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6月のプライド月間に世界各地でパレードが開催されました

 6月はプライド月間ということで、アメリカをはじめ世界各地でプライドパレードが開催されています。
 

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 まず、6月10日にワシントンD.C.で行われたCapital Prideのパレードに参加したゲイ・カップルがTwitterに投稿した写真が話題になりました。ニコラス・カルデロさんとカート・イングリッシュさんは1993年のパレードで撮影した写真(左)と、今年のパレードで同じ構図で撮った写真(右)を並べてツイートしました。この投稿は16万回以上リツイートされ、二人は「私たちは、信じられないほどのリアクションを受けるなんて想像していませんでしたした」と語りました。「世界中の人々から寄せられたそれぞれの物語や感想に深く感銘を受けました。みなさんのコメントを呼んで、私たちは何度も涙を流しました」「エンターテインメントやメディアの表現で、年を重ねた同性カップルがほとんど出てこないので、自分たちの写真は重要だと思います」「若い人たちには、愛するパートナーをみつけられるということ、そしてその関係は長く続けられる、ということを知る必要があります」

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 6月11日にロサンゼルスで行われたLA!PRIDEのパレードでは、レインボーカラーの衣装などを身にまとった数万人がゲイタウン・ウェストハリウッドを行進しました。今年のプライドパレーどには、女性向け医療サービス団体「プランド・ペアレントフッド(家族計画連盟)」、「ブラック・ライブズ・マター(2012年に17歳の黒人の少年が警官に射殺された事件がきっかけで起こった運動で、これまで人種差別と白人特権により白人の生命のみが尊重され、黒人はいとも容易く殺されてきたが、黒人の生命もまた同等に大切なものだと訴えるもの)」 、米国自由人権協会(ACLU)、同性愛者の擁護団体「中傷と闘うゲイ&レズビアン同盟(GLAAD)」など広範な団体が参加していました。トランプ大統領への抗議のプラカードを掲げる「レジスト・マーチ」(抵抗の行進)を行う団体もあったそうです。
 LA!PRIDEの広報担当者は「今年はパレードでなく、行進を行うべき年だ。われわれのコミュニティを祝うものであると同時に、われわれを取り巻く環境や、人権をめぐるデリケートなバランスを認識する機会でもある」と述べました。

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 数あるプライドパレードの中でも大きな注目を集めたのが、6月25日にニューヨークで開催されたNYC PRIDEのパレードです。ニューヨーク市のデブラシオ市長、ニューヨーク州のクオモ州知事、サム・スミス、ケリー・オズボーンといった方たちをはじめ2万人以上が行進しました(日本と異なり、事前登録した団体や企業が歩きます。沿道の観客は例年、100万人を超えています)。パレードは正午にスタートし、五番街から「ストーンウォール・イン」近くまで行進。レインボーフラッグを掲げ、メッセージを書き込んだボードなどを手に「同性愛者に平等な権利を」と訴えました。
 今年はトランプ大統領就任後初のパレードということもあり、LGBTのことだけでなく、医療保険制度や銃規制など幅広いテーマで「反トランプ」を掲げる参加者が目立ったそうです。トランプ政権は就任した直後に、ホワイトハウス公式サイト内のLGBTのページを削除し、また、トランスジェンダーの生徒らが「自認する性別」に従ってトイレや更衣室を使えるように公立校に求めたオバマ政権の通達を撤回するなどしていました。当然のように、プライド月間にあたっても、何の言葉もありません(オバマ前大統領は毎年、プライド月間にあたって性の多様性を祝福する声明を発表してきました)。同性婚の合法化を祝福してきた近年の雰囲気とは対照的に、今年は多くの参加者が「RESIST(抵抗)」と書いたプラカードを掲げて歩きました。

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 6月25日にはサンフランシスコでもパレードが開催され、Appleが今年も参加、ティム・クックCEOも「世界中のすべての従業員とその家族、そして顧客」に向けて祝福のツイートをしました(画像はティム・クックが投稿した昨年のパレードのAppleフロートです)。Appleはレインボーで縁取られたAppleロゴのプリントTシャツを参加者に配布しました。また、Appleは今月初めにはレインボーカラーのApple Watchバンド「プライドエディション」について、収益の一部をLGBTQサポート団体などへ寄付することを発表しています。

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 ニューヨークやサンフランシスコのパレードの前日(イブ)にあたる6月24日には、素敵なサプライズがありました。アメリカの子ども向け教育番組「セサミストリート」がFacebookページやTwitterに「セサミストリートは、あらゆるかたち、大きさ、カラーの家族をサポートすることを、誇りに思います」というメッセージとともにレインボーカラーのマペット(キャラクター)たちの写真を投稿したのです。Twitterでは13万イイネを超えたこの画像には「これがセサミストリートが最高の教育番組として長く愛されている理由。違いを大切にすることに貢献してくれてありがとう」「セサミストリート大好き。多様な家族のために立ち上がってくれてありがとう」といったコメントが寄せられています。


 6月は、アメリカ以外の地域でもプライドパレードが開催されています。
 
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 6月6日、スペインのマドリードでは、市内の300ヶ所の信号が同性カップルのシルエットのものに取り替えられ、ニュースになりました。6月23日から7月2日まで「ワールドプライド」※が開催されることを歓迎するものです。マドリードの「ワールドプライド」は、有名なゲイタウン・チュエカで催され、世界中から数百万人をが集まる予定です。

※ワールドプライドは、LGBTの諸問題を国際的なレベルでプロモートするためにInterPrideという団体が始めたイベントで、2000年にローマで初開催されて以降、2〜6年に1回の不定期開催となっています。

