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Netflixでゲイ映画やドラマを観よう!(2)
年末年始、あまりお出かけせずにおうち時間を楽しむ方などのために、Netflixで観れるゲイ映画やドラマの情報(最新版)をご紹介!

(トップ画像は『ブルックリンの片隅で』より)
年末年始、あまりお出かけせずに「おうち時間」を楽しむ方も多いのではないかと思われますが、たくさんのゲイ映画やドラマが字幕付きで配信されているNetflix(10月には素敵なキャンペーンを展開していたのも記憶に新しいですが)をオススメしたい、ということで、Netflixで現在ご覧いただけるゲイ映画、ドラマ、リアリティ番組のラインナップをまとめてご紹介いたします(第1弾特集をお届けした3月時点から結構変わっていますので、アップデート版としてご覧ください)
<映画>
君の心に刻んだ名前
決してゲイだと言ってはいけないような、現在からは想像もつかないくらい同性愛に厳しかった時代の台湾で、もがき、苦しみ、叫びながらも、ひたむきに求め合った男子高校生たちの、熱く、激しい恋−−その瞬間瞬間のエモーショナルな美しさを見事に、奇跡的にスクリーンに焼き付けた作品です。とても愛しくて、切なくて、魂を揺さぶられます。これは台湾の『ブロークバック・マウンテン』であり『ゴッズ・オウン・カントリー』です。(レビューはこちら)
<あらすじ>
1987年、40年間にわたる戒厳令が解除された直後の台湾。台中のカトリック系男子校に通う阿漢(アハン)と柏德(バーディ)は、校内のブラスバンドで出会い、親友となる。二人の友情はいつしか愛情に変わっていくが、周囲が決してそれを許さないことは痛いほどわかっている。そんなとき、高校が女子学生を受け入れることとなり、柏德が新入生の女子・呉若非(バンバン)とつきあいはじめ、二人の関係は崩れていってしまう…。
2020年/台湾/113分/監督:リウ・クァンフイ(柳廣輝)/出演:エドワード・チェン(陳昊森)、ツェン・ジンホア(曾敬驊)、レオン・ダイ(戴立忍)、ワン・シーシェン(王識賢)ほか
ザ・プロム
オリジナルのブロードウェイ版の感動はそのままに、さらにハリウッドの豪華すぎるキャストが夢の競演を果たし、ゲイテイストな演出で楽しませてくれる、何度となく感涙し、最高のカタルシスが得られるLGBTQ史上最高のミュージカル映画です。『glee/グリー』をギュッと濃縮して2時間のミュージカル映画にしたような、すべてのLGBTQに贈るラブレターのような作品です。メリル・ストリープが「やりちぎってる」感も堪能してください!(レビューはこちら)
<あらすじ>
インディアナ州の小さな町の高校に通うレズビアンのエマは、学年の最後に開かれるダンスパーティ「プロム」に彼女同伴で参加したいと申し入れるが、PTAがこれを拒否、プロム自体を中止にしてしまう。このニュースを知った落ち目のブロードウェイ俳優達(ゲイ2人と女性2人)は、かわいそうなエマを救おう、ついでに自分たちも注目されたいと、インディアナ州の高校に乗り込むのだが…。
2020年/131分/アメリカ/監督:ライアン・マーフィ/出演:メリル・ストリープ、ニコール・キッドマン、ジェームズ・コーデン、アンドリュー・ラネルズ、ジョー・エレン・ペルマン、アリアナ・デボーズ、キーガン=マイケル・キー、ケリー・ワシントンほか
ボーイズ・イン・ザ・バンド
『ボーイズ・イン・ザ・バンド』は日本では『真夜中のパーティー』の名前で知られていますが、ゲイの権利などというものがほとんど認められていなかった1968年に初演され、1970年に映画化された、ブロードウェイ/ハリウッド映画史で初めてゲイを正面から描いた記念碑的作品です。50年の時を経て、ジム・パーソンズ、マット・ボマー、ザカリー・クイントといったゲイの俳優たちだけでリバイバル上演され、トニー賞の最優秀リバイバル演劇作品賞を受賞しました。これが『glee』のライアン・マーフィのプロデュースで映画化されました。ストーンウォール前夜のゲイたちへのオマージュが感じられ、9人のゲイの俳優たちに心からの拍手を贈りたくなる作品でした。舞台裏を描いた『制作・出演陣が語るボーイズ・イン・ザ・バンド』もぜひご覧ください。(レビューはこちら)
