデモを条件付きで容認することとし(五輪期間中、ソチ市内でデモなどを行える「抗議ゾーン」が設置されるそうです)、また「わが国の何百万という国民が、エルトン・ジョン氏を心から慕っている」「人には、さまざまな性的指向がある。わが国は五輪にやって来る全てのアスリートと全ての観客を歓迎する」などと発言し(「ただ、子どもたちのことは放っておいてほしい」とも…。詳しくはこちら)、人権問題に配慮する姿勢を示しています。今回、首都中心部での抗議デモを許可したのも欧米からの批判をかわすねらいがあるとみられます。
 
 しかし、昨年末、ロシア公演を敢行したエルトン・ジョンが「私が耳にしたことは、法案が成立して以降に出回ったメディア報道を裏付けるものだった。たちの悪い同性愛嫌悪がこの法律によって正当化され、過激な人々による基本的な人権侵害が助長されている」「昨年6月の法案成立以降、職場やバー、レストラン、路上などで暴言や身体的虐待を受けたという体験を誰もが共有している」と語っているように(詳しくはこちら)、また、聖火リレーの前でレインボーフラッグを掲げた男性が逮捕されたり(詳しくはこちら)、つい最近も、ソチ市長が「(同性愛を公言すること)は許されない」「ソチにはゲイはいない」「われわれはあらゆる訪問者を歓迎するが、それはロシアの法律を順守する人たちだ」と発言したり、LGBT支援サイトが摘発された(詳しくはこちら)ことを見てもわかるように、ロシアの同性愛者を取り巻く環境が一向に改善されていない様子が窺えます。
 今回のデモの参加者も、「ソチ五輪を控えた政権の対応は見せかけだ」と語っていました。

 テロのような事件も相次いでおり、7日から開幕するソチ五輪は波乱含みと言えます。
 アメリカ代表団の3人のオープンリー・ゲイ&レズビアンの元選手、また、ニュージーランドのオープンリー・ゲイのスピードスケート選手(詳しくはこちら)などが果たして安全に参加できるのか…不安が拭えません。
 
 大阪日日新聞で金井啓子さんは「ソチ五輪の同性愛騒ぎを、日本人は対岸の火事と傍観するわけにはいかない。6年後の東京五輪では、ソチとは違って、誰もが心穏やかに競技や観戦に集中できることを望みたい」と書いています(詳しくはこちら)。本当にそう思います。
 


モスクワ 五輪を前に人権問題で抗議デモ(NHK)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140203/k10014963571000.html

モスクワで反政権デモ=五輪前、同性愛規制法に抗議も(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014020300037

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