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歌川たいじさんの『母さんがどんなに僕を嫌いでも』が映画化、今秋公開


歌川たいじさん
 歌川たいじさんの『母さんがどんなに僕を嫌いでも』が映画化されることになりました。今秋、全国公開されるそうです。

 『母さんがどんなに僕を嫌いでも』(2013年、KADOKAWA刊)は、blog「♂♂ゲイです、ほぼ夫婦です」や『じりラブ』『ツレちゃんに逢いたい』『ブレイクスルー』といった単行本でツレちゃんとのほのぼのした日常(パートナーシップ)をラブリーに描いてきた歌川たいじさんが、自身の子ども時代のつらいつらい経験を描いた作品です。世の中のすべてのサバイバーたちに贈る、涙なしには読めない名著です。
 映画は、社会人として働くタイジが、友人との出会いをきっかけに自分の壮絶な過去を振り返りながら、何年ものあいだ関係を断っていた母・光子と向き合い、愛を一心に伝えるさまを映し出すものになるそうです。ゲイであることが前面に出るわけではないものの、主人公をノンケという設定に置き換えたりはしていないそうです。
 御法川修監督(『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』など)がメガホンを撮り、主人公のタイジを、中野英雄さんの次男であり、元EBiDANの人気若手俳優・太賀さん(『桐島、部活やめるってよ』など)が、お母さんを吉田羊さん(『純と愛』『嫌な女』など)が演じるほか、幼少時代からタイジの心の支えとなり、その人生に転機をもたらす重要な役どころである婆ちゃん役を木野花さん(『あまちゃん』の「メガネ会計ばばあ」役)が演じます。そのほか、森崎ウィンさん、白石隼也さん、秋月三佳さん、斉藤陽一郎さんらも出演します。

 歌川たいじさんはもともと二丁目のゲイコミュニティに根ざした方で(『バディ』誌などにも登場、2002年にはパレードの実行委員も務めました。セクシュアルマイノリティ中高生を勇気づけるための「君のままでいい.jp」も運営しています)、2001年にAll About[同性愛]のガイドとして新聞に名前と顔写真が載るという全国的なカミングアウトを果たし(当時としてはスゴいことでした)、blog「♂♂ゲイです、ほぼ夫婦です」でも人気を博し、2010年には初の単行本『じりラブ』が集英社から発売され、2013年に『母さんがどんなに僕を嫌いでも』(KADOKAWA)、2015年に小説『やせる石鹸』(KADOKAWA)が刊行されるなど、ゲイであることをオープンにしながら作家として一歩一歩、着実に実績を積み上げてきました。そんな歌川さんの作品がついに映画化される運びとなったことを喜んでいる方も多いことと思います(すでにTwitterにもお祝いコメントが上がっています)
 また続報をお伝えしますが、公開の折にはぜひ、劇場に足を運んでご覧いただければ幸いです。


<歌川たいじさんのコメント>
 他人におおっぴらに話せなかった過去。それを思いきって本にしてみたところ、「この本に救われました」と声を寄せてくださる方が大勢いらっしゃいました。各方面から大きな反響をいただきました。でも、まだ無名な私の本を「ぜひ映画化したい」と仰ってくださったプロデューサー、御法川監督をはじめスタッフ・キャストの皆様には感謝しかありません。
 主役が太賀さんに決まり、母役を吉田羊さん、ばあちゃん役を木野花さん、他の役についてもこれ以上望むものは何もないと思うほどの役者さんが参加してくださり、私が自分の半生を通して世の中に伝えたかったことを表現してくださいました。
 試写を拝見して、自分の過去が、大勢の人の力で翼を広げ、映画になって自分のもとから飛び立ったのだと感じました。「飛び立ったのならば、できるだけ遠くまで飛んでいってほしい。そして、届くべきところにちゃんと届いてほしい」そんな気持ちで、いまはいっぱいです。



太賀&吉田羊が壮絶親子に!「母さんがどんなに僕を嫌いでも」映画化(シネマトゥデイ)
https://www.cinematoday.jp/news/N0099115

太賀&吉田羊が親子役!歌川たいじ「母さんがどんなに僕を嫌いでも」映画化(映画.com)
http://eiga.com/news/20180312/3/

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