<あらすじ>
真夏のニューヨーク。アッパー・イースト・サイドにあるマイケルのアパートでは、ゲイ仲間のハロルドの誕生日を祝う準備が進められていた。やがて仲間たちも集まり、ゲイゲイしいパーティが始まるが、そこに、マイケルの大学時代の友人であるストレートのアランが現れ、場の空気が一変してしまう。マイケルは強引に「ゲーム」を始める。それは、心から愛している、あるいはかつて心から愛していた相手に電話をかけ、「I LOVE YOU」と告げると言うものだった。この残酷なゲームは、否応なしにそれぞれの過去や本音を明らかにしていくが…。
2020年/122分/アメリカ/監督:ライアン・マーフィ/出演:ジム・パーソンズ、ザカリー・クイント、マット・ボマー、アンドリュー・ラネルズほか
サーカス・オブ・ブックス
事実は小説より奇なりとはこのこと…。LAで40年近くもゲイポルノショップを経営したノンケ夫婦。二人がなぜそんなお店を始めたのか、お客さんはどう思っていたのか、子どもたちはどう思っていたのか、といったお話を、夫婦の実の娘さんがインタビューし、ドキュメンタリー映画に仕上げた真実のドキュメンタリー映画です。驚きの連続です。そして泣けます。(レビューはこちら)
<あらすじ>
LAのゲイタウンで37年もの長きにわたってゲイピープルにポルノ雑誌やビデオ、コックリングなどのアダルトグッズを提供し続け、暗黙のハッテンスペースも併設されていたというショップ「サーカス・オブ・ブックス」。LAに住んでいるゲイなら誰もが知っているというポルノショップを経営していたのは、なんとノンケの夫婦だった…。
2019年/アメリカ/監督:レイチェル・メイソン/出演:ジェフ・ストライカー、ラリー・フリント、アラスカほか
先に愛した人
2018年11月上旬に台湾で公開されて興収1位を記録し、「台北電影節(台北映画祭)」で主演男優賞など5部門を、中華圏のアカデミー賞と言われる「金馬奨(ゴールデンホース・アワード)」で主演女優賞など3部門を受賞、2019年の米アカデミー賞国際長編映画賞に台湾代表作として出品もされた映画『先に愛した人』。笑いながら楽しく観れるポップなテイストでありながら、なぜ「結婚の平等」が必要なのかということが実感できるような台湾の傑作映画です。(レビューはこちら)
<あらすじ>
ガンでこの世を去った父親・宋正遠には男性の恋人がいた。保険金の受取人がその男・高裕傑になっていたことを知ったヒステリー気味の妻・劉三蓮は、息子の宋呈希を連れて裕傑の家に押しかけ、怒りを爆発させる。裕傑は自分こそが正遠の夫だと言い張る。思春期で反抗期な呈希は、母のヒステリーに疲れ、なぜ父がこのチンピラみたいな男とつきあっていたのかとモヤモヤをつのらせ、裕傑の家に居座り、真実を突き止めようとするが…。
2018年製作/99分/台湾/監督:徐誉庭(シュー・ユーティン)、許智彦(シュー・ツーイェン)/出演:邱澤(ロイ・チウ)、謝盈萱(シェ・インシュエン)、陳如山(スパーク・チェン)、黄聖球(ジョセフ・ホアン)ほか
サタデーナイト・チャーチ
アメリカにおいて黒人でクィアであるということがどのようなことなのかということを、実にリアルにドラマチックに描いたミュージカル映画です。彼らにとってボールルーム(ヴォーグなどの技を競うイベント)がどんな意味を持っているのか、についての映画でもあります。いちばんの見所は、『POSE』に出演する前のMJ・ロドリゲスとインディア・ムーアの姿を観ることができる!ということかもしれません。(レビューはこちら)
