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ゲイ用語の基礎知識

PrEP(プレップ)

 PrEP=Pre-Exposure Prophylaxis(曝露前予防)とは、セックスする前から抗HIV薬(ツルバダなど)を内服し、HIV感染のリスクを減らすというHIV予防法です。
 海外では劇的に感染が減っているという報告が上がっています。
 しかし、日本ではまだ、PrEPのための抗HIV薬の使用は薬事承認されておらず、承認されたとしても予防であるPrEPには公的医療保険は適用されないのではないかと見られています。
 現状、クリニックで自費診療としてPrEPを受けるか、または、ジェネリック薬を海外から個人輸入するか(1ヶ月分まで認められています)、ですが、個人輸入の場合、薬が本当に信頼できるものかどうかという問題、また、医師による見守り(定期的な検査を受けて、副作用がないかなどを診てもらう)につながりにくい、地方に住んでいる方はアクセスしづらい、といった問題もあります。
 
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※よく似ていて混同されがちな言葉としてPEP(ペップ)があります。PEP=Post-Exposure Prophylaxis(曝露後予防)です。HIVに感染したかもしれない行為の後(曝露後)72時間以内に、抗HIV薬の内服を開始し、HIVに感染するリスクを低下させる予防策です。日本では未承認なので、自費診療となってしまいます(針刺し事故など医療従事者は受けることが可能です)

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