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57th GRAMMYs

グラミー最多4部門で受賞したサム・スミスが同性婚をフィーチャーした「Lay Me Down」ほか、2015年のグラミー賞関連の映像をご紹介します。

57th GRAMMYs

サム・スミス「Lay Me Down」

 新人として極めて異例な(数十年ぶりだそうです)最多4冠に輝く数日前、サム・スミスは最優秀ポップ・ボーカル・アルバム賞に輝いた『In the Lonely Hour』に収録されている楽曲「Lay Me Down」のPVを公開しました。

 サムは教会で、喪服を着て、遺体の前でせつなげに歌っています。それはどうやら元彼で、曲が少し明るめになると、映像はサムと彼の(ありえたかもしれない、空想の)結婚式に…周りで友人たちが祝福してくれています。しかし、その幸せもつかの間、サムは誰もいなくなった教会でひとり、孤独をかみしめるのでした…
 愛していた人に会うことはもうできない…彼が亡くなる前にせめて、結婚式を挙げたかった…そういうせつない気持ちは、ゲイだろうとストレートだろうと同じだよ、とサムは訴えかけているようです。

 サムはFacebookにこう書いています。「このビデオは、僕の夢を描いている。いつか世界中のゲイの男性や女性、トランスジェンダーの男性や女性が、ストレートの家族や友達のように、どんな場所や市や町や村でも結婚できるようにという夢だ。楽しんでくれるといいな。みんな大好きだよ」




その他のゲイ関連グラミーノミネート&受賞者

 サム・スミスのほかにも、何組か、メンバーにゲイがいるとか、PVでゲイをフィーチャーしているアーティストがいます。ここでまとめてご紹介します。


サム・スミス「Lay Me Down」のPVと同じテーマでありながら、全く逆の方法でシリアスに描き出しているのが、サム・スミスとともにグラミー最優秀楽曲賞にノミネートされていたアイルランドのシンガーソングライター、ホージアの「Take Me To Church」です。映像の途中でキリル文字が出てくるので、これはロシアの話だとわかります。反同性愛法施行後、ロシア各地で起こってきたゲイに対する暴力(ヘイトクライム)が、このPVで生々しく描写されているのです。それはもう、痛々しいくらいに…。ホージアの魂を揺さぶる歌声は、観る者に「こんな理不尽な悲劇を許していいのか?」と問いかけるのです。


メンバーの1人、チャド・ヴァッカリーノがオープンリー・ゲイなアグレイトビックワールドがクリスティーナ・アギレラとのデュエットでヒットを呼んだ「Say Something」です。


5人のメンバーのうち、ミッチ・グラッシとスコット・ホーイングがオープンリー・ゲイなアカペラ・ユニット「ペンタトニックス」は、最優秀アレンジメント(インストゥルメンタルorアカペラ部門)を受賞しました。こちらはペンタトニックス代表曲、「Daft Punk」のPVです。


「Rather Be」が最優秀ダンス・レコーディング賞に輝いたクリーン・バンディット feat.ジェス・グリン。「Real Love」のPVでゲイカップルをフィーチャーしています。


グラミー賞授賞式のステージで披露されたパフォーマンス
 
 ここからはグラミー賞授賞式のステージで披露されたパフォーマンスをピックアップしてご紹介いたします。


サム・スミスは受賞曲の「Stay With Me」を披露。鳥肌モノの歌声です。途中からメアリー・J・ブライジも登場し、夢の共演。ゴスペル的な演出も感動的です。


ホージアの「Take Me to Church」と、アニー・レノックスの「I Put a Spell on You」のメドレー。一部デュエットも。シビれます。


ジャズ界の大御所、トニー・ベネットとのデュエットアルバム「Cheek to Cheek」を大ヒットさせたレディー・ガガ(もともとこういう素養のある人ですものね)。これまでのような観客の度肝を抜くパフォーマンスではありませんが、オーソドックスな中にもガガらしさが表れています。


マドンナ姐さんが新曲の「Living For Love」を披露。さすがの貫禄。カッコいいです!