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虹色ダイバーシティが同性パートナーシップ証明制度を施行した各自治体の登録数を発表

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 昨年11月5日から渋谷区と世田谷区で同性パートナーシップ証明制度がスタートしたのを皮切りに、これまで三重県伊賀市(2016年4月1日施行)、兵庫県宝塚市(2016年6月1日施行)、沖縄県那覇市(2016年7月8日施行)でも同性パートナーシップ証明制度が施行されてきました。実際に各自治体でパートナー申請をしたカップルは何組くらいいるんだろう?と気になっていた方も多いと思います。

 このたび、NPO法人 虹色ダイバーシティは、同性パートナーシップ証明制度を施行した5つの自治体にヒアリングを実施し、同性カップル登録数を発表しました(こちら)。渋谷区が9組、世田谷区が33組、伊賀市が2組、宝塚市が0組、那覇市が8組となっています(8月上旬現在)

 数だけ見ると、世田谷区スゴい!となりそうですが、世田谷区は人口も多い(渋谷区の約4倍)なので、対人口比でいうと、渋谷区と世田谷区はちょうど同じくらいです(おそらく同性カップルの居住率も渋谷区と世田谷区で同じくらいなのではないでしょうか)。これが、新宿区、中野区、杉並区あたりで施行された場合には、もう少し多くなるのかもしれないですね。

 それから、那覇市が、7月8日の施行でまだスタートして1ヶ月なのに8組というハイペースさだったのは、それこそスゴい!ことですよね。以前は沖縄では街を歩けば親戚や同級生に会うような狭さなのでとても周囲にカミングアウトできないということがよく言われていましたが、市役所に同性カップルとして届け出る(ある意味、公にカミングアウトする)方たちがこんなにいるということに感慨を覚えます。ピンクドット沖縄を4年間続け、街ぐるみでフレンドリー化(アライ化)を進めてきて、ずいぶん変わったのではないでしょうか。

 一方、兵庫県宝塚市が今年6月1日の施行後、まだ申請するカップルが現れていないというのは、たまたま宝塚市在住で、同性パートナーがいて、という方たちが少なかったのでしょうか(宝塚市は神戸や大阪にも近く、パートナーとの同居を考えた時に神戸や大阪に出て行く方も多いのかもしれないですね)。しかし、0組だからといってニーズがないとは限らず、本当は申請を考えているカップルもいるけど、周囲の目を気にしてしまって市役所には行けずにいるのかもしれません。大事なのは利用できる制度があることですし、今後市役所を訪れるカップルも現れるかもしれません(フレンドリーな宝塚市に引っ越してくる方などもいらっしゃるかもしれないですよね)
 
 いずれにせよ、こうした貴重なデータが提示されることには、制度利用の実態を客観的に知るうえで、たいへんな意義があると言えます。
 もしかしたら1年後とかにまた実施され、定点観測が行われていくのかもしれません。推移を見守っていきたいところです。

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