<あらすじ>
学校でいじめられ、セクシュアリティのことで悩み、揺らいでいる、多感な高校生・ユリシーズは、父が亡くなり、母と弟と、手を取りあいながら生きていくことを誓う。しかし、外で仕事をすることになった母の代わりに家事や弟の面倒を見るため、家に通ってくることになった厳格な叔母のローズに、母親のヒールを履いてみているところを咎められ、家を飛び出してしまう…。
2017年/アメリカ/監督:デイモン・カーダシス/出演:ルカ・カイン、マーゴット・ビンガム、マークイス・ロドリゲス、MJ・ロドリゲス、インドゥヤ・ムーア、アレクシア・ガルシアほか
ブルックリンの片隅で
サンダンス映画祭監督賞受賞作品。男性に性的に惹かれるということを自覚するも、なかなかゲイとしてのアイデンティティを持つことができず、女性とつきあってみる一方で、ネットで知り合ったおじさんに身を任せてしまったり…という青年の心の揺れ動く様を見事に描いている作品です。
<あらすじ>
ニューヨークのブルックリンに暮らす青年・フランキーは、男性に惹かれるということを自覚するようになったが、友人や家族に知られないように振る舞っていた。シモーヌという新しい恋人を作ったのも周囲に対する目くらましであった。しかし、フランキーはシモーヌとのセックスでは満足できず、インターネットを介して知り合った男性と体を重ねることで充足感を得るようになり…。
2017年/アメリカ/監督:エリザ・ヒットマン/出演:ハリス・ディキンソンほか
ホールディング・ザ・マン 君を胸に抱いて
オーストラリアのゲイカップルの実話に基づいた映画なのですが、なぜこれが一般上映されなかった?と不思議になるくらい素晴らしい、泣ける名作でした。あのサム・スミスも「観るべきだよ!」と言っています。(レビューはこちら)
<あらすじ>
1975年、メルボルンにあるカトリックの男子高校。演劇部のティムは、ラグビーボールを持って校庭を走っているジョンにひとめぼれしてしまう。ラグビーの試合でケガをしてしまったジョンを見舞い、荷物を持ってあげたり、親切にするティム。授業中に隣の席に移動して「君はきっとラグビーの最優秀選手になるよ」と筆箱に書いたり。そして、夜の電話でティムはついに、ジョンに告白するのだが…。
2015年/オーストラリア/監督:ニール・アームフィールド/出演:ライアン・コアー、クレイグ・ストット、サラ・スヌーク、ガイ・ピアース、ケリー・フォックス、アンソニー・ラパリアほか
ムーンライト
月明かりの下で青く光る愛のかけらは、本当に儚く、一瞬の夢のような出来事で…美しくも切ない男どうしの純粋な恋の物語であり、同時に、静かな怒りを感じさせる名作『ムーンライト』。クィア映画として初めてアカデミー作品賞を受賞した、歴史的、記念碑的な作品です。(レビューはこちら)
<あらすじ>
マイアミの貧困地域で暮らす内気な少年シャロンは、学校ではいじめられ、家庭では麻薬常習者の母親からネグレクトされていた。そんなシャロンに優しく接してくれるのは、近所に住む麻薬ディーラーのフアン夫妻と、唯一の友達であるケヴィンだけだった。高校生になったシャロンは、ケヴィンに対して友情以上の思いを抱くようになるが……
2016年/アメリカ/監督:バリー・ジェンキンス/製作総指揮:ブラッド・ピット/出演:トレヴァンテ・ローズ、アシュトン・サンダース、アレックス・R・ヒバート、マハーシャラ・アリ、ナオミ・ハリス、アンドレ・ホランド、ジャネール・モネイ、ジャハール・ジェロームほか
イミテーション・ゲーム
「コンピュータの父」であり第二次大戦の英雄であったアラン・チューリングの天才と、ゲイを許さなかった時代ゆえの悲劇を描ききった感動的な映画です。ベネディクト・カンバーバッチが主演し、アカデミー賞脚色賞を受賞したほか多数の映画賞で賞賛を集めた作品です。(レビューはこちら)
<あらすじ>
