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‪Lady Gaga "Marry The Night‬" PV

‪レディ・ガガの新曲『Marry The Night‬』のPVが公開されました。「悲劇の始まり」と予告されていた14分弱にも及ぶ(ガガのPVの中で最長な)映像は、ガガ自身の物語でした。けっこう笑える、それでいてせつない自伝的ショートムービーをご覧ください。

‪Lady Gaga

 予告篇で告げられていた通り、担架に載せられて病院へと担ぎ込まれるガガ(ちなみにナースが着ている白衣は最新のカルバン・クラインだそうです)。ガガはナースに言います。「私はスターになりたいの。なぜかって? 失うものは何もないからよ」。ベートーベンのピアノソナタ「悲愴」が鳴り響きます。カメラが引いていくと、その病院は、頭に包帯を巻いて徘徊したり、奇声を発したりする人でいっぱいでした。
 ステージで独り、バレエのチュチュとトウ・シューズ(ただし、極めてガガ的な)で踊るガガ。
 部屋のベッドで裸で寝そべり、電話をかけるガガ。「あれは私のディレクターよ」「私はアーティストよ」「あなたは何をあきらめるって?」といったフランス語のテロップが入ります。裸で、食べ物を食い散らかしたりして暴れ出すガガ。浴槽に勢いよく落ちたところで『悲愴』が終わります。
 浴槽で髪を緑色に染めながら『Marry The Ngiht』を口ずさむガガ。
 ダンサーが大勢見下ろす由緒あるバレエカンパニーに、いかにも田舎から出てきたような風貌のガガがやって来ます(デビュー当時のマドンナを思い出させます)

 そして『Marry The Ngiht』のイントロがようやくスタート。
 夜の闇の中で燃え盛る車(『ストリート・オブ・ファイヤー』的な?)。バットマンのようなサングラスを外し、車の上で叫ぶように激しく歌い、踊りはじめるガガ。
 オーディション会場のスタジオ。ガガは大勢のダンサーの中で、必死に自分をアピールします(『フラッシュダンス』のようなオーディションモノの映画を彷彿とさせます。サビの振付けが『ジューダス』っぽくてイイです。このシーンがいちばんゲイ的にはアガるんじゃないでしょうか?)
 燃える車、浴槽の中で裸、オーディションといったシーケンスがカットバックしていき、再びダンスシーン。
 今度はダンサーたちがストリートに飛び出しました。(映画かPVの撮影?)
 そこで一気に、セレブとなったガガのさまざまな奇抜衣装のシーンが高速でフラッシュバックされ、最後に、あのMTVヨーロッパでかぶっていたパラボラアンテナ帽子のガガがミステリアスに登場、天女のようにゆっくりと空中へ…

 こんな映像でした。



 ガガ自身はこれについてTwitterで「私のショウビズに対する愛と苦悩を暴露しながら、過去を物語る、自伝的なフィルム」とコメントしています。また、E!ニュースでは「あれ(最初にデビューが決まっていたレーベル「デフ・ジャム」を解雇されたこと)は人生の中で最悪な1日に数えられます」「あれはすべてがリアル。ビデオの何もかもがリアルです」と語っています(裸でシリアルをぶちまけるシーンが話題になっていますが、あれも裸で部屋にいたガガが電話で解雇のことを聞いて実際にやったことだそうです)
 正直、笑ってしまうシーンもありますが(パロディだし、ベタだし)、ガガ自身のリアルな体験を綴ったショートムービーとして観てみると、なんだかせつない気持ちにもなるのです…。