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ドイツで同性婚が認められる見通しとなりました

 ドイツでも同性婚が認められる見通しとなりました。

 アンゲラ・メルケル首相はこれまで、同性婚の合法化について、「子どもの幸せ」への懸念から個人的な見解は差し控えると表明してきましたが、6月26日、ドイツの女性誌『ブリギッテ(Brigitte)』のインタビューで同性婚を認めることを示唆しました。最近、バルト海沿岸の自身の選挙区で8人の養子を愛情込めて育てるレズビアンのカップルに出会い、「心に残る経験」をしたため、考えが変わったと語っていました。
 
 AFPによると、メルケル首相の方針転換の真意は別のところにあるようです。ドイツでは各党が相次いで同性婚に賛同する姿勢を示しており、反対するのはアンゲラ・メルケル首相が党首を務める与党の中道右派「キリスト教民主同盟(CDU)」と極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」だけになっています。連立政権を組みながら総選挙ではCDUのライバルとなる中道左派の社会民主党(SPD)は、同性婚の実現を求め、連立合意の要求水準を引き上げる(CDUが同性婚を認めないのであれば、連立はしない)ことを発表しました。ドイツでは9月に総選挙が行われますが、もしCDUが単独過半数を取れなかった場合、SPDの協力なしでは政権与党の座から転落する(自身も首相の座から追われる)おそれがあり、そうした政治的判断が方針転換の理由だと見られています。
(しかし、多くの政党が同性婚を支持し、積極的に同性婚実現を求めていることが、今回の首相判断につながっているわけですよね。これまでのLGBT+支援者の方たちの活動の賜物です)

 ドイツでは2001年に準同性婚(いわゆるシビルユニオン)に相当する「Eingetragene Lebenspartnerschaft(登録された生活パートナーシップ)」法が成立し、男女の結婚とほぼほぼ同等の権利が認められてきました(相続税の優遇と養子縁組※は認められていません)。当時としては先進的でしたが、他の国が次々に同性婚を認めていくなかで、結婚の平等はなかなか達成できず、遅れをとる形になっていました。

※パートナーの実子との連れ子縁組は認められますが、他人の子どもを引き取って育てる共同養子縁組は認められていないそうです。(「諸外国の同性パートナーシップ制度」より)

 メルケル首相は党議拘束しないと述べているそうですが、連邦議会(国会)が夏季休会に入る前に採決が行われ、同性婚が承認される可能性もあるそうで、早ければ今週にも同性婚が認められる見通しなんだそうです(婚姻法と別に同性婚について定める法案を制定するのではなく、婚姻法の性別を男女に限定する条文を変えるという形の改定だと思われます)。急展開ですが、めでたく国会で承認されれば、同性カップルによる養子縁組も含め、結婚の完全な平等が達成されることになります。


ドイツ、同性婚合法化へ 9月の総選挙見据え今週にも(Yahoo!ニュース AFP=時事通信)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170628-00000015-jij_afp-int

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