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【リオ五輪】世界で最も有名なトランスジェンダーモデル、リア・Tが五輪開会式に出演した初のトランスジェンダーに

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 8月5日(現地時間)に開催されたリオ五輪開会式。TVで中継をご覧になった方は、選手入場の際に各国の選手団をトロピカルな自転車が先導していたのをご存じだと思います。実は、開催国であるブラジルの選手団を率いて笑顔を振りまきながら自転車を漕いでいたのは、世界で最も有名なトランスジェンダー・モデル、リア・Tでした。

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 リア・T(35歳)はブラジル出身ですが、育ったのはイタリアで、現在もイタリアを拠点として活躍しているスーパーモデルです。2010年、GIVENCHY/ジバンシイのクリエイティヴディレクターを務めるリカルド・ティッシに見初められ、モデルとしてデビュー(リア・Tの“T”は、ティッシ(Tisci)の頭文字から来ているそうです)。翌年にはランウェイデビュー、その後数々のファッション雑誌にフィーチャーされています。ヌードを披露したこともありますし、ケイト・モスとキスを交わした写真が表紙を飾ったことも! 2014年にはヘアケアブランド「Redken」で、トランスモデルとして初めて世界的なコスメブランドの顔を飾ることに。2012年に性別適合手術を受け、女性ファッションモデルとしての地位を確立しています。

 リア・Tは、今回の五輪開会式に出場するにあたり、このように語っています。
「私たちは皆人間で、社会の一部です。開会式での私の役目はこのメッセージを伝えることです」
「ブラジル、リオデジャネイロが世界中に示されるこの時に、多様性が存在することは不可欠です。ブラジルは広大であり、その多様性をこのイベントでどうにかして表現すべきだと思います。他のトランスセクシャルの方のように、私も旗を掲げます。私はトランスセクシャリティに関して話し続けるつもりです、それは私の歴史の一部であると同時に、コミュニティに所属するメンバーでもあるからです。たしかに、私の言葉にメディアが耳を傾けてくれるという特権はあるかもしれませんが、日々トランスセクシャルの人々が感じる苦悩は、同等に大事なことなのです」
 
 一方、ブラジルでは、トランスジェンダーに対するヘイトクライムの報告が、他国に比べて多いと言われています。欧州で行われたモニタリングによると、2011年〜2015年の4年間で500人以上のトランスジェンダーが殺害され、2016年に入って最初の26日だけで、57もの殺人事件が報告されているとのことです。
 
 こうした厳しい現実があるからこそ、世界中の人たちが注目する開会式でリア・Tがブラジル選手団を率いて登場したということには大きな意味があり、きっと現地のセクシュアルマイノリティの方にとっては本当に感動的なことだったのではないかと思います。素晴らしいですね!


 
リオ五輪の開幕式を飾った美しき女性!大会初のトランスモデル、リア・T(SECRETBOX)
http://secretbox.life/archives/2295

Lea T Makes History: First Transgender At Olympics Opening Ceremony(Hollywood Life)
http://hollywoodlife.com/2016/08/05/lea-t-first-transgender-olympics-opening-ceremony/

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