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欧州で最もゲイフレンドリーとされる地中海の島国・マルタで同性婚が認められました

2017/07/13

時事通信ほか






マルタ・プライドの様子
 シチリア島の南に位置し、地中海に浮かぶ小さな島国であるマルタで7月12日、同性婚を認める法案が議会にかけられ、66対1のほぼ全快一致で可決されました。この採決に基づき、民法上の「夫」と「妻」という言葉が「配偶者」に改められます。
 欧州連合(EU)加盟国で同性婚を承認したのは15ヵ国め、世界では24ヵ国めとなります。
 
 ムスカット首相は可決を受け「歴史的な投票だ。わが国の民主主義と社会が成熟段階に達したと証明された」と語りました。首相府の建物には「われわれは歴史をつくった」と宣言するスローガンが照明でレインボーに彩られ、集まった人たちが同性婚実現を祝いました。

 マルタではカトリック教徒が多数を占めており、2011年にようやく離婚が合法化されたものの、人工妊娠中絶は依然として違法とされています。以前はゲイに対する偏見もとても厳しかったそうです(こちらの記事によると、精神科に連れて行かれ、「まともになるために」と抗うつ剤を1日20錠も処方されたり、精神科医が突然聖書を取り出し「同性愛者には悪魔が取り憑いている。悪魔払いが必要だ」と説教し始めるなど、ひどい状況でした)

 しかし、ここ数年でマルタのLGBTの権利状況は目覚ましい進歩を遂げており、2014年にはシビルユニオンが認められ(地元カトリック教会は反発したそうです)、また、2015年には、トランスジェンダーが法的に性別を変更するにあたり、性別適合手術や医師の診断を不要とする、また、インターセックスの子どもについても外性器の手術を不要とする法律が成立し、世界的に見ても進んだ国となりました。
 そのおかげで、ILGA(国際レズビアン&ゲイ連盟)欧州支部が実施している格付「レインボー ヨーロッパ インデックス」の2016年版で、マルタは欧州で最もスコアの高い国とされました。これによって、マルタは以前からゲイに人気のリゾート地でしたが、さらにゲイツーリストが増えたそうです(マルタ観光局公式サイトより)
 今年は9月9日に首都バレッタでマルタ・プライドが開催されるそうですが、これまでにない盛り上がりを見せそうですね。
 


マルタ、同性婚認める=議会可決、「歴史的」と首相(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017071300603

マルタ、同性婚合法化へ 議会が法案可決、EUで15か国目(AFP)
http://www.afpbb.com/articles/-/3135529

マルタ 同性婚合法化へ(スプートニク日本)
https://jp.sputniknews.com/life/201707133877096/

Malta now has one of the best trans and intersex laws in the world(GAY STAR NEWS)
https://www.gaystarnews.com/article/malta-now-has-one-best-trans-and-intersex-laws-world020415/