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Joel Grey ”Cabaret”

不朽の名作『キャバレー』でライザ・ミネリとともにアカデミー賞を受賞したミュージカル界のレジェンド、ジョエル・グレイ(82歳)がカミングアウトしました。ジョエル・グレイの『キャバレー』での名パフォーマンスをご覧ください。

Joel Grey ”Cabaret”

1966年のミュージカル『キャバレー』で演じたMC(ステージを仕切って盛り上げるホスト)役でトニー賞を受賞し、1972年公開のミュージカル映画『キャバレー』ではライザ・ミネリとともにアカデミー賞を受賞した俳優のジョエル・グレイ(82歳)が2015年1月28日、『People』誌上で「レッテルを貼るのは嫌いだけど、もしどうしてもと言うなら、私はゲイだ」とカミングアウトしました。
 ジョエル・グレイは『キャバレー』の後も、ミュージカル『シカゴ(Chicago)』(「ミスター・セロファン」を歌うエイモス・ハート役)や『ウィキッド(Wicked)』(オズの魔法使い役)などにも出演し、今やミュージカル界のレジェンドと呼ばれる存在です。
 ここでは、ジョエル・グレイの代表作である『キャバレー』での名パフォーマンスをご紹介いたします。

『キャバレー』とは?

 1930年代、ナチス台頭前夜のベルリン。名物MCが場をとりしきるキャバレー「キットカットクラブ」からは今日も歌声が聞こえている。スターに憧れる少女サリーも、そこで働く歌手だった。そんなサリーのもとに、ある日、イギリスから来たという学生ブライアンがやってくる。「女性とは寝ない」と公言していたブライアンだが、サリーと意気投合し、二人は友情で結ばれる。そこにマクシミリアンという男爵が登場し、二人の関係に変化をもたらしていく…
 ブライアン、マクシミリアンとの三角関係に傷ついたサリー。キャバレーで歌う彼女の魂は、せつなくも美しく輝きます…そして、彼らの織り成すドラマや歌の数々から「ファシズムを支えるのが政治への無関心そのものであること」が浮き彫りにされていくのです。
 原作『ベルリン物語』を書いたのは、トム・フォード『シングルマン』も記憶に新しいゲイの作家、クリストファー・イシャーウッド(ブライアンのモデルはイシャーウッド自身だと言われています)。アカデミー賞監督賞(ボブ・フォッシー)、主演女優賞(ライザ・ミネリ)、助演男優賞(ジョエル・グレイ)、撮影賞、美術監督賞、音響賞、編集賞、編曲賞の8部門を制覇した、映画史のうえでも、ゲイ映画としても記念碑的な、不朽の名作です。


ウィルコメン(映画『キャバレー』1972)


女が二人(映画『キャバレー』1972)


お金が廻している、世界を廻している(映画『キャバレー』1972)


ウィルコメン(1966年のトニー賞授賞式より)