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Lady Gaga "Alejandro"

ガガの新曲「Alejandro」のPVが公開! マドンナへのオマージュであり、ガガの「ゲイコミュニティに対する愛と感謝の賛歌」が表現されているそうです!

Lady Gaga

 アルバム『THE FAME MONSTER』から3枚目のシングルとしてリリースされた「Alejandro」のPVが公開されました。

 筋骨たくましい、軍隊のような男たちの一団。葬列の先頭を歩くガガ様。手には釘刺された心臓。男たちを見下ろす女王然としたガガ。軍隊のような男たちは、カトリックの修道士でした。そこに、ほとんど下着だけの修道女に扮したガガが登場し、男たちを過激に誘惑していきます。赤い十字架がデザインされたローブはラバー製。股間にも赤い十字架のような模様がデザインされています。後半には突然ファッション・ショーも始まり、そうした様々なモチーフがラストシーンでフラッシュバックしていき、最後にはガガ様昇天という感じです。

 

 今回は、『Telephone』とは対照的に原色のド派手な色味は押さえ、ディテールにこだわったアーティスティックな映像となっています。

 

 でも、ガガ節とも言えるサビの部分の素敵なダンス(思わずマネしたくなる系)は健在で、あの修道士のマッシュルームカットのような独特の髪型がものすごくオシャレに見えてきたり、キャリア始まって以来のうすいメイクだったり、修道女なガガがロザリオ(数珠のような)を飲んじゃったり、「さすがはガガ様」とうなずける、ちゃんとゲイ受けするテイストになっていると思います。

 実はこのPV、ガガ様が先日米トーク番組『Larry King Live 』に出演し、語ったところによると、「ゲイコミュニティに対する愛と感謝の賛歌」「同性愛の軍隊」をテーマに描いたものなんだそうです。カトリック批判のようなメッセージはそういう意味(カトリック教会がゲイを未だに弾圧していることから)だったんですね。奥が深い。そして素晴らしい!

 このPVを観て、マドンナへのオマージュ!と思う方は多いことでしょう。テーマ的には「Papa don't preach」ですし、ドイツ表現主義チックなテイストは「Express Yourself」、ブラに銃身がついているところは「ブロンド・アンビション・ツアー」でのあのコーン型ブラ(ゴルチェのデザイン)を彷彿とさせます。

 それもそのはず、このPVを手がけた監督は、マドンナのお気に入りとしても知られる売れっ子ファッション・フォトグラファー、スティーヴン・クラインなのです。


 

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