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ダン・レイノルズ主催のLGBTチャリティ・フェスでAppleのティム・クックがスピーチ、「LGBTは世界への贈り物です」

 損保ジャパン日本興亜のCMで使用されている『I Bet My Life』を聞いたことがある方も多いはずの米オルタナ系ロックバンド、イマジン・ドラゴンズ。そのフロントマン、ダン・レイノルズが「Loveloud Festival」というLGBTチャリティのフェスを開催しているのをご存じでしょうか?
 
 ダン・レイノルズは、LGBTを非常に厳しく弾圧する(同性婚に最前線で反対していた)ことで有名な末日聖徒イエス・キリスト教会(モルモン教)の信者で、バンドもモルモン教徒が多く住んでいるユタ州で結成されています。そんな彼が、モルモン教とLGBTの隔たりを埋めようと行動しはじめ、昨年からLGBTを支援するフェス「Loveloud Festival」を開催するようになったのは、ゆえあってのことでした。
 イマジン・ドラゴンズの出世作ともいうべきヒット曲『It’s Time』がドラマ『glee』で使用され、数え切れないほどのゲイのファンからメッセージをもらったそうです。「僕はゲイです。でもあなたがモルモン教徒だと知って、たぶん僕のことは受け入れてくれないだろうな…と思います。でも僕はあなたの『It’s Time』が本当に好き。あなたの音楽が大好きです」。こんなメールが山のように届き、ダンの心はズタズタに引き裂かれました。やがて、彼はこういうふうに返事を返すようになりました。「そんなことないよ、僕は君をサポートする。君のために歌うよ」。ダンは「啓示」を得て生まれ変わったかのようになり、これ以上LGBTを傷つけてはいけないと、何かに駆り立てられるように、行動を始めたそうです。
 
 そうして昨年、第1回の「Loveloud Festival」が開催され、大きな反響を呼び、成功を収めました。
 今年は7月28日にユタ州のソルトレイクシティで開催され、ゼッド、リンキン・パークのマイク・シノダ、グレース・ヴァンダーウォールなどのほか、Appleのティム・クックの出演がアナウンスされました。ダン・レイノルズはTrevor Project(米国を代表するLGBTユース支援団体。24時間のホットラインを開設し、緊急援助や自殺防止活動に取り組んでいる)やEncircle(LGBTQ+の若者と家族のためのリソースセンター)、The Tegan and Sara Foundation(クィア女性を支援する団体)に、合わせて100万ドルを寄付することを目標に据えていました。チケットは順調に売れて、見事、目標を達成したそうです。
 フェスでのイマジン・ドラゴンズのライブの最後に、ダン・レイノルズはこう語りました。
「みんなのためにこの歌を捧げる。愛してるよ。LGBTQの若者たち、僕らはいつでも一緒にいるよ、僕らには君たちが必要だ、君たちを愛してる、受け入れてる。君たちの愛は本当に価値がある、純粋で、真実で、そして美しい。僕らは君たちの味方だよ。今夜はありがとう。平和、愛、平等。また会おう!」
 AppleのティムクックCEOも、予告通りフェスに登場し、素晴らしいスピーチをしてくれました。
「今夜、私はおじさんとして、スポーツ大好き人間として、社長として、ユタ州の美しい自然を愛する人間として、そして、ゲイであることを誇りに思うアメリカ人として、ここに立っています。私はシンプルなメッセージを伝えたい。LGBTQの人々に聞いてほしい、そして信じてほしいのです。あなたは世界にもたらされた贈り物です。唯一無二で、ただあなたであるだけで、特別な存在です。あなたの人生は、かけがえのないものです。どうか自分自身の真実を見つけ、それを語り、生きてください」
 


 
 
 
イマジン・ドラゴンズ、LGBTQの若者の救済活動を追ったドキュメンタリーの予告映像を公開(AERA)
https://dot.asahi.com/billboardnews/2018052500080.html

Apple ティム・クックCEO、7月28日にLoveloud Festivalで講演(iPhone mania)
https://iphone-mania.jp/news-220042/

Imagine Dragons Frontman Dan Reynolds to LGBTQ Youth: ‘We Need You. We Love You. We Accept You.’(TOWLEROAD)
http://www.towleroad.com/2018/07/dan-reynolds-lgbtq/

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