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二丁目の2つのコミュニティセンターで世界エイズデーの展覧会が開催中です

aktaで開催中の展覧会「U=U 2020 HIVの新常識を知ろう」と、プライドハウス東京レガシーで開催中の世界エイズデー企画展のレポートをお届けします。

二丁目の2つのコミュニティセンターで展覧会を観よう

2020年の世界エイズデーキャンペーン」でもお伝えしたように、「TOKYO AIDS WEEKS」関連イベントとして、世界エイズデー前後の期間中、二丁目のコミュニティセンター「akta」、そして(ほぼ二丁目と言ってよいのでは?と思う)新宿御苑前のLGBTQセンター「プライドハウス東京レガシー」で展覧会がスタートしました。天気もよかったので、さっそくおじゃましてきました。(2020.11.28)


「U=U 2020 HIVの新常識を知ろう」@akta

 今年、東京レインボープライドでHIV関連の合同ブースを出展する予定だった「NPO法人akta」「NPO法人日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラス」「認定NPO法人ぷれいす東京」「ヴィーヴヘルスケア株式会社」の4団体が共同で「U=U」のポスターを作成し、この展覧会が企画されました。

 g-lad xxでもたびたびお伝えしてきましたが、U=Uは、Undetectable(検出限界以下)= Untransmittable(感染することがない)という意味で、HIV陽性であっても治療してウィルスが検出値以下になっていれば、たとえ生でセックスしても相手に感染させる確率はゼロであるということです。
 
 展覧会では、ご挨拶文(aktaとしての「U=U」に関するステートメント)、KO-SKさん&YUHEIさんがモデルのセクシーPhotoとともに、「U=U」についてのポスター(よくあるQ&A)が見やすく展示されていて、一目で「U=U」のことがわかるようになっています。
 また、KO-SKさん&YUHEIさんの展示されていないアザーカットも掲載された素敵なブックレットももらえます。
 消毒、換気などのコロナ対策もされていますので、安心してお出かけください。



展覧会「U=U 2020 HIVの新常識を知ろう」
会期:2020年11月26日(木)〜12月25日(金)
会場:コミュニティセンターakta
開館時間:16:00-22:00 
定休日:月・火・水曜
無料
※ご来場者に新型コロナウイルスの感染防止対策へのご協力をお願いしています。



 
世界エイズデー in PRIDE HOUSE TOKYO LEGACY

 今年10月にオープンしたばかりのLGBTQセンター「プライドハウス東京レガシー」で開催されている世界エイズデーの企画展です。

 おそらくLiving Together関連のイベントに参加したことがある方は、きっとどなたかがHIV陽性者の手記を朗読するのを聞いたと思うのですが、そうした手記の中でも特によく読まれてきたのがユウジさんの手記だと思います。ユウジさんが6年余にわたって綴った「僕らのポジティブ・ダイアリー」と堀井ヒロツグさんの写真「Voices / からだの声を聴く」を合わせた企画展になっています。先着100名で、展示されている手記をプリントして綴じた手作り手記集ももらえます。

 ほかにも、U=Uの展示や、キース・ヘリングの小部屋(なんとキースの作品集が3冊も展示されています。ニューヨークの「パラダイス・ガレージ」でキース自ら主催した誕生日パーティ『PARTY OF LIFE』でマドンナが歌っている写真なども見ることができます)、そしてたくさんのLGBTQ関連書籍が並ぶ本棚なども堪能できて、まる一日過ごせそう。オススメです。







世界エイズデー in PRIDE HOUSE TOKYO LEGACY
会期:2020年11月27日(金)〜12月14日(月)
会場:プライドハウス東京レガシー(東京都新宿区新宿1-2-9 JF新宿御苑ビル2階)
開場時間:13時〜19時
休館日:火・水・木曜
無料
※ご来場者に新型コロナウイルスの感染防止対策へのご協力をお願いしています。


 どちらの会場もゲイのスタッフの方がいらっしゃるので、何か展示に関して質問してみたりとかも大丈夫ですし、気兼ねなくのんびり過ごすことができます。(残念ながらアイソの周年も中止となりましたが)コロナに気をつけながらも二丁目に遊びに行きたいという方、週末の午後、どこか気軽に立ち寄れる場所があったらいいな、という方なども、ぜひお出かけしてみてください。

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