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2016年の新規HIV感染はほぼ前年同様、横ばい状態

2017/04/04

日経新聞ほか

 厚生労働省エイズ動向委員会は3月29日、2015年12月28 日~2016年12月25日の約1年間の新規HIV感染報告の速報を発表しました。新規HIV感染者とエイズ患者を合わせた新規報告件数は1440名で、前年の1434名から微増し、過去9番目の多さとなりました。
 
   同委員会の報告書によると、新規HIV感染者は1003名で前年度よりやや減少しているものの、新規エイズ患者数は437名でやや増加しました(過去6番目に多い数字です)。両者を合わせた新規報告数に占めるエイズ患者数の割合は、ここ数年約3割のまま推移しており、「HIV感染の早期発見や早期治療が浸透していない現状を示している」と同委員会は懸念を表明しています。

 感染経路は、新規HIV感染者・エイズ患者ともに、ほとんどが性的接触によるものです。同性間の性的接触は、新規HIV感染者で725名(72.3%)、新規エイズ患者で241名(55.1%)でした。エイズ患者よりもHIV感染のほうが同性間の性的接触の割合が高いのは、今までと同様の傾向です。ゲイ・バイセクシュアル男性は、発症する前に検査を受けてわかる方がストレートよりも多いと言えます。
 
 一方、保健所などが実施した抗体検査は約11万8千件で、2年連続で減少しています。
 
 記者会見で委員長の岩本愛吉日本医療研究開発機構科学技術顧問は「感染者は2008年をピークに頭打ちしたようだが、検査が行きわたっているとは言えない。治療や予防には早期発見が一番大事だ」と述べ、保健所の無料匿名検査を受けるよう呼びかけました。
 

HIV感染者、16年は1440人(日経新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG29H4X_Z20C17A3CR8000/

エイズ感染、前年から微増 厚労省委が28年速報値(産経新聞)
http://www.sankei.com/life/news/170329/lif1703290057-n1.html

HIV感染者とエイズ患者数ほぼ横ばい 早期発見・治療浸透せずと懸念(J-CASTニュース)
https://www.j-cast.com/healthcare/2017/04/02294419.html