1952年、ケンブリッジ大学教授であるアラン・チューリングの家に泥棒が侵入。当の教授はさっさと警察を追い返しますが、不審に思った刑事が教授を追及すると、その口から予想だにしない真実が告げられる…。
2014年/アメリカ、イギリス/監督:モルテン・ティルドゥム/出演:ベネディクト・カンバーバッチ、キーラ・ナイトレイ、マシュー・グード、マーク・ストロング、チャールズ・ダンス、アレン・リーチ、マシュー・ビアード、ロリー・キニアほか
ウォールフラワー ※12/30まで
チャーリー、サム、パトリック…それぞれに傷を抱え、ハイスクールでは決して主役にはなれない「はみだし者」な3人が、強い友情で結ばれ、失敗しながらも成長していく…青春小説の金字塔『ウォールフラワー』が映画化。若者の(そしてゲイの)バイブルとも言うべき「心の名画」です。(レビューはこちら)
<あらすじ>
チャーリーは、ときどきフラッシュバックする過去の悲しい記憶がもとで心を病んでいたが、高校生活は明るく始めたいと願っている。しかし、初日はさんざんで…。そんなチャーリーが、兄が出ているアメフトの試合会場で、学校の人気者(落ちこぼれ)であるパトリックに声をかけ、そこから運命が大きく回転しはじめる。パトリックと妹のサムはチャーリーを快く友達として受け容れ、高校生活は順調に見えたが…。
2013年/アメリカ/脚本・監督:スティーブン・チョボスキー/出演:ローガン・ラーマン、エマ・ワトソン、エズラ・ミラーほか
<ドラマ>
モダン・ファミリー(10シーズン)
エミー賞常連の人気ドラマ『モダン・ファミリー』がついにNetflixに登場! 3人の子を持つクレアとフィルのダンフィー家、そのクレアの父ジェイとコロンビア移民の美人妻グロリア、連れ子のマニーのプリチェット家、ジェイの息子でクレアの弟であるミッチェルとキャメロンのゲイカップル、タッカー=プリチェット家の3家族のドタバタを描いています。どの登場人物もキャラが立っていて、それでいて現代のアメリカの家族が抱える問題をリアルに描いたりもしています。ミッチェルとキャメロンはリリーというベトナムの女の子を養子に迎えたり、シリーズ途中で結婚式も挙げたり(それでも爆笑のシーンの連続です)。アメリカでの同性婚の支持率が上がったのもこのゲイカップルのおかげでもあるんじゃないかと思えます。深く考えずに観て楽しめる傑作コメディですので、ぜひ、お気軽に!
<あらすじ>
両親と子ども3人の典型的なアメリカ人一家、ラテン系の子連れ美女と裕福じいちゃんの年の差夫婦、養子を迎えたゲイのカップルという、3つの家族が繰り広げるドタバタコメディ! そしてこの3家族の関係は、なんと…全員親戚!? 超個性的なアメリカン・ファミリーのおかしな日常をテンポよく描いた話題作。
シッツ・クリーク(シーズン1〜6)
2020年4月、感動のうちにファイナルを迎え、GLAADメディア賞コメディドラマ賞を受賞し、エミー賞でも作品賞と俳優賞4部門(家族全員)にノミネートされるなど、LGBTコミュニティからも一般視聴者からも愛され、高く評価されてきたカナダ初のシットコム(コメディドラマ)です。初めは落ちぶれたローズ家の4人が田舎町「シッツ・クリーク」で右往左往する姿をゆるい感じで描いていくのですが、あからさまにゲイである息子のデヴィッドが次第に町にとけこみ、成長し、シーズン3でまさかの彼氏が…というあたりから、ゲイドラマとして輝きを増すようになります。シーズン6まであるのですが、1話20分と短いので、サクサク観ていけると思います。(レビューはこちら)
<あらすじ>
税金を払い忘れたせいで、セレブから一文無しになってしまったローズ家。唯一残ったのは、息子の誕生日プレゼントにとジョークで購入した田舎町「シッツ・クリーク」だけ(ちなみに「シッツ・クリーク」は「肥溜め」みたいな意味だそう)。没落したローズ家は、ニューヨークからこの田舎町に「都落ち」して来て、ボロボロのモーテルで、一からのスタートを余儀なくされる…。
