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江戸川区も同性パートナーシップ証明制度を導入、築地本願寺で結婚式を挙げたゲイカップルの尽力で

3月15日、東京都江戸川区が4月1日から同性パートナーシップ証明制度を導入すると報道されました。

 江戸川区の「同性パートナーシップ制度」は、区内に住む20歳以上の同性カップルが対象で、申請が認められれば区から「受領証」が交付されます(いわゆる世田谷方式です)。法的効力はありませんが、江戸川区では今後、区営住宅への入居を可能にするなど、区内の同性カップルが現在被っている不利益を解消していきたい考えです。
 江戸川区の担当者は「性的指向や性自認など様々な形がありますが、いろんな方がいるという多様性をこれから認めて、共に生きていく社会をつくろうと」と語っています。


 江戸川区という、これまで取り立ててLGBTフレンドリーなイメージもなかった区で同性パートナーシップ証明制度が実現したのは、七崎良輔(ななぴぃ)さん&古川亮介さんのゲイカップルが主催する「LGBTコミュニティ江戸川」という団体が2015年から働きかけを続けてきたおかげです。
 blog「ゲイ夫夫♡良輔&亮介の日常」によると、2015年、お二人は婚姻届を区役所に提出して不受理となり、区に対して「パートナーシップ制度を求める陳情」を行い、「LGBTコミュニティ江戸川」を立ち上げ、地道な活動を続けてきました。2016年には築地本願寺で挙式・披露宴を挙げたほか、Juerias LGBT Weddingという会社を立ち上げ、東京レインボープライドでフロートを出走させました。
 制度導入の報道を受けて、blogには、このようなコメントがアップされました。
「江戸川区がまったくのゼロから大きな一歩踏み出したことを大変嬉しく思っています
 多くの区議会議員のお力やずっと支えてきてくれた多くの方に感謝の気持ちでいっばいです
 ありがとうございます
 途中でくじけそうなこともたくさんあったけれど 続けてきてよかったな 
 これからも頑張ってまいりますのでよろしくおねがいいたします!」

 七崎良輔さんは現在、文春オンラインで「僕が夫に出会うまで」という連載を持っています。連載2本目の「ゲイの僕に「自分は変なんだ」と思わせた、大人たちの恐ろしい善意」という記事には、小学校でのなんとも悲しい体験が綴られていて、身につまされます。対照的に、1本目の「とある夫夫(ふうふ)が日本で婚姻届を出したときの話」は、拍子抜けするくらい、区役所の職員の方の対応が丁寧だったことが綴られていて、印象的です。 
 
 全国でこれまでに11の自治体が、同性カップルのパートナーシップも結婚と同等であると承認する制度を実現しています。この4月からは新たに10の自治体が一斉に、この輪に加わる予定です(一覧はこちら
 港区のケースもそうですが、たった1人でも(団体を作らなくても)声をあげ、請願を出したり、区に対して働きかけ続けていくことで、変わっていくのだなぁと実感することが多くなってきました。自治体は横並び志向ですから、すでにこれだけ多くの自治体がやっていることを、そうそう否定はしないはずです。「うちは田舎だから」「きっと理解してもらえないから」と思わず、行動してみると、案外うまくいくかもしれません。きっとこれからもそういうことが増えていくことでしょう。
 
 

同性パートナシップ制度 江戸川区も導入(日テレNEWS24)
http://www.news24.jp/articles/2019/03/15/07421869.html

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