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2013年の新規HIV感染者数が過去最多の1590名と発表されました

 厚生労働省のエイズ動向委員会は5月23日、昨年新たに報告されたHIV感染者(発症してわかった方も含む)が、前年より141名多い1590名となり、1985年の報告開始以来、過去最多を更新したと発表しました。
 新たにHIV感染者だとわかったのは1106名で、過去2番目に多い数字となりました。新規HIV感染者の年間報告数は、2001年に600名を超え、2008年の1126名をピークに1000名以上で高止まりが続いています。 
 エイズを発症してわかった方(新規エイズ患者)は484名で、これも過去最多になりました(これまでの最多は2011年の473名)。特に50代以上の患者が増えているそうです。
 感染経路別に見ると、同性間の性的接触によるものが、HIV感染者で780名(約70%)、エイズ患者で273名(約56%)でした。ゲイ・バイセクシュアル男性は異性愛者に比べて検査を受けて早くわかる(発症を抑えることができている)方が多いということが言えると思います。
 年齢別では、HIV感染者は30代が最多で370名、エイズ患者は50代以上が最多で157名となりました。 
 地域別に見ると、人口10万人当たりの報告数は、HIV感染者が東京(2.729件)、大阪(1.944件)、沖縄(1.060件)、神奈川(0.980件)、香川(0.914件)の順、エイズ患者が東京(0.827件)、大阪(0.610件)、沖縄(0.565件)、広島(0.528件)、滋賀(0.494件)などとなりました。
 これまでの累計は2万3015名となりました。
(昨年の新規感染報告の詳細はこちら

 同日に記者会見した岩本愛吉委員長(東大医科学研究所教授)は、「(HIV感染者の)報告数が実際に感染した人の数をある程度反映するとすれば、少なくとも2008年までは、感染者数も増えていた可能性が高い」と分析。HIV感染からエイズを発症するまでに一定の時間がかかることから、エイズ患者の新規報告数は今後も伸びる可能性があるとの見方を示しました。
 また、HIV感染者の報告数については、「高い値で横ばいになっている。委員会では新規(の感染者)が増えていると言うのは尚早との意見もあったが、注意深く見る必要がある」と述べました。 

 自らを「コンドームの達人」と称してHIV/エイズの診療をしつつ、予防啓発に力を入れてきた岩室紳也さんは、今回の結果を受けて「2013年の新規エイズ患者数が過去最多との報道。確かにその通りだが、HIVは7年間、AIDSも3年間横ばい傾向とも見て取れます。これからも対策に力を入れ続ける必要はありますが、関係者の努力が少しずつ結実していると見てもいいのでは?」と語っています。



新規エイズ患者報告、昨年は過去最多- 厚労省委員会(Yahoo!ニュース)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140523-00000006-cbn-soci

昨年のエイズ感染・患者、過去最多 感染最多は30代(朝日新聞)
http://www.asahi.com/articles/ASG5R46DZG5RULBJ00G.html

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