ハリウッド(全7話)
『glee/グリー』『POSE』など数々の名作ドラマを世に送り出してきたオープンリー・ゲイのライアン・マーフィが製作したNetflix2作目のミニドラマシリーズです。「夢の国」ハリウッドの黄金時代をゲイや女性や有色人種の視点から捉え返し、今まで語られなかった真実を生き生きと描いた作品。ロック・ハドソンのような実在の映画関係者たちがたくさん登場します。セクシーでエキサイティングなドラマです。(レビューはこちら)
<あらすじ>
俳優志望だけど芽が出ない、もうすぐ子どもが生まれるというのに電気代すら払えないジャックは、バーで呑んだくれているところを紳士に誘われ、給油所で働きはじめる。マッチョな美男揃いの給油所の裏の商売は、セレブ御用達のエスコート(セックスを売る)サービスだった。生活のためにと割り切り、老女(実はハリウッドの映画会社の社長の妻)の相手をするが、コール・ポーター(ミュージカルや映画音楽の多数のスタンダードを手がけた音楽家)は受け付けなかった。男性の相手ができないなら代わりのボーイを連れて来いと脅されたジャックは、ハッテン映画館に潜入し、脚本家志望のゲイの男の子、アーチーを発掘。アーチーが意気揚々と手がけた最初の男性客は、ロイ・フィッツジェラルドと名乗った。彼こそが、のちにアメリカを代表するスター俳優となるロック・ハドソンだったのだ…。
AJ&クイーン(全10話)
全米を旅するドラァグクイーンのルビー・レッドと、そのオンボロキャンピングカーに忍び込んだ生意気な10歳のAJ。凸凹コンビの2人旅が、いま幕を開ける…… ルポールとSATCの監督がタッグを組んで世に贈る、2020年版『プリシラ』とも言うべきドラァグクイーン・ヒューマンドラマです。(レビューはこちら)
<あらすじ>
ショークラブの花形であるルビー・レッドは、ギャラをケチる劇場主に「私はクイーンズに自分のクラブを作る」「アンタはろくでなしだ」とタンカを切ってやめたが、意気揚々と開業予定のハコに行ってみると、愛するダンナに裏切られ、お金を全部持って行かれたことがわかり…。ルームメイトの盲目のドラァグクイーン・ルイスは、心からルビーを慰さめてくれたのだが、泣き面に蜂で、ルビーの最後の出演料をホームレスのクソガキに持って行かれる。ルビーは激怒してクソガキをとっちめるが、まんまと逃げられる。一文無しになったルビーは、起死回生を図り、テキサスで行われるクイーンのコンテストに出場すべく、バスでNYを後にするのだが、そこにはAJが…。
セックス・エデュケーション(2シーズン)
世界的に話題沸騰、驚異的な視聴数と評価を獲得しているドラマ。学園生活の悩みをセックスにフォーカスした、ミュージカルじゃない版の『glee/グリー』とでもいうべき青春コメディです。(レビューはこちら)
センス8(2シーズン)
ウォシャウスキー姉妹によるNETFLIXオリジナルドラマ。キホン『マトリックス』のようなSF大作でありながら、随所にゲイやレズビアン、トランスジェンダーが登場し、そのリアルな苦悩や歓びが描かれ、セクシーなシーンも満載な、どんどん次が観たくなる作品です。(レビューはこちら)
Glee/グリー(6シーズン)
すでにご覧になった方も多いかと思いますが、歌とダンスのシーンだけでなく、ストーリーも素晴らしく、ゲイが喜ぶ要素が「これでもか!」と詰め込まれたゲイ必見(感涙)な金字塔的名作ドラマ。ガガやケイティ、みんな大好きな楽曲がふんだんに使われているのも魅力。ゲイ役のクリス・コルファーがカミングアウトし、主演のコーリー・モンテースがシーズン中に亡くなり…実にいろんな出来事がありました。思い入れが強い方も多数いらっしゃるかと思います。(レビューはこちら)
POSEシーズン1
