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森栄喜さんが写真界の芥川賞を受賞

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森栄喜さん
 森栄喜さんが第39回「木村伊兵衛写真賞」を受賞することが発表されました。写真界の芥川賞と言われるこの栄えある賞をオープンリー・ゲイの写真家が受賞するのは初めてのことです(おめでとうございます!)

 木村伊兵衛写真賞は、昭和を代表する写真家・木村伊兵衛の業績を記念して1975年に創設されました。優れた作品を発表した新人写真家を対象に毎年選出されるもので、「写真界の芥川賞」とも称されています。これまでに藤原新也、石内都、畠山直哉、都築響一、ホンマタカシ、鈴木理策、蜷川実花、HIROMIX、川内倫子、佐内正史、梅佳代、本城直季、田附勝、長島有里枝、浅田政志といった数多くの著名な写真家が、この賞を受賞しています。
 
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『intimacy』より (C)Eiki Mori
 朝日新聞に森栄喜さんの記事が掲載されていましたので、ご紹介します。
「『一秒一秒が愛おしい』。そんな思いを込めた作品集で『写真界の芥川賞』に輝いた。タイトルは『intimacy』(親密さ)。友人や恋人の青年と過ごす何げない日々を、静かで透明感のある写真に切り取った。
 金沢市生まれ。高校生のころ、父親からもらったカメラで家族を撮り始めた。自分が同性愛者であることを認識し、葛藤を抱え込んだのもそのころ。環境を変えるためもあって、卒業後の1999年にニューヨークに渡り、美術大学で写真を専攻。卒業制作では鏡に映った自己像やセルフヌードを撮影し、自らをみつめ直した。
 2001年に帰国。東京で、青年たちを私室に訪ねて撮影するプロジェクトを始めた。『友人や知人の姿に重ねて、セルフポートレートを撮るような感じだった。そうした撮影を通して、やっと自分を肯定できるようになった』
 一連の写真が台湾の出版関係者の目にとまり、2011年に台北で『tokyo boy alone』として刊行。恋人とともにウエディング姿のポートレートを街頭で撮影し、同性婚の法制化をアピールする活動も始めた。軽やかに境界を越える姿が印象的だ。
 『intimacy』の読者の約3割は女性。共感が広がっている感触がある。『僕たち(同性愛者)のことを写真で、そよ風のようにそっと伝えていきたい』」

 森栄喜さんの受賞作となった『intimacy』(ナナロク社刊)は、全てスナップショットで構成された、森さんとその恋人や友人との1年にわたる記録です。森さんは昨年、同性婚実現を訴えるプロジェクト『Wedding Politics』をパートナーの方と始めました。オリジナルの服を毎回制作し、国会議事堂前や神社、街中などで二人のセルフポートレートを撮影するというもの。日本で同性婚が法的に整うまで続けるそうです(素敵!)

 なお、授賞式が4月17日に東京・丸の内の東京會舘で行われるほか、同日より受賞作品展が新宿「コニカミノルタプラザ ギャラリーC」で開催されます。ぜひみなさん、足を運んでみてください。

『第39回木村伊兵衛賞写真賞 受賞作品展』
会期:2014年4月17日(木)~4月24日(木)
会場:コニカミノルタプラザ ギャラリーC(新宿)
料金:無料



(ひと)森栄喜さん 第39回木村伊兵衛写真賞を受賞した(朝日新聞)
http://www.asahi.com/articles/DA3S10962685.html

第39回『木村伊兵衛写真賞』は森栄喜が受賞、4月に受賞作品展(cinra.net)
http://www.cinra.net/news/20140205-kimuraihei

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