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 6月9日にはイスラエルのテルアビブで「ゲイ・プライド・パレード」が開催されました。中東地域でも最もLGBTが暮らしやすい街として注目されているテルアビブでのパレードには、20万人以上(うち海外からは約3万人)が参加したそうです。参加者らは大型トラックのフロートの上で踊ったり、色とりどりの服に身を包んで繁華街を練り歩きました。

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 6月18日にはブラジルのサンパウロで世界最大のパレードが開催され、街中がお祭り騒ぎとなりました。1997年に始まった時は、参加者はわずか2000人程度だったといいますが、今では数百万人にまで膨れあがり、ギネスにも認定されています。今年の参加者は主催者発表で約300万人だったそうです。 

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 6月26日には、カナダのトロントで大規模なパレードが開催されました。昨年、現役首相として初めて国内のパレードに参加したジャスティン・トルドー首相が、今年も家族と一緒にパレードを歩きました。トルドー首相がレインボーフラッグを持ち、映画『ワンダーウーマン』のティアラをつけた女の子とハイタッチする微笑ましい写真、その首相の足元にのぞきみえる靴下が注目を集めました。これまで、スターウォーズなど多彩なデザインの靴下で話題をさらってきたトルドー首相がこの日はいていた靴下に書かれていたのは「イード・ムバラク」(ラマダン明けを祝う挨拶)の文字。当日、TVの取材に対してトルドー首相は「カナダを素晴らしくて強い国にしているのは、いくつもの重なりあうアイデンティティです。そして今日は、全てのLGBTQコミュニティを祝います」と語りました。この前日には、「今夜の夕暮れ、カナダや世界中のイスラム教徒が、ラマダン明けを祝います」「カナダの文化的ダイバーシティは、カナダの強さと誇りの源です。今年、カナダは建国150周年です。イスラムコミュニティが、私たちの国をつくる上で大きな貢献をしてきました」との声明を発表していました。

 最後に、本当に悲しいニュースをお伝えしなければなりません。
 6月26日、トルコのイスタンブールでプライドパレードを行おうとした40人余りの方たちに対し、警官が暴力を振るったり、ゴム弾を撃ちこみました。少なくとも4人が拘束されたそうです。当局はパレード前日に「安全や公共の秩序への懸念」という口実で、開催禁止を通達していました。主催者はそれでも「私たちはパレードを行う」と表明していました。イスタンブールのパレードはかつて10万人規模で盛大に開催され、東欧最大のパレードとして盛り上がりを見せていました。しかし、2015年から当局によって禁止され、警官が暴力的に弾圧するようになりました。
 欧州評議会人権弁務官のNils Muiznieks氏は「たとえパレードが、その理念や主張に反対する人々を刺激するとしても、平和的な集会を禁止する理由にされてはいけない」との声明を発表しました。「警察官がごく少数の平和的な参加者に対して不相応な武器を使用したという悲報が届いている」「この件が示しているのは、トルコ政府が公共の安全および集会の自由を保障するという義務を全うすることに失敗しているということだ」




ゲイのカップルは、再びLGBTプライドでキスをした。24年間、2人の愛は変わらなかった。(ハフィントンポスト)
http://www.huffingtonpost.jp/2017/06/22/gay-couple-pride-photo-redreated_n_17250604.html

米国で恒例の「プライド」パレード、反トランプデモも展開(ロイター)
http://jp.reuters.com/article/pride-idJPKBN1930M0

今年は「反トランプ」旗印=恒例の同性愛行進-NY(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017062600878

LGBT運動、トランプ政権の逆戻り懸念 NYで行進(朝日新聞)
http://www.asahi.com/articles/ASK6V32MVK6VUHBI00H.html

米国 NYでLGBTパレード トランプ政権の政策に抗議(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20170626/k00/00e/030/162000c

ニューヨークで「反トランプ」掲げLGBTパレード(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201706/CK2017062602000247.html

Appleが今年もLGBTQの人権保護イベントに参加!ティム・クックCEOも祝福(iPhone Mania)
http://iphone-mania.jp/news-173093/

セサミストリート、虹色のキャラクターに込めたメッセージ「あらゆる家族をサポート」(ハフィントンポスト)
http://www.huffingtonpost.jp/2017/06/25/sesame-street-rainbow_n_17293638.html

イスラエル ゲイ大行進に20万人超参加 【動画・写真】イスラエル ゲイ大行進に20万人超参加(Sputnik)
https://jp.sputniknews.com/life/201706103743284/

信号もLGBT仕上げ、ゲイ世界祭典開催のマドリード(ロイター)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20170607/ReuterVideo_93195.html

PRIDE AROUND THE WORLD: SAO PAOLO LGBT COMMUNITY HAS BECOME ONE OF THE BIGGEST ON THE PLANET(NEWSWEEK)
http://www.newsweek.com/pride-around-world-sao-paulo-lgbt-community-hosts-bigger-pride-parade-san-628004

カナダのジャスティン・トルドー首相、プライドパレードに登場!(ELLE ONLINE)
http://www.elle.co.jp/culture/celebgossip/justin-trudeau17_0628

トルドー首相、LGBTパレードにラマダン靴下で参加「ダイバーシティがカナダを強くしてきた」(ハフィントンポスト)
http://www.huffingtonpost.jp/2017/06/27/justin-trudeau-marching-at-toronto-pride-eid-themed-socks_n_17302786.html

「ゲイ・プライド」パレード、今年も強制排除 イスタンブール(AFP)
http://www.afpbb.com/articles/-/3133379?cx_part=topstory

Turkish police arrest dozens at Istanbul's banned LGBT pride event(CBS)
http://www.cbsnews.com/news/istanbul-banned-lgbt-pride-march-police-arrest-protesters/

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