世界的にセンセーションを巻き起こし、GLAADメディア賞最優秀ドラマ賞も受賞した、話題のドラマ『POSE』。『glee/グリー』のライアン・マーフィが大勢のゲイやトランスジェンダーを起用して制作した、渾身の作品です。ボールルームでのウットリするような華やかなダンス対決のシーン、「女」どうしのプライドが激突する戦い、ノンケへのせつない恋、HIVのこと、思わず応援したくなる素朴な若いゲイの男の子、リーマン系イケメンの裸…あらゆるシーンがゲイテイストです。まだご覧になっていない方はこの機会にぜひ!(レビューはこちら)
アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺
『glee/グリー』で世界を席巻したライアン・マーフィが、ゲイのファッション・デザイナー、ジャンニ・ヴェルサーチが白昼堂々殺されるという衝撃の事件をドラマ化。第一級のクライム・サスペンスであり、ゲイ的にも非常に重要な意味を持つ傑作です。主演は『glee/グリー』の時とは真逆な凄まじい演技を見せてくれたダレン・クリスです。(レビューはこちら)
きのう何食べた?
いまさらご紹介するのもアレですが、原作漫画に忠実に製作され、キャスティングも絶妙で、とてもいいドラマでした。たくさん笑えたし、料理も美味しそうだったし、いろんな喜びがあって、幸せな気持ちになれるドラマです。日本のゲイドラマ史上に燦然と輝く名作だと思います。(レビューはこちら)
おっさんずラブ(2018年)
世間的にも大旋風を巻き起こし、社会現象にもなり、映画化もされたスゴい作品でした。実はNetflixではこのテレ朝のドラマシリーズ化の前の単発ドラマもこちらでご覧いただけたりします(キャストが少し違います&ややホモフォビックな表現が出てきます)。興味のある方はどうぞ。(レビューはこちら)
<リアリティ番組>
クィア・アイ IN JAPAN!
料理やファッション、美容など各分野のプロフェッショナルである「ファブ5」が悩みを抱えて自信を失くした人たちにセルフケアの大切さを伝えるリアリティ番組『クィア・アイ』が、日本でロケを行ったスピンオフ企画です。(レビューはこちら)
ル・ポールのドラァグ・レース(12シーズン)
ドラァグクイーン界の大御所でありレジェンドであるル・ポール先生がMCをつとめ、「アメリカズネクストトップモデル」などと同様、次世代のスターとなるドラァグクイーンを育てるべく、毎週様々なチャレンジを課していく超人気番組(エミー賞「リアリティ/コンペティション部門」最多受賞によりギネス世界記録に認定されました)。2020年、コロナ禍や予想外の出来事に翻弄されながら放映されたシーズン12のファイナルは、感動的です。
INDEX
- 特集:2021年初春のアート展
- 特集:2021年初春のオススメ映画
- レポート:「gaku-GAY-kai 2020」
- 初のオンライン開催となった「メトロ紅白歌合戦」「女装紅白歌合戦」
- Netflixでゲイ映画やドラマを観よう!(2)
- 2021年への希望を込めて−− 2020年忘れ&年越しイベント特集
- レポート:ピンクドット沖縄2020(オンライン)
- 二丁目の2つのコミュニティセンターで世界エイズデーの展覧会が開催中です
- レポート:明石プライドパレード2020
- レポート:「Reality&Fantasy The World of Tom of Finland」
- レポート:宮崎レインボーパレード2020
- レポート:さっぽろレインボープライド2020
- レインボーイベント年間スケジュール2020(2)下半期
- 特集:2020下半期のクィア映画
- レポート:GLOBAL PRIDE 2020
- 特集:2020夏のゲイ映画
- 特集:6月のオンラインプライドイベント
- レポート:青森レインボーパレード2020
- 特集:トム・オブ・フィンランド生誕100周年
- U-NEXTで名作ゲイ映画を観よう!
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